日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

明日は冬至、パンプキンケーキはいかが?

2006-12-21 23:01:23 | ビジネス
今日、所用があり近くのショッピングモールに行った。
一応百貨店もある、チョッと洒落た雰囲気があるところだ。
欲しかったモノは見つからなかったのだが、ウィンドショッピングをしながら発見したことがあった。
それは、「明日は冬至」ということだ。

別に「明日が冬至」ということを、発見した訳ではない。
「冬至」にまつわるイロイロなモノ・コトが現代風にアレンジされ、季節のプチ・イベントになる可能性を発見したのだ。
その一つが「パンプキンケーキ」。
特別に変わった「パンプキンケーキ」と言うのではない。

「カボチャを食べ、お風呂にゆずを浮かべる」というのが、冬至の過ごし方だ。
「カボチャ」といった時思い浮かぶのは、「カボチャの煮もの」がおそらく一般的ではないだろうか?
ところがこの「カボチャの煮もの」、家庭では評判がイマイチと言う場合が多い。
特に中年男性などには、人気薄のメニューなのだ。
「季節の行事食」としては是非食べたいモノだし、最近では「抗酸化食品」だとか「アンチエイジング食材」として注目を集めているのに、その食べられかたは「・・・」ということなのだ。

そこで提案したいのが、「パンプキンケーキ」や「カボチャのキッシュ」等だ。
いわゆる「野菜のケーキ」だ。
カボチャだけではなく、リンゴやドライフルーツなどを組み合わせることで、栄養価などもアップし、お子さんや女性だけではなく、男性にも少しは食べやすくなるのではないだろうか?
「キッシュ」などは、あわせる食材によってはワインなどとも相性が良くなる。

実際、帰りがけに寄った百貨店の地下で見つけた「カボチャのチーズケーキ」を勧めてくれた店員さんは、「明日は冬至ということで、買って帰られる方も多いですよ」と言っていた。

季節の行事食を、時代に合わせアレンジしてお客様に提案することも、商売では大切なことなのだ。