ケイの読書日記

個人が書く書評

岸本葉子 「ちょっと早めの老い支度」

2015-07-13 09:40:37 | Weblog
 順番は前後するが、先回読んだ『続・ちょっと早めの老い支度」が面白かったので、これも読んでみる。
 電子書籍を探したが無かったので、図書館で予約して借りる。およそ1週間かかる。それを考えると、電子図書は便利だよね。1クリックで本がすぐ読める。

 どこかで本の情報をつかんで、あーーー、これ読みたい!!って本があるとする。本を手に入れるまで、少し時間がかかると、その間に、読みたいっていう情熱が薄らぎ、結局買わなかったりする。
 それを考えると、電子書籍にした方が、かえって本が売れるんじゃないかな? 作家も出版社も儲かるよ。でも…本屋さんが困るよね。私も、本屋さんの雰囲気は好きです。本屋さんが閉店したら悲しい。うーーーん、困ったなぁ。


 
 話を、このエッセイ集の感想にもどします。岸本さんが、このエッセイを書き始めたのが、50歳になろうとする時。いくらなんでも『老い支度』とは、早すぎると思うが、何事につけても早めでキチンと準備する人なんだ。

 対談が2本、載っている。一つは、産婦人科の女医さんと、女性の生涯健康についての対談。
 岸本さんは、40歳の頃、がんを患ったので、健康には人一倍気をつかっている。女は、男より6~7歳寿命が長い。それは、女性ホルモンに守られているからと、女医さんは言う。身体の事だけじゃない、認知症も。女性ホルモンが脳を守っているらしい。ホルモン補充療法をしていると、認知症になりにくいという。本当?
 岸本さんは、ホルモン補充療法をやる気満々だが、副作用がねえ…。本当に大丈夫か?

 もう一つの対談は、ファイナンシャルプランナーと『住まいとお金』について話し合っている。
 岸本さんは、70歳から、年間170万円でやっていく事になりそう、と書いてある。60~70歳には、個人年金が入ることになっているらしい。
 ただ、岸本さんの場合、持ち家だし、自営業者だから、心配する事ないと思う。
 でも、持ち家の場合、かえって家の補修費がかかるかもしれないね。
 なんにせよ、岸本さん、大丈夫。70歳過ぎても、エッセイの仕事あるって。
コメント (2)
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