日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

速い道より楽しい道-国土交通省の狙い?-

2006-12-08 22:18:52 | ライフスタイル
「広告代理店の儲けのしくみ?-タウンミーティングの無駄遣い」に、トラックバックを下さった「カイロスの前髪」さん、ありがとうございました。
様々な情報を集められ、ニュース的には一応名前の伏せてある広告代理店名までチェックされて、「やはり」という代理店名が出ています。
インターネットの普及によって、広告代理店は業態変化を求められているのは、事実でしょう。
テレビCMなどは、インターネット広告への誘導という位置付けに代わり、企業が一番伝えたいことは、ネットで検索してもらうという方法が一般化してきた。
「不特定多数の生活者」から「興味のある特定(多数)の生活者」へとアプローチが変わってきたのだ。
かつての手法が通じなくなってきた、広告業界においてはイベントプロデュースで儲けるのも大切なのだろう。
だからといって「ありえない」法外な請求を堂々とするのは、「企業倫理」として問題がある。

「ネットマナーを考える」にコメントとくださった、すとさん。ありがとうございました。
便利なモノだからこそ、マナーが大切なんだと思いますね。
まして、個人が情報を発信するものですから「素の自分が、露になる」というコトも、頭に入れる必要があるということでしょう。

先週末「越後妻有トリエンナーレ」をプロデュースされた、アートディレクター・北川フラム氏の話を聞いた時、「へ?!」と思う話があった。
それは、国土交通省の「道路行政の政策」だった。
北川氏が言うには「速い道より楽しい道へ」と政策転換する動きがあるらしいのだ。
「速い道」というのは、高速道路や赤字が続く道路専用橋のことだろう。
では「楽しい道」とは、何なんだろう?
高速道路のパーキングエリアのことなのか?それとも高速道路入り口付近にある(ことが多い)「道の駅」なのか?
はたまた「観光用道路の整備」なのか?
ガソリン税などは「道路特定財源」として、高速道路建設や整備に当てられてきた。
それが「高額で不要な道を作ってきた」と、批判を浴びている。
その代わりが「楽しい道つくり」なら、それはそれで問題ではないだろうか?