心の扉 神戸カウンセリング花時計

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私達に教えてくれるもの

2010年06月10日 | コミュニケーション




確かイギリスだったと思うのですが、

次のような犬に関しての有名な言い伝えがあります。



「子供が生まれたら犬を飼いなさい。

 子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

 子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

 子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

 そして子供がおとなになった時、

 自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。」



この言葉の後には、

猫についての言葉が続いているようです。



犬と猫と言えばペットの代表格ですが、

ペットと言うと、飼っている人の中には、

ペットではなく家族の一員だと気分を悪くする人もいる位、

人から愛されている動物です。



上記の言い伝えのような犬に関しての

記事がありましたのでご紹介します。



「犬が生きてきた目的―ある獣医の手記」


私は獣医として働いているが、

ある日ベルカーと言う名前の10歳になる

ウルフハウンドを診るために呼ばれた。



主人のロン、その妻リサ、

そして小さな息子のシェインは、

3人ともベルカーが大好きで何らかの奇跡が

起こってくれないかと期待していた。



ベルカーを診察してみると

ガンで余命わずかであることがわかった。

もうベルカーは手遅れなことを家族に伝え、

家庭で安楽死させる選択肢があると伝えた。



各種手続きを取っていると

夫婦は6歳の息子シェインにも

その処置を見せるつもりだと私に言ってきた。


シェインがその経験によって、

何か学ぶものがあるかもしれないと感じたようだ。



その翌日、私はベルカーの家族に囲まれながら、

喉に何かひっかかるようなものを感じていた。



歳を重ねた犬に最後の抱擁をするシェインは

落ち着いているように見え、

私はこの子が状況を理解できているのか疑問に感じていた。



数分のうちにベルカーは安らかに、

眠るように息を引き取った。



シェインはベルカーの変化を特に混乱することもなく、

難なく受け入れたようだった。



私たちはベルカーの死後、

しばらくそこに座り、

動物の命が人間のものより短いと言う、

悲しい現実について話し合った。



静かに会話を聞いていたシェインが突然、

「どういうことか、わかるよ」と言った。



私たちは驚き、全員が彼の方を向いた。



彼がそのときに放った言葉は私を驚かせた。

それまで、これほど心地よい説明を聞いたことがなかったからだ。

彼はこう言ったのだ。



「人は、いい人生の過ごし方を

学ぶために生まれてくるよね。

いつもみんなを愛することとか、

人に優しくすることとか。だよね?」



そしてその6歳の少年は続けた。

「ほら、犬はもうそれをすでに知ってるんだから、

そんなに長いこと、この世にいなくていいんだ。」



この記事が本当にあった事なのかどうかは分かりませんが、

犬に対しての強い愛情が溢れています。



犬は、飼い主とその家族が地位が有ろうと無かろうと、

顔やスタイルがどうであろうと、

どんな性格であろうと、

犯罪者であろうとなかろうと、

心底、求め、そして愛してくれます。



最後にもう一つ。


自分の人生の目標は、

犬に思われているような、

すてきな自分になることだ。 (作者不詳)



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