ケイの読書日記

個人が書く書評

クリスティ作「複数の時計」を読んで

2005-09-13 13:46:16 | Weblog


 この作品を読み進めていくうちに、すごく違和感を感じた。
 クリスティらしくないのだ。ポアロは途中から出てくるが脇役扱いなので、そのせいかな?とも思ったが、どうも違う。訳者のせいではないだろうか。
 クリスティのレトロ感、セピア色の感じ、クラシックの雰囲気が全然無い。1963年ごろの作品らしいから、しかたないかも、と思う人もいるかもしれないが、そんなことはない!!それ以降の作品でも、クリスティらしい小説はたくさんある。

 「複雑そうに見せかける必要があるとすると単純な犯罪に相違ない」というポアロの言葉どおり、小道具を取り払うと、本当に単純な犯罪。私は気がつかなかったが、いろんな所にヒントがちりばめられてあって、注意して読めば、矛盾点から犯人がわかるようになっている。

 この小説のめずらしい所はポアロの口をかりて、クリスティが推理小説論を展開する所。
 「アルセーヌ・ルパンの冒険」「黄色い部屋の謎」「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル、ディクスン・カー、チェスタートン、etcこの他いろんな名前が出てきたが、私の知らない名前だったから省く。
 ものたりないね。もっともっとクリスティの推理小説論を読みたかったよ。
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ただいまブログのテスト中

2005-09-10 09:21:08 | Weblog
 前回は自分で撮った写真をブログに使ったけど、もともと写真の趣味は無いので今回は、フォトショップの素材集から使わせてもらいます。どんなふうになるのかな?
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クリスティ作「ハロウィンパーティ」

2005-09-07 14:54:52 | Weblog
大好きな本・読んだ本

 あまりにも長い間同じテンプレートを使っていたので、気分転換のために変えて見ました。どうぞご覧になってくださいね。

 「ハロウィンパーティ」は、クリスティ晩年の1969年の作品。これはクリスティ評論家たちの評価はあまり高くないようだけど、私はいい作品だと思う。


 ハロウィンパーティの飾り付けをしている会場で、子どもたちの話題が探偵小説に及んだとき、一人の少女が突然、殺人の現場を目撃したことがある、と言い出す。
 またいつもの嘘か、と誰もが本気にしなかったが、翌晩その少女が水の入ったバケツに顔を突っ込まれ、水死させられているのが発見される!


 推理がどうの、というより子ども向けパーティでの催し物が楽しい。こういうところの描写は、さすがクリスティだと思う。

 競技用の飾りのついたホウキ
 小麦粉と6ペンス玉のゲーム
 バケツに浮かべたりんごの早食いゲーム
 未来のおむこさんが鏡にあらわれるゲーム
 ダンス
 スナップドラゴン(干しぶどうにブランデーをかけ燃やして、素手で干しぶどう      を取るゲーム。香ばしくておいしそうだがヤケドはしないのかな?)

 まるでハリーポッターが出てきそう。

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気分転換のためテンプレートを変えてみました。

2005-09-07 14:12:29 | Weblog
 あまりにも長い間同じテンプレートを使っていたので、気分転換のため、キャンドルの物に変えてみました。どうでしょうか。
 自分では変更できているつもりでも、実際は変わっていなかったりして。とにかく、これで投稿してみます。
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またまたブログのテスト中

2005-09-03 16:04:01 | Weblog
 今度は自分だけで復習してみようと、がんばっているつもりなのですが、投稿文が消えてしまい苦戦しています。今度こそ、成功しますように。
 写真はおしろいばな。、雑草ですが、いい香りがします。でも、もう花は終わりかけですね。
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