日々是マーケティング

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エ!と思うような有料サービス

2012-01-24 19:14:40 | ビジネス
NTTdocomoが、スマートフォン初心者を対象に「有料サービス」を始めるようだ。
朝日新聞WEBサイトスマホ初心者支援、ドコモが有料サービス 2月下旬から
この記事を読んだとき「エ!docomoそんなサービス開始するの?」と、驚いてしまった。

私自身は、スマートフォンユーザーではない。
だが、周囲の多くはスマートフォンユーザーだ。
特に仕事関係での知人は、スマートフォンとこれまでの携帯電話の2台持ち、という人も少なくない。
そして皆、器用に操作をしている。
そんな知人たちを見ながら「凄いな~」とは思うのだが、おそらく「スマートフォンを持つ」ということは、そのような操作ができるようになる、というコトなのだと思っている。

確かに、アプリケーションなどが多く自分にあったアプリケーションを見つけるのは、大変かも知れない。
でも、使い慣れるに従い「自分の欲しいアプリケーション」が分かるようになり、それをダウンロードするようになるのだと思っている。
その意味で、「スマートフォンをもつ楽しさ」の一つは、「カスタマイズ化」だと思っている。
他にも、高校生たちがマックなどで互いのスマートフォンを見せ合いながら、いろいろな使い方を話している姿を見るコトがある。
そのような姿を見ると、「スマートフォンが、(リアルな)コミュニケーションツール」という側面があるのかな?という気もする。
場合によっては、お孫さんがおじいちゃん・おばあちゃんにスマートフォンの操作を遠隔支援で教える、という方法だってある。
そのほうが、離れて暮すおじいちゃん・おばあちゃんにとっては嬉しいコトだと思う。
そして中には、「私は、取り扱い説明書と格闘しながら、操作を覚えた!」という方も、いらっしゃるかも知れない。

もしかしたら、私がスマートフォンを持つようになったら、docomoが提案しているような「(操作)支援サービス」が必要だと感じるかも知れない。
だが、有料で支援サービスを受けたいと思うかは、疑問なのだ。
というのも上述したように、「使い方を教えてくれる」方法があるからだ。
それだけではなく、ショップで「(操作法)支援サービス」を展開したほうが、スマートフォンに関連するアクセサリー商品も販売できる。
それに、最近ではNHKのEテレ(「教育テレビ」)などでも、高齢者向け(と限定していないようだが)携帯電話(スマートフォンを含む)の操作法を教えてくれる番組もある。
とすれば、わざわざ有料でそのサービスを受けたい!と思う人は、本当に限られてくるのではないだろうか?

そもそも何故「有料サービス」とするのだろう。
その意図が分からないのだ。