心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

徳島県 勝端城址(見性寺)

2022年08月29日 | 名所巡り(四国)

 

元々の日本の夏季休暇は、

酷暑を回避してもらうためにと

明治時代に始まったと記憶しています。

 

学校の約1ヵ月半は良いとしても

企業の夏季休暇として1週間程度の期間では

大抵、休暇明けても酷暑真っ最中なので

短過ぎるのではないかと思うのですが、

 

この時期にある仏教行事やお祭りなど

各地の色々な伝統的な慣習を行うためや

ご無沙汰している実家に帰省する等の

貴重な期間となっています。

 

温帯に属する外国の夏季休暇は、学校では3ヶ月、

企業は、約1ヵ月程度が一般的で

その期間に家族で長期旅行に出かけたりするようで

まさにサマーバケーションですよね。

 

私も勝手ながら設けさせてもらった

夏季休暇の期間を利用して

摂津の国から淡路の国、淡路の国から阿波の国へと

国外へと出かけてきました。

 

 

 

阿波の国 珈琲煎家 まいせん(Meissen)

 

トンカツ好きの友人が人伝に聞いた

安くて美味しいカツサンドが食べられるお店、

『まいせん』に行ってみたいと言うのでご同伴。

 

まいせん?カツサンド?

東京在住の際によく耳にしていた

カツサンドの有名店『まい泉』が

徳島県にもあるんだと思っていたのですが………

 

 

 

珈琲煎家 『まいせん』店内

 

多くのお客さんで賑わいを見せている昼時近くの店内。

店構えが私の知っている『まい泉』とは違うので

お店の人に尋ねたら、やっぱ違いました。

 

しかし、スマホやデジカメの液晶画面で見ると

ピントもバッチリで引き締まった画像なのに

ブログに同じ画像をアップしたのを見るとピントが………

何でだろう?

 

 

 

焼きチーズカレー(ドリア風)

 

友人は、カツサンドを、

私は、焼きチーズカレーとアイスコーヒーをオーダー。

 

朝食と昼食を兼ねた本日一発目の食事で

お腹も丁度良い塩梅の減り加減だった所為で

運ばれてきた料理を口に運ぼうと

スプーンでひと掬いした瞬間に

まだ撮影していないことを思い出した位なので

友人のカツサンドは、撮影し損ねました。

 

友人の元に運ばれてきたカツサンドのカツは、

割と薄めですがサイズが大きめで

食べやすそうな感じでした。

 

カツサンドを頬張る友人が話す言葉に

旨いよりもお得の方が多かったので

味の方は、まあ普通なのかなと勝手に想像。

 

 

 

勝瑞城址(龍音山 見性寺)

 

珈琲煎家『まいせん』の近くにある

勝端城址(龍音山 見性寺)は、

 

戦国時代の最初の天下人とされる

三好氏の本拠の城址であり菩提寺で

隣接する勝瑞城館址と合わせて国指定史跡です。

 

余談ではありますが私の場合、三好と言われると

三好元長や三好長慶や三好三人衆よりも

三好清海入道の名前が一番に浮かぶんですよね。

 

 

 

水堀

 

 

 

勝端城址(見性寺境内)

 

 

 

 

左から三好之長、三好元長、三好義賢、三好長治のお墓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍音山見性寺 本堂

 

 

 

勝端義冢の碑

 

義冢(ぎちょう)は、人物の名前ではなく

弔う縁者のいない人の墓(無名戦士の墓)。

 

堤防工事をした際に沢山の遺骨が出たことから

無縁仏の供養のために江戸時代中期の1783年に

勝端村の庄屋『岩佐谷助』が建立したもの。

 

 

 

 

 

 

敷地北側の復元土塁と矢竹

 

土塁は、盛土による堤防状の防壁で、

矢竹は、笹に分類される大型の笹類で

矢軸の材料に適していたことから

武家の屋敷に良く植えられていたようです。

 

 

 

現存する土塁

 

曲輪の北西角には、土塁が現存しています。

当時に周囲に巡らされていた土塁は、

堀を掘った際の土を盛り上げて突き固めて構築し、

基底幅約12m、高さ2.5mの規模だったようです。

 

 

 

 

城址の遺構が水堀と土塁以外に見当たらないし、

城址としては敷地面積も広くはないので

勝端城址は、勝端城のほんの一部かな。

 

 

 

曲輪北側の木橋

 

 

 

曲輪北側の水堀

 

当時の水堀は、上部幅が約14mにも及んでいたことが

発掘調査で確認されたようです。

 

 

 

 

勝端城址は、天守どころか門も櫓も石垣もなく

城址らしきものは土塁と水堀くらいのものなので

見所と言える程のものはありませんが、

三好氏の本拠であった場所に立ったことの満足感を感じます。

 

40代までの私を振り返ると

歴史上の場所に足を踏み入れることや

歴史的建造物等を観賞して感動するなんて

全く思いもよらなかったことなので不思議です。

 

とは言え、がちがちに歴史に興味が湧き、

歴史を広く深く学ぶような熱量はないので

歴史に軽く触れて遊んでいるような感じですね。

 

で、次の歴史と遊べる場所に向かいます。

 

 

 

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