心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

今と過去と未来

2011年05月05日 | 心理カウンセリング


悩みの状態の解消、軽減は、
ネガティブな感情を解消、軽減することです。

そこで顕在意識と潜在意識の二つの意識について
簡単に理解しておく必要があります。

顕在意識は、計算、理論、情報収集、考え等の部門を担当、
潜在意識は、感情、感覚、想像、創造、記憶や学習結果の蓄積等を担当しています。

ネガティブな感情を解消、軽減することは
潜在意識(心)が担当する感情反応の仕方を
変えることが最終目的となります。

人の仕組みとして顕在意識(改革派)よりも
潜在意識(保守派)が優先されるようで、
改革派の意見がどれほど素敵であろうとも
保守派の納得が得られなければどうにもなりません。

これも考えてみれば当然で、
命あっての物種で、身が破滅してしまえば何にもなりませんから、
安全の確保が優先されようになっているのでしょう。
武士は命よりも名を重んじたようですが、
これは学習によるものなのですが、
このような強烈な学習は悪意のない洗脳状態と言えます。

しかし、いくら強烈な学習と言えども、
それだけでは生存欲求を押しのけるには弱いはずで、
武士社会という特殊な集団からの圧力が大きかったのではないと思われます。

それともう一つの可能性としては、
その時代には自分の命を犠牲にしても護るだけの価値ある人、
価値ある団体が多かったのではないかと思っています。

少し横道にそれてしまったので
話を元に戻します。


私達がネガティブな感情を感じている時、
その反応は、
今、ここで起きている事に純粋に反応しているものと、
過去の記憶や学習したものが反応しているものと、
想像したことに反応しているものと、
これらが混合して反応しているものと考えます。

ですから単純に、今の反応について扱うだけでOKとは言えず、
もちろん、過去の記憶や学習だけを扱うことでOKとも言えず、
想像していることだけを取り上げて扱うことでOKとも言えません。

踊る大捜査線の名セリフ
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」
よろしく、
「その心の反応は過去に対してではなく今に対して起きているんだ。」
の場合もありますし、その逆、
「その心の反応は今に対してではなく、過去に対して起きているんだ。」
の場合もありますし、両方が関係していることもあります。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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