れんげ荘物語の①と③が面白かったので、②の「働かないの」を読んでみる。ぼんやりと想像していただけのキョウコさんの年齢がハッキリする。
45歳の時に大手広告代理店を退職して、48歳の時に東日本大震災を経験。つまり、現在56歳。(もちろんキョウコさんは架空の人物。このお話はフィクション)ということは、バブル世代の初めの方なのか。
前々回のブログで取り上げた「今夜もカネで解決だ」の中に、人を癒すヨガインストラクターやセラピストといった人の前職が、外資系金融機関という例が多いと書いてあった。なるほどね。あまりにも激務だと、ひとは癒す側になりたがるようだ。
キョウコさんも、男性の同僚に嫉妬されるほど仕事ができたが、燃え尽き症候群なのか、働くことをパタリと止めた。
キョウコさんは無職になった時、何もする事が無いのに不安を感じ、いつも(これでいいの!)と自分に言い聞かせていたが、しばらくすると何も思わなくなり、紅茶を飲みながらぼーーーっと空を眺めていても罪悪感は無くなったそうだ。
ああ、これが正しい無職の在り方。定年後の自分のお手本を見ているようだ。
れんげ荘での人間関係もいい。大家さんも「こんな古いボロアパートを借りてくれてありがとう。固定資産税の足しになるよ」という感じだし、不動産屋の親父も親切。入居者も変な人はいない。
そうそう、キョウコさんの安寧を犯すものとして、区役所のタナカイチロウ君がいる。何年も無職をやっていると電話がかかって来て「本当に無職なのか?生活費はどうしているのか?何年無職なのか?どうして無職なのか?今後も働かないのか?」などを尋ねてくる。
職が無くても株や土地の売買で不労所得があるかどうか、あるなら申告させて所得税や住民税を払ってもらおう、というつもりなんだろう。
確かに、キョウコさんのように貯金を取り崩して生活している人は少ないだろう。
東日本大震災の時、れんげ荘はつぶれてもおかしくなかった。遅かれ早かれ、取り壊しになるだろう。そうなった時、キョウコさんはどこに住むのか? 思い切って田舎暮らしもいいんじゃない?
家って空き家にして締め切っていると、すごく痛みが早い。たとえ家賃貰わなくても、誰かに住んでもらう方が、家の管理のためには良いんだよね。
しかし家賃が安くなるとホクホクしても、交通費がかかるようになる。それに田舎の人間関係が煩わしいかも。
田舎では60歳前は若手だから、大切にされるよ。などなど、色んな空想をしてしまうよ。
45歳の時に大手広告代理店を退職して、48歳の時に東日本大震災を経験。つまり、現在56歳。(もちろんキョウコさんは架空の人物。このお話はフィクション)ということは、バブル世代の初めの方なのか。
前々回のブログで取り上げた「今夜もカネで解決だ」の中に、人を癒すヨガインストラクターやセラピストといった人の前職が、外資系金融機関という例が多いと書いてあった。なるほどね。あまりにも激務だと、ひとは癒す側になりたがるようだ。
キョウコさんも、男性の同僚に嫉妬されるほど仕事ができたが、燃え尽き症候群なのか、働くことをパタリと止めた。
キョウコさんは無職になった時、何もする事が無いのに不安を感じ、いつも(これでいいの!)と自分に言い聞かせていたが、しばらくすると何も思わなくなり、紅茶を飲みながらぼーーーっと空を眺めていても罪悪感は無くなったそうだ。
ああ、これが正しい無職の在り方。定年後の自分のお手本を見ているようだ。
れんげ荘での人間関係もいい。大家さんも「こんな古いボロアパートを借りてくれてありがとう。固定資産税の足しになるよ」という感じだし、不動産屋の親父も親切。入居者も変な人はいない。
そうそう、キョウコさんの安寧を犯すものとして、区役所のタナカイチロウ君がいる。何年も無職をやっていると電話がかかって来て「本当に無職なのか?生活費はどうしているのか?何年無職なのか?どうして無職なのか?今後も働かないのか?」などを尋ねてくる。
職が無くても株や土地の売買で不労所得があるかどうか、あるなら申告させて所得税や住民税を払ってもらおう、というつもりなんだろう。
確かに、キョウコさんのように貯金を取り崩して生活している人は少ないだろう。
東日本大震災の時、れんげ荘はつぶれてもおかしくなかった。遅かれ早かれ、取り壊しになるだろう。そうなった時、キョウコさんはどこに住むのか? 思い切って田舎暮らしもいいんじゃない?
家って空き家にして締め切っていると、すごく痛みが早い。たとえ家賃貰わなくても、誰かに住んでもらう方が、家の管理のためには良いんだよね。
しかし家賃が安くなるとホクホクしても、交通費がかかるようになる。それに田舎の人間関係が煩わしいかも。
田舎では60歳前は若手だから、大切にされるよ。などなど、色んな空想をしてしまうよ。