日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

街で見える風景-姿・カタチが与える印象-

2006-12-10 23:41:53 | 徒然
「ネットマナーを考える」にコメントを下さった、星の王子様ありがとうございました。
街中で見かける喫煙者の姿には、「マナーとかエチケットとは無縁だな~」と感じる人が少なくありませんね。
昨日も、歩きタバコを水溜りに投げ捨てる人を見かけました。
サッカー(天皇杯)の試合前だったので「どうか、この人が同じ(チームの)サポでありませんように」と願った一瞬だった。
この投げタバコを平気でする人だけではなく、禁煙エリアでも平気でタバコを吸う人たちなど、マナーとかエチケットが守れない人を見ると「自分勝手な人だな~」という印象がある。
それだけではなく、「想像力のない人」だという気もするのだ。

「想像力のない人」というよりも、「相手(周囲の人)の気持ちになる」と言い換えれば、分かりやすいだろうか?
「相手の気持ちになる」コトよりも、「自分優先」という「俺マター」的な思考がもてはやされたここ数年の傾向が、様々な場所で見かけられたのも今年の傾向だったのかも知れない。
そのような人たちを見るたびに感じるのだが、その「姿・カタチは美しいのだろうか?」
いくらブランド品で外見を着飾っても、どこか貧しさを感じるのだ。

そして、そのような人たちが街中に溢れることは、「街が美しくない」ということにもなるのではないだろうか?
「名古屋は元気」といわれて久しいが、全国的に見て「イマイチ印象がない」というのは、こういうことなのかも知れない。
行政主体の「まちづくり」は、ハコモノ中心になりがちだ。
NPOなどは(伝統)文化の発信だ。
等身大のリアルな「まちの情報を発信」しているのは、その街の生活者の「姿・カタチ」なのではないだろうか?

「マナーやエチケット」という当たり前の心遣いが、学力以上に求められているような気がする。