遊園地に付き物と言っていいのが
お化け屋敷や絶叫マシン。
人間は、ひとつの刺激になれると
より刺激を求めて行動するものですから
お化け屋敷も絶叫マシンも
各遊園地が競い合うように
そのレベルが高まっています。
あれは何なんでしょうか。
私個人の勝手な統計では
男性よりも女性の方が
あの強烈なハラハラドキドキ感を好きな人が
多いように思うのです。
私なんてのは、
東京ディズニー・クラス以上の乗り物を
求める気持ちはないで
東京で遊園地デートと言えば
ディズニーで勘弁してもらっていました。
絶叫マシンは、
とてつもない危うさ(怖さ)を感じさせることと、
絶対的な安全を両立することで
成り立っています。
これは、テレビゲームもスポーツの試合も
格闘技も同じで
クリアと失敗、
勝利の喜びと負けの悔しさの双方が
同時に存在するところに
自分の身を置くことで
あのハラハラドキドキを楽しめます。
ヨコ線の左端を完全なる安全として
右端を破滅的、壊滅的な危険とすると、
真ん中あたりがハラハラドキドキの地点で
その左側がワクワクドキドキの地点で
その右側が恐怖のレッドゾーンとしていいかと思います。
何も、本当に興味のないものや、やりたいと思わないものに
一歩踏み出すこともないと思いますし、
そして、興味があったとしても、
やらなくてはならないとしても
レッド・ゾーンやハラハラドキドキ・ゾーンであるようなものに
勇気を振り絞り、目を見開いて
えいやと足を踏み入れなくても良いと思うのです。
しかしながら、一歩踏み出すことになるゾーンを
ワクワクドキドキ・ゾーンであると頭で理解しているのに
心が、ハラハラドキドキ・ゾーンまたはレッド・ゾーンと
認識をして行動にブレーキをかけている場合は別です。
こんな時に、死に物狂いで
一歩踏み出すことも有りといえば有りなのですが、
相当な勇気と決断が必要ですから結構大変です。
自分では踏み込めなければ
良かれと思った誰かが背中をドンと押してくれたり、
その状況に身を置くように仕向けられていたりすると
いやがおうでもその状況に対処しなければならなくなります。
この時、必死こいてやってみると
「おっ俺もやれるもんだな。」なんてこともありますが、
悪くすると
心が、状況がさらに悪化したと判断して
パニックになり、
パニックになったことを経験値として学びとり、
同じ状況に対して、
心の身構え方がさらに強まることも
考えられます。
どっちに転ぶかわからないのでは、
ギャンブル的な取り組みとなります。
しかし、本来は、ワクワクドキドキ・ゾーンなのですから
一歩踏み出すその地点の隅に追いやっている安全性を確認し
心の真ん中に持って来れた分だけ危険性が薄まり、
心のブレーキを弱めることができます。
ワクワクドキドキ・ゾーンをそのまま
ワクワクドキドキ・ゾーンとして認識する数が増えただけ
自分の持てるものを発揮することができる場が増えますし、
自分の可能性を広げ、高めることに繋がりますし、
自分にとって楽しめることが増えるというのが
なによりだと思うのです。
そのために何が必要なのか、
何をどうすれば、そう感じられるのか、
その部分を
相談に来て頂いた方と共に検討し、
相談者が目的を成し遂げれるように
協力させて頂くこと、
それが、私達の仕事です。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
「緊張感の向こう側に自分の宝物がある。」
藤原さん。良い表現ですねえ。