心の扉 神戸カウンセリング花時計

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欺き陥れる

2019年03月16日 | 雑感・愚見

2018年の終わり、オーストラリアの

シドニーに住む女性が自分の顔を殴り、

夫をDV犯に仕立てたことがバレて逮捕されました。

 

逮捕された妻は、警察を欺いて

夫を陥れて居住権と資産家の夫の財産を

手に入れるのが目的だったようです。

 

上の様な事をしなくとも

何らかの離婚に至る責任が夫側に多分にあるならば、

離婚する際には財産分与と養育費と慰謝料等が、

多く取れるはずなのですが、

この妻は、そうはしなかったことになります。

 

夫が真面目に誠実な夫婦生活を送っていたからこそ、

夫の財産を奪うためには、

話をでっちあげるしかなかったのかも知れません。

 

私的に、この妻の一番許せない所は、

全部奪い取ろうとしただけではなく

無い話をでっちあげて

夫の社会的信用まで粉々にしようとしている点です。


こうなると最初から夫の財産を狙った結婚だった

可能性すらあります。


未然に防ぐ方法は、たった一つ。

そのような悪鬼の心を持っている人間を

見抜いて近づかないことしかありません。


起きた時の対処方法としては、

策略をきっちりと跳ね返し、二度と向かって来れないように

叩きつぶせるだけの圧倒的、強烈な対処をすることになります。

中途半端な対処をすると、

相手からの攻撃は手を変え品を変えて続くかもしれません。


今回のおぞましい事件は、

女性の知略が穴ぼこ矛盾で幼稚だったのか、

夫に対して周りの人間的評価が良かったのか、

とにかく警察を欺くことに失敗したので

おぞましい計画は失敗に終わりました。


ではあるのですが、

夫は、妻がでっち上げた話のお陰で、

本来は有意義なことに使うことが出来たはずの

自分の時間や労力を費やすことになったので

疑いが晴れたから良かった良かったにはならないので

本当に罪深き行いです。


私が地獄の亡者の審判を下す十王の一人であったなら、

夫を陥れ、警察まで愚弄しようとした

この女性に対して餓鬼道か地獄道行きの判決を下すのは

間違いないところです。


さて、人を完璧に欺くには

高レベルな知力、知略、言語能力、演技力、

そして、悪鬼の心を備えてなければ

一時の間は欺けても、その悪事は露呈するものです。


完璧に他人を欺き陥れるためには、

①対象とする人や組織からの

信頼や信用を得る必要があります。


「まさか、あの人が。」と思わせる必要があります。

(挨拶、笑顔、誠実を装う、褒め上手、装い、言葉遣い、等)


口が上手い、言葉が巧である必要があります。

自信満々で説得力があり、話に矛盾したものがない。

欺くために必要なアイテムを用意して

完璧な舞台を整える。


人を傷つけることに罪悪感がない。

欺く時に、良心が顔出すと説得力が弱くなり、

演技行動に不自然さが表れて

対象者に不信感や疑念が生まれて

泥船に乗ることをためらわせてしまいます。


語ることに矛盾が生じたり、

整合性が取れない事実を出されても、

おどおどせずに堂々とした態度を崩さずに

説得力のある言い分を淀みなく繰り出せる。

(肝の据わった精神力)

 

人を完全に欺き、陥れることは

そう易々と出来るものではありませんし、

関わる人数が増えるとより難しくなります。


また、欺いくだけでも悪質であれば、

相手から信用を失い孤立する危険性がありますが、

欺き陥れようとしていたなんてことが露呈すると、

相手から強烈な反撃を受けることになります。


陥れようとする人の心理として、

A)妬みや嫉妬、恨み等。


真っ当な恨みの場合は、

褒められたことではありませんし、

賛成も出来かねますが、

まあ理解できるところもあります。


しかし、妬みや嫉妬から

自分より評価が高い人や幸せな人を

謀略、策略によって排除したり、

引きずり落とそうとするのはあまりにも悪質です。


事実を元に意見を述べたり、

告発したりするのとは、まるで違います。

 

好かれたり、頼られたり、高評価を得たりと、

注目されるのは自分でなければならないであるとか、

 

自分よりも高評価を得ている身近な人物がいると、

我慢ならなくなったりする人には、

心の底に大きなコンプレックスが隠れている可能性があります。


B)自分の利益で動く。


自分の利益のためには、

他人にどれだけ被害を及ぼそうがお構いなしに動きます。


利益と言うのは、金銭的なものだけではなく

自分の願望を叶えるためであったり、

自分の立場、自分への評価等を

維持したり高めるために邪魔になる人であったり、


自分の居心地の良い環境を維持するために

気に食わない人を排除しようとします。


C)安心・快感から。


目立つ幸せな人、優秀な人、好かれる人を

陥れて引きずり降ろすことで

自分の孤立感や取り残され感や劣等感を和らげます。


他人を攻撃することで

脳内で快感物質が放出されると言われていて、

その快感物質と他人をコントルールすることへの

全能感の虜になっています。


悪鬼の心を持つ人から自己防衛をするには、

人を見抜く力を高いレベルまで養うと

悪鬼から一定の距離を取ることが出来ますが、

人を見る目、見抜く力は一朝一夕に身に付くものではありません。


なので、普段から複数の人と誠実な交流を持ち、

周りの人から信用を得ておくことで

陥れられることからの防御力が高まります。


また、自分がターゲットにされるだけではなく

陥れる加担側として利用されることもあります。


巻き込まれて加害者側、被害者側の

どちら側に立っても良い気分にはならないので

聞かされた話を鵜呑みにしないことも自己防衛に繋がります。


でも日本の社会では、どうなんでしょうか。

私の感覚では、まだまだ心暖かな人が

大半を占めていると感じています。


ここまで書いていて、何だかこれって、

今の日本の国が、やられている側の

当事者になっているような気がしてきました。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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