2016年 マレーシアの33歳の男性が
10年間毎日ラーメンを30杯食べまくったら
体重が320㎏となって身動きが取れなくなりました。
結果、男性は20人がかりでトラックに乗せられて
病院に搬送されたそうです。
毎日30杯もラーメンを食べまくったら
そりゃ体重が増え続けるだろうとは思いますが
体重320㎏までとは驚きです。
私は基本的に人間は健康を維持するために
適切な体型を維持するように脳からの指令によって
食欲が調整されると考えています。
過剰なカロリーを摂取しないように満腹感、満足感を感じさせて
食への興味を失わさせてくれますし、
大好物な食べ物でも毎日食べ続けていると食べ飽きてしまうのも
栄養を偏りなく満遍なく取らせるための反応です。
そして、身体が求めている栄養や味を摂取した際に、
脳から正解のご褒美かのような快感を得ることになるのですが、
この快感は、汎用性があるようで
ストレスを解消して精神的なバランスを取り戻すためにも
食欲の快感は利用されるようです。
なのでマレーシアの男性の場合は、食事の際に得られる快感を
精神的なバランスを取るために利用している反応だと思われますし、
体重が320㎏となってしまった様子から
私達は身体の健康を維持する働きよりも
精神的なバランスを取ろうとする働きの方が
優位となっているのかも知れません。
夏の海水浴で水着を着るので少しでも痩せるためにと
短期間だけ3~5㎏体重を落とすような減量行為は
スイッチを入れさえすれば成功できるものですが、
落した体重を長く維持することを目的にする
ダイエットの場合は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスだけでなく
精神的な部分も考える必要が有ります。
何らかの慢性的な精神的な負担や欲求不満が存在して
食の快感によって精神的なバランスが取られている割合が高い場合には、
それらを解消しておかなければ
ダイエットの失敗に繋がる大きな要因になります。