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「デジタル庁」の前に、日本の行政のデジタル化が必要?

2022-09-03 19:51:32 | アラカルト

Huffpostに「デジタル庁」よりも前に、考えるべきことがあるのでは?と、感じさせられる記事があった。
Huffpost:「日本は旧式のテクノロジーにこだわることで有名」。”フロッピー提出”に海外メディアが厳しい指摘 

今だに行政がフロッピーで、データ提出をさせているとは知らなかった。
確かにフロッピーで提出すれば、ネット経由で重要なデータが抜き取られる、という危険性は少ないと思う。
思うのだが、今のPCはネット接続が基本で、フロッピーが読み取れるようなディスクが付いてはいない。
一般的に販売されているものも、フロッピーディスクドライブではなくCDディスクドライブだ。
今や外付けフロッピーディスクを探すことの方が、難しいと思う(Amazonで確認をしたところ、販売は継続されているようだ)。

ただ、PCのソフトウエアの中でもウィルスチェック・駆除を行うソフトウェアは、サブスクリプション契約のほうが常時最新のバージョンが使え、ネット経由で監視をしている、ということになっている。
今やネット接続をせずに、PCで仕事をするということ自体、考えられない時代になっているのだ。

にもかかわらず、いまだに行政側が手続き等の為にフロッピーディスクを使っているのは、何故だろうか?
日本人の「もったいない精神」の表れなのか?
それとも、現在のネット情報社会に対して懐疑的なのか?
上述したように、情報の漏洩となってはいけない、という懸念からだろうか?

そのどれもが理由のように思えるし、穿った見方をすれば「フロッピーディスクの時代から進んでいない」ようにも思える。
だからこそ、「デジタル庁」なる役所をつくり、行政のデジタル化を図るということなのだろうか?

というのも先日、「新型コロナ」の第7波で陽性者が急激に増えたため、「新型コロナ」のデータ管理「ハーシス」がダウンするということがあった。
このニュースを聞いて「ハーシスで、サーバーがダウンするとなると、マイナンバー等の情報は大丈夫?」と、心配と疑問を感じられた方は少なくないと思う。
現実がこのような状況であるにもかかわらず、政府は「DXを推進していきたい」というニュースを聞くと「DXって、デラックスの意味ではない、ということは十分理解しているよね?」、「デジタルトランスフォーメーション」という言葉を知っていても、世界のIT企業家たちがこぞって注目している理由を理解しているのだろうか?と、怪しんでしまうのは私だけだろうか?

何より「デジタル庁」という省庁はできたが、準備期間から今日に至るまで活動をしている、という雰囲気すら伝わってはこない。
発足後3人位大臣が変わったこと位の印象しかないのだ。
「デジタル庁」云々をする前に、世界から周回遅れ状態になってしまった「半導体産業」のテコ入れを至急行わないと、「日本のDX」等は望めないような気がするのだ。。

だが、いまだに行政への提出がフロッピーディスクで行っていた、という事実を知ればさもありなん・・・という気になってしまう。




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