2004年 アフリカ・ザンビアの裁判所は、
浮気の心配から妻に毎晩寝室に閉じ込められた男性に
離婚を認める判決を下しました。
判事は「行き過ぎた疑いが夫婦関係を壊した。」と述べました。
夫が妻を閉じ込めたのではなくて
妻が夫を閉じ込めたんですよね。
かなりの浮気癖がある男性であったならまだしもですが、
独占欲が激しすぎる女性だったのか、
自分に自信が無さ過ぎたのか、
二人を繋ぐ石橋の強度を疑って何度も叩いている内に
大切な石橋が壊れてしまったようです。
私達が住む日本の社会は、
有難いことに飛行機が墜落したり、電車が脱線したり、
乗る車が爆発炎上したりすることは稀です。
それらに関わる人達が素晴らしい工業製品を造り上げ、
さらにメンテナンスを怠らないお陰ではあるのですが、
100%、絶対に事故が起きない保証はありません。
街をただ歩いていたとしても通り魔や暴走車や
上から何かが落下して被害を受ける危険性があります。
私達は、100%に足らない部分が
限りなく0に近いと信頼をし危険を受け入れることで
交通機関を利用したり行動することが出来ます。
そうでなく危険性の部分に気持ちを向けていると
何処まで行っても0%にはならないので
いつまでたっても何一つ行動が出来なくなります。
それと同じで人間関係や男女の関係においても
100%の保証は何をしても手に入ることがないので
どこかで相手を信頼するしかない訳です。
石橋の強度が維持されているかどうかを確かめようとして
相手を疑い、確かめ、裏切られないよう行動を抑制する行為は、
大切な石橋の破壊行為でしかありません。
相手の笑顔を生み出し、心地良さが感じられる自分であることで
大切な人との間に渡された石橋の強度は自然に増していきます。
どうせやるならそっちでなくちゃね。