心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

卵が先か鶏が先か

2013年11月08日 | 見方、捉え方




「卵が先なのか、鶏が先なのか。」

生命誕生に関係する重要なことだからかどうか分かりませんが、

こんなことを長年に渡って研究していた方々から

鶏が先との結論に至った発表があったようです。



誠に失礼かと思うのですが

私にとっては、

どっちが先でもどうでも良いようなもので

お寿司を何から食べて何で締めたら

満足度が高まるかの方が気になる所です。



さてですが、

パニック障害も、摂食障害も、その他の多くの問題も

突き詰めれば

対人への不安や恐れが

その基になっていたりします。



これを、卵が先なのか鳥が先なのか的に考えると、


人と接することに不安や怖さを感じるから

「自分は駄目だ。」「自分は受け入れてもらえない。」

「大切にしてもらえるような人間ではない。」

と言った自己イメージを持ってしまったのか、



それとも、

「自分は駄目だ。」「自分は受け入れてもらえない。」

「大切にしてもらえるような人間ではない。」

と言った自己イメージを持っているから

人と接することに不安や恐れを抱いてしまうのかとなります。



しかし、悩みの状態にいるその人にとっては、

どっちが先かよりも

その不安や恐れを抱くことになる心のパターンを

崩すためには「何が」の方が

遥かに重要ことなのは言うまでもありません。



その個人にとっては

過去がどうであったよりも

現在、未来がどうであるのかの方が大切なはずです。



そして、過去がどうであっただろうと

現在をそれほど悪くないと思えていたり、

未来に期待を持てるような現在であるなら

その過去があったから今があるなんて思えたり、

その過去を思い返すこともなくなります。



逆に、現在が結構酷いと感じてたり、

未来に期待が持てないような状況だと

どんな素晴らしい過去を過ごしてきたとしても

親に甘やかされた所為だとか、

あんなことがあったからだとか、

あんないい想いをした所為で

調子に乗り過ぎてしまったとか

過去を悪く捉えてしまいがちです。



因果の法則からすると

現在の結果は、過去に起因するのは

間違いが無い所なのですが

現在を酷い状態のまま続けさせるのか、

終わらすのかのカギを握っているのは

自分が現在とどう向き合っているかです。



どっぷりと心を過去に住まわして

過去の出来事を悔み続けたり、怨み続けても

現在を好転させることに繋がることはありません。



心を過去に向かわせるにしても

それは、現在の酷さにお墨付きを与えるためではなく、

現在をより良くするために

心を過去に向かわせるのでなくてはなりません。



全ては現在、未来のためにです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジョジョさんへ (神戸花時計)
2014-10-29 20:11:53
なんと親子丼にその答えがあったとは。。。

少し前にですが、ある研究者と言うか団体と言うのか、
その結論を発表していたのを見かけましたが、その結論がどっちだったのか覚えていません。

その結論はどっちであるのかについては興味が全く無いので記憶に留まってい無良かったのでしょう。

私的には、このようなどうでも良い様な事だと思える謎について結論よりも提案自体に興味があり、そして、そのような謎に真剣に興味を持つ人達に魅力を感じます。
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Unknown (ジョジョ)
2014-10-26 10:20:20

鶏が先です。

親子丼を食べたら、この答えが出ました。
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