日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ことばの感性

2006-12-29 20:40:15 | 徒然
今日は、日本全国今年一番の寒さのようだ。
今朝などは、乾いたキーンとした冷たい空気が肌を刺すようで、時折降る雪に凍えそうだった。
この寒さと雪で、スキー場は一気に滑走可能となったところが、多いようだ。
スキー場関係者とすれば、ホッとしていることだろう。

新聞各社のWEBサイトでも、この寒さを取り上げているところが多い。
特に、京都・金閣寺の雪の風景はテレビニュースなどでも取り上げていた。
新聞各社の金閣寺の記事を読んでみると、とても面白い表現を見つけた。
それが、讀賣新聞の“チョコに粉砂糖”…金閣雪景色に歓声だ。
金閣寺の金色が「チョコレート」というのは・・・世代の違いなのか?はたまた金色紙に包まれたチョコレートというイメージなのか?私などは、驚く表現だ。
私などは、平凡で言い尽くされている「絵葉書のよう」という、ことばぐらいしか思い浮かばない。

ことばだけではなく、様々な表現というのは、それまでの経験やモノの見方などに影響されているといわれる。
その中には、読書や絵画鑑賞、スポーツ観戦など高いレベルに触れることで、磨かれる「センス」等も含まれる。
「チョコに粉砂糖」と言う感想を述べた中学生の女の子は、どんなセンスを持ち、磨かれてきたのだろうか?と興味がわくのだ。

今年もあとわずか。
ことばの感性だけではなく、社会やひとに対する感性をもっと磨いていく大切さを、この中学生に教えてもらったような気がした。