今朝の新聞に、今年のグッドデザイン賞が特集されていた。
大賞を受賞したのは、ホンダの「東日本大震災でのインターナビによる取り組み『通行実績情報マップ』」だった。
今年の受賞作品全体の印象は、「エコ・環境」という部分を評価されているモノが、とても多いという印象。
もちろん、震災を受けたことで「緊急性の高いモノ・コトを運ぶ」という視点で作られた作品も多い。
その一例が、積水成型工業の「折りたたみ式ワンウェイ液体輸送容器『ロンテナーシリーズ』」だろう。
ポリエチレン製の容器は、通常は折りたたみができ、必要なときに液体容器になる。
その容器の形も立体三角形。
そのため、1パックで持ち運べる量は、これまでの容器よりも減ってしまうが、上手に組み合わせれば、少量の液体を数多く運ぶことができる。
医療の現場などでは、むしろこのような形態のほうが、便利だろう。
そして「住まい」という点でも、変化が起きていると感じるものがあった。
三井ホームリモデリングの「マンションの前面リフォーム」だ。
ご存知のように、今でも新築マンションの販売というのは続いている。
しかし、少子高齢化でこれまでに建てられたマンションそのものに、空きが目立つようにもなってきている。
確かに、「新しいモノを手に入れる」というのは、うれしい気持ちがある。
現実問題として、建築年数の経ち空きが多くなったマンションを建て直すにしても、建築費用などの問題が出てくる。
一番手っ取り早い方法というのは、「リノベート」という方法だ。
これまでは中古の戸建て住宅が中心だったが、最近ではマンションそのものの躯体を大きく壊すことなく、部屋数を減らしたり、間取りを変えたりするコトも普通に行われるようになってきたようだ。
そして意外なことに、JALが「木製車椅子」で受賞をしている。
経営破たんをし、窮地に追い込まれているJALだがこのような、介護用品を作っているとは知らなかった。
考えてみれば、空港には様々な人が集まる。
当然、身体的ハンディのある方もいらっしゃるだろう。
身体的ハンディのある方が、金属製の車椅子を利用していては、金属探知機などに反応して不自由を迫られるということから、この「木製車椅子」が作られるようになったようだ。
考えてみれば、当たり前といえば当たり前のようなコトだが、その「当たり前」のコトに、気づかないことのほうがはるかに多い。
今回JALがこのような「木製車椅子」を作ったということは、JALの体質が変わりつつあるということなのかも知れない。
今回大賞を受賞したホンダの作品は、具体的な形のある商品ではない。
いわゆる「サービス」と呼ばれるモノだ。
そのような「サービス」がデザイン大賞を受賞する、という意味を考えると「決して具体的な形の商品がデザインではない」というコトに気がつく。
「デザイン」とは、生活を豊かにするための一つの提案やアイディアであり、それを目に見えるカタチにするコト、という考え方に変わってきたのかも知れない。
大賞を受賞したのは、ホンダの「東日本大震災でのインターナビによる取り組み『通行実績情報マップ』」だった。
今年の受賞作品全体の印象は、「エコ・環境」という部分を評価されているモノが、とても多いという印象。
もちろん、震災を受けたことで「緊急性の高いモノ・コトを運ぶ」という視点で作られた作品も多い。
その一例が、積水成型工業の「折りたたみ式ワンウェイ液体輸送容器『ロンテナーシリーズ』」だろう。
ポリエチレン製の容器は、通常は折りたたみができ、必要なときに液体容器になる。
その容器の形も立体三角形。
そのため、1パックで持ち運べる量は、これまでの容器よりも減ってしまうが、上手に組み合わせれば、少量の液体を数多く運ぶことができる。
医療の現場などでは、むしろこのような形態のほうが、便利だろう。
そして「住まい」という点でも、変化が起きていると感じるものがあった。
三井ホームリモデリングの「マンションの前面リフォーム」だ。
ご存知のように、今でも新築マンションの販売というのは続いている。
しかし、少子高齢化でこれまでに建てられたマンションそのものに、空きが目立つようにもなってきている。
確かに、「新しいモノを手に入れる」というのは、うれしい気持ちがある。
現実問題として、建築年数の経ち空きが多くなったマンションを建て直すにしても、建築費用などの問題が出てくる。
一番手っ取り早い方法というのは、「リノベート」という方法だ。
これまでは中古の戸建て住宅が中心だったが、最近ではマンションそのものの躯体を大きく壊すことなく、部屋数を減らしたり、間取りを変えたりするコトも普通に行われるようになってきたようだ。
そして意外なことに、JALが「木製車椅子」で受賞をしている。
経営破たんをし、窮地に追い込まれているJALだがこのような、介護用品を作っているとは知らなかった。
考えてみれば、空港には様々な人が集まる。
当然、身体的ハンディのある方もいらっしゃるだろう。
身体的ハンディのある方が、金属製の車椅子を利用していては、金属探知機などに反応して不自由を迫られるということから、この「木製車椅子」が作られるようになったようだ。
考えてみれば、当たり前といえば当たり前のようなコトだが、その「当たり前」のコトに、気づかないことのほうがはるかに多い。
今回JALがこのような「木製車椅子」を作ったということは、JALの体質が変わりつつあるということなのかも知れない。
今回大賞を受賞したホンダの作品は、具体的な形のある商品ではない。
いわゆる「サービス」と呼ばれるモノだ。
そのような「サービス」がデザイン大賞を受賞する、という意味を考えると「決して具体的な形の商品がデザインではない」というコトに気がつく。
「デザイン」とは、生活を豊かにするための一つの提案やアイディアであり、それを目に見えるカタチにするコト、という考え方に変わってきたのかも知れない。