Huffpostを見ていたら、「なぜ?」と思う記事があった。
Huffpost:ヒョンデ、横浜市と災害連携協定を締結。EV車を貸与、電力供給などで協力
この記事を読んで、実は強烈な違和感を感じたのだ。
既に撤退したとはいえ、神奈川県には日産自動車の生産工場があったはずだ。
なにより、かつて「横浜国際スタジアム」と呼ばれていたスタジアムは、現在「日産スタジアム」として、広く親しまれている。
日産自動車は、横浜市にとって様々な恩恵を提供してきた企業ではなかったのか?という、気がしたからだ。
そして災害連携協定の内容のEV車の貸与という点でも、ここ10年位日産自動車は積極的にEV車を販売してきた、という実績もある。
同じエコカーでもトヨタが推し進めているHV車ではなく、EV車に力を入れてきたという印象が強い。
もちろん、HV車を蔑ろにしてきたわけではないが、現在ネット広告などで見る限り、日産はEV車に力を入れている、という印象があるからだ。
にもかかわらず、韓国の自動車メーカー・ヒョンデ(漢字表記「現代」)と、このような協定を締結するのだろうか?
ヒョンデのEV車の方が、日産よりも勝っている、ということなのだろうか?
それとも、日産側が横浜市の申し出を断ったのか?
そのどちらなのかは、記事を読む限り不明だが、ただ「なぜ、韓国企業なのか?」という、疑問ばかりが残るのだ。
確かに、ホンダと日産の統合持ち株会社の話が先週(だったと思う)持ち上がり、本格的協議が始まろうとしている状況なので、横浜市からの申し出に対応できないという判断をしたのかもしれない。
まして今の状況は、日産の企業評価価値はホンダの1/4とまで言われるほどで、日産側とするとホンダの軍門に下るような気持ちなのかもしれない。
とはいえ、ホンダは一般的なEV車ではなく、同じエコカーではあるが、これまでホンダが開発に力を入れてきたのは「水素自動車」だったからだ。
今年7月には、「CR‐V : eFCEV」車の発売を始めている。
ホンダ:新型燃料電池自動車「CR-V : eFCEV」を発売
言い換えれば、日産のEV車とホンダの新型燃料電池自動車とは、当面の間市場のすみ分けができる、という状況にあるのだ。
ホンダと日産の統合持ち株会社の話は、水面下で進んでいて横浜市が知らなかったにしても、何故信頼関係があったはずの日本の企業ではなく、韓国の企業なのか?
日本の名だたる自治体だからこそ、日本企業を応援する意味でも日本企業を選定して欲しかった、というのが偽らざる気持ちだ。
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