安倍さんの「プッツン辞任」騒動で、なかなか取り上げられることができなかったコトがあった。
それが、ボディショップ創業者のアニータ・ロディックさんの死去だ。
男性諸氏にとって「ボディショップ」といっても、余り馴染みがないとは思う。
いわゆる「自然派化粧品」の先駆者的企業であり、「企業の社会的責任」などという言葉がなかった頃から「企業は社会の一員として、何ができるのか?」ということを、積極的に考え・行動してきた企業でもある。
その一例が、「フェアートレード商品」の取り扱いだろう。
実は私が初めて「フェアートレード」という言葉を知り、その商品を目にしたのは「ボディショップ」だった。
他にも、スキンケア商品などのアレルギーテストでの動物テストの廃止など、当時の化粧品業界では考えられないような発想で、商品開発をしてきた。
化粧品の材料なども、アフリカや東南アジア、南米などの植物などから求めると言うのも、ユニークだった。
そのような企業活動が始まったのが、1976年からなのだ(日本での展開は1990年から)。
特に、「ビジネスと社会的責任の両立」というのは、世界のエクセレントカンパニーと言われる大企業でも、なかなか難しいコト。
それを彼女は、肩の力を抜いて軽やかに実行していた。
顕著なモノは「フェアートレード」だろう。
HIVが世界的に問題になる中、彼女は「女性の経済的自立と教育が必要」だと考え、それを実際のビジネスに組み込むコトにした。
まだまだ「社会的責任」などという言葉がない時だった。
「フェアートレード」の商品は、実際手にとって見ると「???」というモノも少なくなかった。
それは、「日本では見たことがない」という理由からだった。
なら、その商品に「使い方」だけではなく、その商品に「ストーリー(フェアートレードの考え)やその国の事情」をタグにつけることで、生活者に理解を求めるようにした。
もちろん、「化粧品」が持っている「気持ち」と言うコトも大切にしていた。
男性諸氏には馴染みのない「ボディショップ」だが、日本では「ジャスコ」を展開している「イオングループ」傘下企業となっている(他にも女性に人気のある「ローラ・アシュレイ」も「イオングループ」傘下である)。
そこには、「イオングループ」が現在展開している、「木を植える」という社会事業とも深い関係がある。
M&Aが盛んに行われるビジネス界ではあるが、傘下に置く企業理念なども十分に考えて行うことで、グループ企業全体にも良い影響を与えるともいえるのだ。
日本では余り大きく取り上げられることがなかった、アニータ・ロディックさんの訃報だが、日本の企業は今一度彼女の「ビジネスのあり方」を見直しても良いのでは・・・。
それが、ボディショップ創業者のアニータ・ロディックさんの死去だ。
男性諸氏にとって「ボディショップ」といっても、余り馴染みがないとは思う。
いわゆる「自然派化粧品」の先駆者的企業であり、「企業の社会的責任」などという言葉がなかった頃から「企業は社会の一員として、何ができるのか?」ということを、積極的に考え・行動してきた企業でもある。
その一例が、「フェアートレード商品」の取り扱いだろう。
実は私が初めて「フェアートレード」という言葉を知り、その商品を目にしたのは「ボディショップ」だった。
他にも、スキンケア商品などのアレルギーテストでの動物テストの廃止など、当時の化粧品業界では考えられないような発想で、商品開発をしてきた。
化粧品の材料なども、アフリカや東南アジア、南米などの植物などから求めると言うのも、ユニークだった。
そのような企業活動が始まったのが、1976年からなのだ(日本での展開は1990年から)。
特に、「ビジネスと社会的責任の両立」というのは、世界のエクセレントカンパニーと言われる大企業でも、なかなか難しいコト。
それを彼女は、肩の力を抜いて軽やかに実行していた。
顕著なモノは「フェアートレード」だろう。
HIVが世界的に問題になる中、彼女は「女性の経済的自立と教育が必要」だと考え、それを実際のビジネスに組み込むコトにした。
まだまだ「社会的責任」などという言葉がない時だった。
「フェアートレード」の商品は、実際手にとって見ると「???」というモノも少なくなかった。
それは、「日本では見たことがない」という理由からだった。
なら、その商品に「使い方」だけではなく、その商品に「ストーリー(フェアートレードの考え)やその国の事情」をタグにつけることで、生活者に理解を求めるようにした。
もちろん、「化粧品」が持っている「気持ち」と言うコトも大切にしていた。
男性諸氏には馴染みのない「ボディショップ」だが、日本では「ジャスコ」を展開している「イオングループ」傘下企業となっている(他にも女性に人気のある「ローラ・アシュレイ」も「イオングループ」傘下である)。
そこには、「イオングループ」が現在展開している、「木を植える」という社会事業とも深い関係がある。
M&Aが盛んに行われるビジネス界ではあるが、傘下に置く企業理念なども十分に考えて行うことで、グループ企業全体にも良い影響を与えるともいえるのだ。
日本では余り大きく取り上げられることがなかった、アニータ・ロディックさんの訃報だが、日本の企業は今一度彼女の「ビジネスのあり方」を見直しても良いのでは・・・。