2004年 マレーシアで緊急通報用の電話番号、
999の調査が行われました。
年間、67万件の通報の内、本物の通報は2%。
残る98%の大半は、電話口に出る女性職員との
お喋りが目的だった。
自分にとって魅力的な声の持主が
必ずしもビジュアルも同様に好みとは限らないですが、
声質や話し方には、その人の性格が表れていたりします。
上のような緊急避難用のオペレーターなんかは
オペレーターとして訓練されているので
日常と同じとは限らないと思うんですけど
優しく柔らかい口調を聞くと癒されるんでしょうね。
まあオペレーターの女性職員とお喋りしたいと
電話しているほとんどの男性も魅惑的な声から
想像した理想の女性とのやり取りを
少しの時間楽しめればと思っているのでしょうけど………
緊急通報に待機している女性職員とお喋りをして
楽しむ位良いだろうと軽く考えている人達もいれば、
かなり深刻な状態で話を聞いてもらう人もいるかもですが、
そうだとしても電話する場所が違うっしょ。
具合の悪いパソコンのことを相談するために
寿司屋に電話するかって話ですよね。
それによって緊急通報が混雑することで
真に必要な人と繋がらないようなことが起きて
命が失われることもあるって考えが及ばないのかなあ。
犯罪で逮捕されることはないのかもしれませんが、
かなり罪深いことをしていると思うんですよね。
しかし67万件の通報の内98%がお喋り目的って
マレーシアの人口が、約3300万人だそうなので
人口約4倍の日本で同じようなことが同じ比率で起きたら
日本の民度はどこいったって世間を賑わして大変です。
でも同じ人間なのでアクションは起こしてないけど
心の中は大差ないのかも。どうなんでしょうね。
街に溢れている人達を見ると
皆幸せそうで、自分だけが孤独で寂しい。
なんて思ったりする人もいるかも知れませんが、
それって案外と間違っているかもね。