以前のブログでたとえ話として
眠れない時に羊の数を数えても余計に頭が冴えたりしてと
触れたことが有りましたが、
この方法を試して成功した人は少ないのではないかと思います。
私も小さい頃にこの話をどこかで聞いて試しましたが
ドンでもない数の羊が柵を飛び越えましたが、
全く効果がありませんでした。
随分後になってこの都市伝説とも言える話について
詳しく知ることが出来ました。
知っている方も沢山いるとは思います。
人の生理として単調なリズムを繰り返すと眠くなるのですが、
そこで何故羊なのかとなりますが、
諸説ある中の一つ、
英語では羊を「SHEEP」、眠るは「SLEEP」と言い、
この二つの発音がよく似ていることから
本来は、頭の中で眠る、眠ると繰り返し言うことだったのが、
それではちょっと味気が無いので
洒落っ気で発音の良く似た羊に変えたという説があります。
この説が私としては一番のお気に入りです。
これからすると日本語では羊を使っても意味がありませんから、
効果が出る訳が有りませんが、
これに催眠の技法を加味すると
効果が期待できるかもしれません。
イメージとして羊を使うのは良いとしても、
羊に柵を飛び越えさせる必要は特にないですから、
羊が後ろからでも右手側からでも左手側からでも
ゆっくりと現れて、
ゆっくりと去っていくイメージで十分です。
この時、羊が現れるペースを自分の呼吸のリズムに合わせます。
そして羊が一匹と声に出さずに頭の中で数えますが、
羊がの羊を省略してシンプルに一匹、二匹とします。
さらに、一匹。二匹。とカウントするのではなく
一匹~。。。二匹~。。。と
言葉の最後の所の調子を柔らかく音程を下げながら、
それに合わせて全身から空気が抜けていくような感じで、
力を抜いていきます。
もっと言うと数を数えなくとも、
羊が繰り返しゆっくりと現れ、
ゆっくりと遠くへ去っていくのを
イメージで眺めるだけでも良いでしょうし、
のどかな情景の中の一匹の羊を
ぼんやりと眺めるだけでも十分かと思います。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計