津村記久子は大好きだけど、私、サッカーに興味ないしなぁ…と少し躊躇しながら借りたが、杞憂だった。すごく面白い。
サッカーの2部リーグJ2の試合結果に、一喜一憂するサポーターさんたちの日常を書いた小説なのだ。だから、そんなに難しい専門用語はでてこないし、試合展開にさくページも多くないので、私にもついていける。
こういう地元のひいきチームを家族全員で応援している人たちの話を読むと、私はどうしてもサッカーのグランパスより、中日ドラゴンズを思い出してしまう。まぁ、私の年代からいって、プロスポーツといえば野球という時代が長かったせいもある。
サッカーの試合は一度も観戦した事が無いけど、ドラゴンズの試合は何回かある。一度もチケットを買った事はないが、頂くのだ。一番最初に球場に行ったのは、小学校5年生の時だったと思う。近所の人からチケットをもらって。中日VS広島。当時、4位と最下位の試合だった。広島は今は強いけど、当時は弱かった。ほら、巨人のV9の時代。中日とヤクルトと広島は万年Bクラスだった。
広島って資金力がないのに、どうして強くなれたのかな? 中日はそれなりにお金を出して補強しているはずなのに、どうしていつも最下位争い? ああ、落合監督の時代が懐かしい。中日が日本一になった時、野球にたいして興味ない私も、パレードを観に行ったりDVDを買ったりしたっけ。
ああ、いかんいかん、平常心を保たなければ。
あまり関係のない話をひとつ。私の親せきに、ひきこもり気味の人がいて、その人が野球やサッカーが好きで、よく1人で球場やスタジアムに観戦に行くという。グッズもせっせと買うらしい。30歳代の半ば過ぎの人だけど、働いてないので親からお金をもらって。
スポーツ観戦に対する、そのアグレッシブな姿勢には驚いた。1人で行くのってすごくない?なんて心の中で思っていたが、この小説の中で、そういう人が結構いるのだ。その中の1人が「そこに集まる人が大勢で多様であればあるほど、自分が一人であるのを受け入れられる」という意味の事を言っていた。なんか分かるような気がする。
そうそう、第7話「権現様の弟、旅に出る」 津村記久子らしい、ゆるーいユーモアがあって気に入った。映画化に向いてるんじゃない?
サッカーの2部リーグJ2の試合結果に、一喜一憂するサポーターさんたちの日常を書いた小説なのだ。だから、そんなに難しい専門用語はでてこないし、試合展開にさくページも多くないので、私にもついていける。
こういう地元のひいきチームを家族全員で応援している人たちの話を読むと、私はどうしてもサッカーのグランパスより、中日ドラゴンズを思い出してしまう。まぁ、私の年代からいって、プロスポーツといえば野球という時代が長かったせいもある。
サッカーの試合は一度も観戦した事が無いけど、ドラゴンズの試合は何回かある。一度もチケットを買った事はないが、頂くのだ。一番最初に球場に行ったのは、小学校5年生の時だったと思う。近所の人からチケットをもらって。中日VS広島。当時、4位と最下位の試合だった。広島は今は強いけど、当時は弱かった。ほら、巨人のV9の時代。中日とヤクルトと広島は万年Bクラスだった。
広島って資金力がないのに、どうして強くなれたのかな? 中日はそれなりにお金を出して補強しているはずなのに、どうしていつも最下位争い? ああ、落合監督の時代が懐かしい。中日が日本一になった時、野球にたいして興味ない私も、パレードを観に行ったりDVDを買ったりしたっけ。
ああ、いかんいかん、平常心を保たなければ。
あまり関係のない話をひとつ。私の親せきに、ひきこもり気味の人がいて、その人が野球やサッカーが好きで、よく1人で球場やスタジアムに観戦に行くという。グッズもせっせと買うらしい。30歳代の半ば過ぎの人だけど、働いてないので親からお金をもらって。
スポーツ観戦に対する、そのアグレッシブな姿勢には驚いた。1人で行くのってすごくない?なんて心の中で思っていたが、この小説の中で、そういう人が結構いるのだ。その中の1人が「そこに集まる人が大勢で多様であればあるほど、自分が一人であるのを受け入れられる」という意味の事を言っていた。なんか分かるような気がする。
そうそう、第7話「権現様の弟、旅に出る」 津村記久子らしい、ゆるーいユーモアがあって気に入った。映画化に向いてるんじゃない?