心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

睡眠

2011年05月02日 | 睡眠




「全容は充分な睡眠をとることは健康維持には非常に大切です。」

と聞いて、

「え、知らなかった。そうなんだ。今まで寝たことは無かったけれども

そんなに大事なものなら、これからは取るようにしよう。」

何て言う人は世の中にいません。



普通、人の睡眠時間は7時間~8時間なので、

一日24時間の三分の一の時間、

90歳まで生きたとしたら30年間分寝ていることになります。



もし、寝ないで生きたら覚醒している時間の合計を

人の人生の時間とした場合、普通に寝る人よりも

3倍の人生を手に入れることになるかもしれません。

30歳で90歳分の人生で、

90歳まで生きたら270歳分の人生となります。



何故、人は眠るのか?貴重な時間の3分の一を費やしてまで。



不思議と言えば不思議なんですが、

努力しなくても手に入るものですから、

あまりにも当たり前過ぎて普通は格別興味を持たないものですが、

ありがたいことに興味を持って研究をしてくれた人達がいます。



まだ全容を解明とまでいってはいないようですが、

どうやら脳や身体の修復や保全をするための時間であるようです。



個人に睡眠に必要な時間は、

脳が勝手に必要な時に必要な時間だけ眠らせてくれるもので、

その個人の脳の欲求よりもやれ毎日何時間必要だと、

研究者が唱えているものを重視し過ぎるのもどうかと思うのですが。



何よりも何時間寝なくては健康を害するから、

肌に悪いから、老化が進むから、長生きできないからと、

意識し過ぎて頑張り始めると逆に眠れなくなったりします。



ただ、仕事をしている人は就業時間が決まっているので、

決まった時間にしっかりと眼を覚ました状態でなければ、

何かと不味いですから、

就業時間にあわせた睡眠のリズムとなることが求められます。



私は寝ようと思ったらすぐ眠れると言うような

眠りの達人のような人もいますが、

「よし寝よう!」と決意しても、「眠くなれ!」と念じてみても、

羊を数えたら余計に目がさえてきたりして上手くいかないことがあります。



そこで、眠るための簡単なポイントというか結構重要なポイントがあります。



睡眠の状態とは、顕在意識の活動が低下した状態で、

顕在意識は、考えたり、計算したり、分析したりですから、

眠るためには気になることがあっても考えることを止める事です。



ついつい考えてしまう場合は、

今の自分のレベルでは難しい問題を解いてみるとか、

どんでもなくややこしい本を読んでみるとかして

脳を疲れさすのも一つの手なのですが、



催眠的見地からもっとスマートにやる方法としては、

身体の力を抜いて全身を緩めることです。

とくに重要な部分は、顔の筋肉、

さらに言うとコメカミの部分となります。



覚醒している時にでも一度試してみると面白いのですが、

顔の筋肉、特にこめかみの部分をしっかり緩めると、

簡単な一ケタの計算すら難しくなります。

つまり、考えることが出来なくなります。



よくあの人は馬鹿ぽい顔をしているというのは、

表情筋がいつも緩んでいる顔で考えることが出来ない状態、

賢そうな顔をしているピシとしたしまりのある顔は、

まさに顔の筋肉に力がこもり考えることが出来る状態となります。



緩める感じがよく分からない方は、

一度、顔に思いっきり力を入れて筋肉のこわばりを感じた後に

緩めると、筋肉が緩んだ感覚を掴みやすいかと思います。



目覚ましをセットして、部屋を暗しくして、

寝床に入って、暖かくして、

後は、緩めたままでしばらくいると気が付いたら朝です。



それでもどうしても、どうしても考えが止まらない方は、

あるレベル以上の不安を抱え持っていることが考えられますから、

それについて解決しておく必要があります。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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