いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

蒟蒻芋でコンニャク作り♪

2016年12月23日 | 男子厨房に入る

今年も畑で蒟蒻芋が収穫でき、一昨日はコンニャク作りをしました。

友人や知人に蒟蒻芋を差し上げようとすると、

「コンニャク作りが面倒だから芋はいらない…」と断られてしまうけれど、

作ったコンニャクを差し上げると、「美味しい~」と喜ばれます♪

 

我が家では、みなさんが言うほどに面倒ではない、お手軽なコンニャク作りをしています。

ブロ友さんからのご要望もありましたので、我が家流のコンニャク作りをご紹介しましょう!

(蒟蒻芋の栽培は旦那さん、コンニャク作りも旦那さん、わたしは美味しく食べる人…)

 

本日の記事、ここからの文章はおうちシェフの旦那さんにお願いしました。

 

《材料》

  蒟蒻芋          500g   (自家栽培)

  水(蒸した時のお湯も含む) 1800cc  (柔らかめに仕上がる量)

  精製ソーダ        35g    (扶桑化学製を薬局で購入) 

  精製ソーダを溶かす熱湯  100cc

 

  用意するもの・・・薄い手袋、フライ返し、その他写真参照

          (コンニャクゼリーに凝固剤を入れてかき混ぜる時にピリピリと痛いので、

           右手のみ薄い手袋を使用する)

 

参考までに、

こちらが畑から掘り上げた『蒟蒻芋』です♪

 

こちらが凝固剤として使う、精製ソーダです♪

 

《作り方》

1)蒟蒻芋の凸凹を削り、一部黒い皮を残して約500gにする

 *黒い皮を30%くらい残すと、コンニャクが灰色っぽい色に仕上がります。

 (我が家は灰色好みですが、白いコンニャクにしたい場合は、皮を全部剥いてください)

 

2)蒟蒻芋を2cm程の厚さに切って、約25分蒸す

 *IH用蒸し器がないから、鍋に水を入れて餅焼き網に乗せて蒸します。

 

3)柔らかく蒸しあがったら、蒟蒻芋を取り出して、

  鍋に残ったお湯も合わせて合計1800ccの水を用意しておく

 

4)ミキサーに蒟蒻芋と水を入れて、粉砕・撹拌する

  (ミキサーのサイズに合わせて、我が家では3回に分けて行う)

 

  *水が少ないとミキサーが回らないから、必要な水を加えます。

   加える水の量は、ミキサーが動いて芋がポタージュスープより硬めになるように、最小限にしてください。

      

5)ボールにあけて全体の粘り具合を確認する

  *我が家の場合は、ボールから垂らした時、写真のような状態を良しとしています。

   このねばり具合の判断は何回か作ってみてその感じを覚え、

   硬いときには水を足して「自分なりのコンニャク作り」を確立しましょう。

   この時、ミキサーでの水が多すぎるとで柔らかすぎて失敗となります。

   その場合は畑に行って捨てて来てください。

   (1800ccの水は標準の量で、蒟蒻芋の産地、降雨、出来具合、保管状態などで変わるそうです。

    したがって、加える水が余る場合や不足する場合があるかと思います)

 

6)凝固剤として精製ソーダを使う

  ステンレス鍋に100ccの水を沸騰させ、35gの精製ソーダを入れる

  *ステンレスのスプーンでかき混ぜて溶かします。

 

7)溶かした精製ソーダを、ボールの中のコンニャクゼリー(食べてはいけません)に入れて、

  手袋をした手で素早くかき混ぜまる

  *十分すぎるほど丁寧にかき混ぜてください。

   凝固剤で固めるとは言っても、ここで市販のこんにゃくのように固まるのではありません。

   大鍋のアク抜き用の沸騰したお湯の中で徐々に凝固していきます。

   硬めの豆腐のような状態ですから、すぐに型崩れします。

 

8)コンニャクゼリーをタッパー型容器に流して、平らになるのを待つ

  (ここで、大鍋にアク抜き用のお湯を沸かし始める)

 

  *流し込む容器は四角い方が形の良いコンニャクに仕上がります。

   我が家では、漬物用の四角いタッパーを使って、4cmの厚さになるようにしています。


9)コンニャクの表面が平らになったら容器の壁を伝わらせながら、

  たっぷりの水を流し込み、コンニャクを浮かせてから包丁で切り分ける

 

  *蛇口から、また計量コップから直接コンニャクの上に注ぐと、大きな穴があきます。

   ここで流し込む水の量は適当です。(材料に書かれている1800ccとは別の水)

 

10)大鍋のお湯が煮立ったら、フライ返しを使って切ったコンニャクを丁寧に、

   沸騰した大鍋の中に入れて『アク抜き』をする

   沸騰したお湯はコンニャクが入ると温度が下がるから、強火で沸騰を持続させる

   たまに裏返しをしてグラグラと沸騰させ、30分程煮立たせながらアク抜きをする

 

  *コンニャクが硬くなったり大きく膨張したりと、変化するのが面白いです。

 

11)30分経った状態で、アク抜き終了

  *お湯の色が赤っぽくなり、コンニャクも赤みをおびてきたらアク抜きが終了です。 

 

12)大鍋に冷水を張って、アク抜きをした熱々のコンニャクを入れて粗熱をとる

   温まった水を捨て、数回新しい水を入れ替える

  *この段階になると、コンニャクは締まってほぼ元のサイズに戻ります。

 

13)粗熱がとれたら、ここでお待ちかねの味見です

  *出来たてはまだ柔らかめの刺身コンニャクですが、美味しく仕上がりました。

 

朝9時からスタートして味見をしたのが11時、所要時間は2時間程です。

 

14)たっぷりの水の中に入れて、一晩そのままにしておくと完成です

  作った当日の味見の時よりも、一晩置いた方が食感も滑らかで美味しいと思います。

 

15)保存容器に入れて、冷暗所で保管する

 

  *毎日に水を取り替えていれば、1週間は美味しく食べることができます。


《コンニャク作りの動機と感想》

後輩の手作りコンニャクの味に衝撃を受け、病みつきになりました。

その後、2年芋と3年芋を貰って植えてみたところ、栽培は思ったよりも手軽で驚いた。

秋に掘り上げた種芋は、氷のはらない程度の寒さの納戸で冬越しさせています。

 

コンニャクの作り方は、生芋をすり鉢で擦ったり、あるいはミキサーを使ったり、

または茹でたりなどと様々で、凝固剤もどれがよいのかわからずに苦労しました。

「凝固剤を入れるとすぐ固まる」と考えていたことが一番の勘違いで、実はそうではなかった!

何だかんだで、4回連続で失敗してしまいました。

その残骸は畑で春まで無残な姿を晒していた・・・

 

手軽な方法がないかネットで調べて、『蒸す』という方法にたどり着き、

ようやく納得のできる、手軽なレシピを確立することができました。

 ① 蒟蒻芋は500gが最適(1kgは多すぎて、鍋やボールなどの準備が大変)

 ② 蒸す、また、その湯を使うことで、芋の成分を全てコンニャクに利用できるから、

   生芋を擦って使った時の味と同じものになると思う。

 ③ 何回失敗しても、チャレンジする価値あり。

 ④ 蒟蒻芋からの手作りコンニャクは、刺身が手軽で一番いい。

   煮物、モツ煮、おでんも美味しい。

   バルサミコ酢に10分程度なじませ、お皿に移してグラニュ糖をかけて食べてみてください。

   良いデザートになります。

   ゼリーや寒天とは違う、いい舌ざわりでいい歯触りです。是非試してみてください。

 

以上です。

 

『コンニャク作り』の記事担当は、うちの旦那さんでした・・・

ライター作業、お疲れ様でしたぁ~

写真担当はわたくしですが、

ほとんどグレーで、地味な写真ばかりが並んでしまいました。

まぁね、本日の主役は『コンニャク』ですから・・・

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アーティチョーク de 女子会ランチ♪

2016年07月25日 | 男子厨房に入る

少し(だいぶかな?)前になりますが、

16日に、我が家では今年三度目となる女子会ランチでした・・・

今回はエッグの先生とエッグ仲間が二人、

そこに娘とわたしが加わって、5名でのランチです。

(もちろんシェフは、うちの旦那さん…)

 

このメンバーでの食事会は、昨年12月に続いて二回目です。

12月は畑の野菜も少なく、庭のお花も咲いてないし…ってことで、

今年再び、一番良い季節に食事会をお約束してありました。

…が、双方の都合で7月16日になってしまいました。

 

さぁー困った!

この時期になると葉物野菜や小カブなどは終わりだし・・・

 

その代わり、夏野菜の収穫ができるようになって、ハーブ類も色々摘み取れる!

それにこの時期は、旦那さん自慢の「アーティチョーク」が収穫できる!

…というわけで、なんとかメニューも決まり食材も揃いました。

 

ここで『アーティチョーク』の栽培風景なんぞをご覧いただきましょう・・・

娘の家の休耕田を借りて、たくさんのアーティチョークを栽培しています。

 

アーティチョーク畑です♪

 

 

食材としては、このような蕾の状態を収穫♪

 

こちらが、アーティチョークのお花♪

 

(でっかいアザミの花です。 和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)ですからね…)

 

 追記です・・・(7月27日)

チョウセンアザミ(朝鮮薊)という和名の由来は、

朝鮮半島が原産だからというのではなくて、

「朝鮮+アザミ」ということで、

「朝鮮は外来」という意味で使われ、「花姿がアザミに似ている」から、

この植物の和名は『外来のアザミ』という意味で、

チョウセンアザミ(朝鮮薊)と名付けられたようです。

もうひとつ、

アーティチョークが本格的に栽培され始めたのは15世紀のナポリ近辺で、

 徐々にヨーロッパ全域に広がったみたいです。

 日本には江戸時代にオランダから渡来した…ということらしいですね。

(以上、追記でした…)

 

アーティチョークは食べるも良し、お花を観賞するも良し〜

 

ついでに、横のアイリスの丘の土手に咲いてる『ネジ花』もご覧ください・・・

土手草刈りのタイミングが、ちょうどよかったのでしょうか。

今年はいつになくネジバナがたくさん咲いてます。

 

 アイリスの丘の土手に咲くネジ花♪

 

 

土手だけではなくて、今年は丘のあちこちにネジ花が咲いてる~

撮影した翌日、土手草が刈られました。

 

さて、お話をお食事会に戻しまして・・・

 

朝採り野菜 と ハーブ色々~♪

 

食材は、アーティチョーク・葉付きニンジン・キュウリ・ 万願寺とうがらし・ナス・

ピーマン・パプリカ・縞々ビーツ・トマト(桃太郎・レッドオーレ・ツインクルなど) 

ハーブ類は、ミント・ナスタチューム・イタリアンパセリ・

 オレガノ・コリアンダー・ルッコラ・フレンチタラゴンなど

 

それではエッグ仲間との女子会ランチ、始まります・・・

(毎度のことですが、料理の説明文はシェフとの合作です…)

 

まずは、乾杯~♪

 

ワインは塩尻五一ワイン・ビール・林檎のジュースをお好みで…

 

前菜は、《野菜畑のシンフォニー》

手前左、ジャガイモ(シャドークイーン)を茹でたもの・

すぐ上はスライスしたキュウリを巻いて上にアンチョビソースを、

同じくスライスしたキュウリと生ハムを巻いたもの・

中央控え目に新タマのピクルス・

周辺にニンジンのスライスとピーマンを型で抜いたものを飾って、

いつもの藤木シェフレシピのドレッシングで召し上がれ

 

サラダは、《ニンジンの葉まで食すサラダ》

人差し指大のニンジンをスライス・赤タマネギ&新タマもスライス・

葉ものは丁寧にドレッシングを含ませて立体的に盛り付け、

クリームチーズを小さく切ってアクセントにした

 

ここで登場、《アーティチョーク あ・ら・か・る・と》

アーティチョークを丸ごと30分茹であげて、

ガクは一枚ずつ剥がしてそのまま根元を食べ、

中心部はカットしてバターで焼いた

ガクと中心部は、お好みで2種類のソースをつけて食べます

(左は自家製のニンニクマヨネーズ、右は市販のマヨネーズ)

少々地味目な食材なので赤いナスタチュームの花を添えた

 

涼しげに、《イタリア版カプレーゼ》

湯むきしたトマトを冷やして塩・胡椒を効かし、

モッツァレラとバジルを盛り付け、ドレッシングで仕上げ

 

パンは、いつもの丸福さんのパン

パンのお供は左から、クリームチーズにアカシアハチミツ入り・

ラズベリーとルバーブとブルーベリーの自家製ジャム3種

 

色鮮やかな、《カルパッチョ あ・ら・か・る・と》

真鯛・タコ・サーモンを使用

上には新タマネギのスライスとコリアンダーの花を乗せ、

ピクルスとコリアンダーの丸い種を散らし、

縞々ビーツのスライスとフェンネルの葉で飾った

 

おつまみは、《オリーブと野菜のピクルス》

毎回大好評のオリーブ

自家製野菜ピクルスは、

タマネギ・ニンジン・キュウリ・セロリ・ダイコン

 

スープは、《シャドークィーンの冷製ポタージュ》

生クリームで仕上げ

 

メインディッシュは、《黒毛和牛のステーキ》

付け合せは、しめじ・ナス・

半分隠れてアーティチョークのバター焼き

ナスタチュームの葉とブドウの葉で飾り付け

 

お肉が苦手な方には、《真鯛とホタテのパイヤッソン》

真鯛とホタテのパイヤッソン焼き

飾りには緑色の小さなブドウの花を添えた

 

メインディッシュの後は、《チーズ あ・ら・か・る・と》

山羊チーズ・イゴールのゴルゴンゾーラ・

薄茶色は友人お手製のスモークチーズ

この後カマンベールが登場、ハチミツは控え目にした

 

デザートは、《手作りプリン》

ブルーベリーを1粒乗せて、

周囲のソースはラズベリーにコアントロを加え煮つめたもの

大好評で作りがいがあった

 

大変美味しゅうございました

 

ちょうどアーティチョークの収穫時期で、食材として使えてよかったです。

今回のお仲間たちはアーティチョークをよくご存知で、

アーティチョークの話題で盛り上がったことは、

シェフにとって、なにより嬉しいことのようでした。

なんと言っても、シェフ自慢のアーティチョークだもの

 

アーティチョークが栽培されている様子を見たいとのご要望で、

食後にはみんなで畑見学をしました。

 

アーティチョークの栽培風景にみなさん感激されて、

ちょうど花を咲かせている株もあり、

収穫したアーティチョークと一緒に、苗や花もお持ち帰りいただきましたぁ~

来年の今頃は、それぞれの家の庭でアーティチョークの花が咲くといいですね♪

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お花畑 de 女子会ランチ♪

2016年06月13日 | 男子厨房に入る

毎年恒例、我が家での女子会ランチの日がやってきました。

以前住んでいたところのママ友さんたち、

わたしも含めて5人のお仲間です。

 

女子会なので、庭やハーブ畑に咲いてるお花でおもてなしをすることに・・・

(お花畑でランチと言っても、野外ランチではございません…)

 

今ちょうどバラの季節です

 

出窓には、バラの花とムスクマロウを飾って…♪

 

玄関にも、バラの花エッグを並べてお出迎え♪

 

テーブルにもお花を並べて、華やか~な雰囲気でお迎えしましょう。

 

テーブルの上は、お花畑で~す♪

 

 

庭やハーブ畑から摘んできた、花・花・花~♪

 

庭の花たち~♪

ゼラニウム、シラン、ミヤコワスレ、

バラ、キバナノヤマオダマキ、ニゲラ

 

野菜畑の花たち~♪

キュウリ、イチゴ、キャベツ、コモンマロウ

(コモンマロウはハーブ畑から…)

 

ハーブ畑の花たち♪

レディースマントル、ルッコラ、コリアンダー、

セントジョーンズワート、キャベツ、チドリソウ

(キャベツは野菜畑、チドリソウは畑花壇から…)

 

キッチンには、朝採り野菜も揃いました。

 

畑から収穫してきた野菜たち~♪

尖りキャベツ、レタス、アスパラ、新ジャガ、小カブ、

カリフラワー、ロマネスコ、スナップエンドウ

 

ハーブ畑から摘んできたハーブ色々~♪

 

さて、いつものように賑やかなおしゃべりとともに、

ランチが始まりました。

 

先日(2日)のランチとあまり代わらないメニューなので、

お料理の説明は省略させていただきますね。

 

 

 

  

 

6月のお花畑ランチ、大変美味しゅうございました

 

先日のおうちランチは新客さまランチでしたから、

やはり藤木シェフのドレッシングが話題になったけれど、

さすがに今回は常連さまランチなので、話題は他へ・・・

 

今回一番気に入っていただいたのが、

肉料理の付け合せに使ったタマネギです。

甘くて美味しいと大好評で、みなさん作り方を熱心に聞いてました。

 

友人「タマネギはどれくらいの時間炒めるのですか?…」

シェフ「あくび3回です…」

友人「ハァー? あくび3回ですか?…」

シェフ「ですから、あくび3回出たら炒めるのをやめてください…」

 

そんな問答で、友人たちは納得したのかしなかったのか・・・ 

 

その日の夕方、

タマネギを調理中だというメンバーの一人から電話が入り、

作り方を再確認していました。

お持ち帰りいただいた大きな新タマを4個使って大量に作り、

ビン詰め保存して食べるらしいです。

美味しく作れたかなぁ…

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おうちランチ de 御柱のお礼♪

2016年06月03日 | 男子厨房に入る

昨日は、諏訪方面から4名様をお迎えしてのおうちランチでした。

(昨年12月始めの女子会以来、久々のおうちランチ…)

 

諏訪の御柱祭でお世話になった方々を、我が家にお招きしての女子会です。

御柱祭でお世話になったのは、旦那さんの同級生宅。

(お昼をご馳走になりながら、我が家で女子会をというお誘いをしてありました…)

 

昨日は、同級生が運転手兼保護者として同行してくださり、

奥様と姉妹さんたち(義妹さんも)が3名、そこにわたしが加わって、

5名でのランチです。

数日前からピクルスなどの仕込みが始まって、

前日までにはお部屋の掃除も済ませて、当日を待ちました。

 

さて当日です・・・

シェフは朝5時から畑の野菜を収穫して、料理の下準備が始まりました。

 

6時過ぎた頃に、「ピンポーン」と玄関チャイムです!

なんと隣組でご不幸があったとの知らせに、

今年は伍長という大役を仰せつかっている旦那さんは大慌て・・・

打ち合わせやら何やらで、朝から何度もそのお宅へ駆けつけてました。

その間わたしは、シェフに言い付かった作業をせっせとお手伝いして、

なんとか時間までには、お客様をお迎えする準備が整ってひと安心!

 

お庭をざっと見ていただき、お部屋に入って景色を眺めていただいてから、

ランチが始まりました・・・

(毎度のことですが、料理の説明文はシェフとの合作です…)

 

女性のみなさんはアルコールがお強いようなので、

お茶などをお出しせずに、いきなりワインです。

 

まずは、白ワインが注がれて乾杯で~す♪

(あらぁー、主賓のお二人が仲良くワインの中に映り込んじゃってますねぇ…)

 

朝摘み野菜のサラダは、《葉物サラダ》

レタス、オークリーフレタス、小さなニンジン丸ごとなどに、

ピクルスを散らしてカッテージチーズとクリームチーズでつまみ風にした

ドレッシングはいつもの藤木シェフレシピの「万能ビネグレットソース」

いきなり大好評で嬉しいことです♪

新鮮な野菜がいい、ドレッシングがいい、

ピクルスはハーブの香りがいい、味がいい、ワインのお供にいい…と好評でした

 

旬の一品は、《カブと生ハムのマリネ、アスパラの生ハム巻き》

ちょうど食べごろに育っていたカブ

数年かけてようやく収穫できるようになったアスパラに

滝沢ハム製の生ハムを巻いて添えた

アスパラの味や歯触りの良さで嬉しい合格点が出た♪

 

パンは、《いつもの丸福さんのパン》

パンのお供は、

マスカルポーネに酒盗とシブレットを加えたもの

クリームチーズにタラゴンとハチミツを加えたもの

takeさん印のルバーブで作った自家製ルバーブジャム

庭で採れたベルーベリージャム、

パデイントンのこれも自家製マーマレード(ユズのマーマレード)

富士見産の濃厚ハチミツの6品

 

ちょっと涼し気に、《ホタテとカブのマリネ》

甘くて滑らかなカブとホタテをビネグレットソースでどうぞ

カブが甘くて美味しいと、これもまた合格点をいただいた♪

 

彩り良く、《真鯛とサーモンのマリネ》

パプリカのマリネで回りを彩り、

シブレットとイタリアンパセリでグリーンを効かせた

上に赤い新玉ネギを乗せた

 

自家製冷凍トウモロコシを使った、《ポタージュスープ》

生クリームと癖のないオリーブオイルで仕上げた

 

ここで赤ワインが封切られました・・・

 

メインディッシュは、《牛のステーキ》

諸事情により今までとは違う仕入れ先の肉を使う羽目になった

その上朝の出来事で焦りもあり、焼き具合の判断が適切にできずに、

こんな仕上がりになってしまった!

付け合せのジャガイモも間に合わずマッシュルームとシメジだけ

ブルーベリーソースが好評だったことに救われた思いです

 

ジビエ初体験ということで試食の、《シカ肉の赤ワイン煮込み》

ニンジンとセロリと新たまねぎを炒めて、

赤ワインとトマト缶を煮込み、

食べやすい大きさに切ったシカ肉を加えてシチュー風に仕上げた一品

みなさんにやわらかく煮たジビエを味わってもらった

 

デザートは、《手作りプリン》

アーモンドスライスで飾り、ハチミツ漬けのクルミを添えた

いつものように仕上がって大好評&絶賛してもらった

気を良くしたので、しばらくはデザートにこのプリンを出したい

 

最後にコーヒーを飲んでいただいて、お礼の女子会ランチはおしまい。

 

今回は「新客さん」ということで、ちょっと緊張もしたけれど、

まぁみなさん気さくな方々で、話も弾んでまるで昔からの友人のようでした・・・

言いたいことを言い合いながら、楽しいひとときを過ごすことができ、

なんと、アサギマダラにすっかり魅せられてしまったという方がいて、

ブログの写真を見ながら、アサギ談義で盛り上がったことも嬉しかったです。

 

朝から緊急事態発生という中で始まったランチでしたが、

みなさんに喜んでいただいて、シェフもホッとしたようです。

特にピクルスと藤木ドレッシングが気に入っていただいて、

レシピを教えてほしいとのご要望に、得意顔でこたえてました。

料理をお出しする度に、嬉しい言葉をたくさん頂戴して、

シェフ冥利に尽きたことでしょう♪

 

じっくりと畑のご案内もしたかったようですが、

それはまた次の機会に…ということで・・・

玄関先を一面真っ白に染めて咲いている『銀杯草』だけお持ち帰りいただいて、

4時頃に解散となりました。

 

今年の女子会第一陣は終了したけれど、10日には毎年恒例の女子会が、

来月の16日にはもうひとつの女子会が予定されています。

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おしゃべり&ワイン de 女子会ランチ♪

2015年12月03日 | 男子厨房に入る

一昨日は我が家で、賑やかな女子会ランチでした。

毎年6月に恒例となっている女子会とはメンバーが違って、

今回は、エッグ仲間での女子会ランチです。

 

…と言っても、展示会でお手伝いした生徒全員が集合したわけではありません。

エッグの先生と以前ご近所だったエッグ仲間が二人と、

そこに娘とわたしが加わって5名でのランチです。

 

ことの始まりはエッグ展示会の最終日・・・

作品撤収のときは仕事日だった娘に変わって、旦那さんが車を出してくれました。

その時に、今回お招きしたエッグ仲間のお二人とランチ話で盛り上がったうちの旦那さん。

(このお二人と旦那さんはこの時が初対面だったんですよ…)

「じゃあ、いつでもランチを食べにきてください…」って言ってましたから、

すかさずわたしが、

「来年暖かくなって、畑の野菜やハーブが色々採れる時期にどうぞ…」と言ったのですが、

彼女たちは、

「春は春で行くけれど、雪が降る前に一度行きま~す…」ってことで、

トントン拍子に話が進み、一昨日の女子会ランチと相なった次第でございます・・・

 

6月恒例の女子会の時にはワインなどのお酒はいっさい登場しませんが、

今回はワイン大好きマダムたちがおりまして、美味しいワインを持参してくださるとのこと・・・

…で、我が家ではノンアルコールのみご用意させていただきました。

 

さて前置きが長くなりましたが、この先も文章がタラタラと続きます。

読むのが面倒な方は、遠慮なくスルーしてくださいね

 

それでは、話が途切れることなく食べながらもおしゃべりが続く、女子会ランチ始まります

(あまりにもお喋りが多すぎて、誰が何を話したのかよく覚えてません。

 故にフィクショントークも多少あるかもしれませんが、大目にみてくださいね…)

 

まずはワインで乾杯です♪

 

「わたしはノンアルコールで…」と、3名。

残り2名とシェフのグラスにワインが注がれて乾杯です

「これはフルボディで肉に合いそうなワインですね」と、シェフ。

「フレンチかイタリアンか分からなかったからこのワインにしたわ」

珍しく、時々ワインを飲みながらお料理をするシェフでした・・・

 

サラダは、《晩秋の畑で採れた野菜サラダ》

全部畑で採れた野菜、ルッコラに似た野菜はセルバチカです」と、シェフ。

「あらホント、ゴマの香りがするわ」

「このトマトはマリネなの? すごく美味しいけど…」

この日のために収穫しないで残しておいた最後のトマト、もうひとつどうぞ」…と、

小鉢の中にトマトが1個ずつ追加されたのでした・・・

 

前菜ひとつ目は、《ワインのつまみ》

「渦巻きのような物はなんですか?」

ビーツと言うカブです、これは食べなくていいですよ」と、シェフ。

「やだぁー、もう食べちゃった! でも美味しかったよ」

「上に乗ってるのはネギですか? 甘くて美味しいですぅ~」

娘のお舅さんが栽培した下仁田ネギを、コンソメ味で煮てあります」と、シェフ。

「某レストランに行ったらネギが1本のまま出されて、お金出してるんだから調理してよ!って感じ~」

「ナスがそのまま出されたお店もあって、お料理を食べずにお店をでてしまったという友人もいたわ」

「わぁー、わたしオリーブが大好きなんですよぉー」…と、

それを聞いたシェフは、オリーブの入った器を抱えながらまたまた席を回ってました・・・

 

前菜ふたつ目は、《カマンベールとジャガイモのグラタン》

「ベーコンの香りが良くてすごく美味しいわぁ~」

このベーコンは、展示会の時に差し入れしていただいた友人自家製のベーコンです」と、シェフ。

「中に入ってるジャガイモはなんというジャガイモですか?」

インカのめざめという品種です」と、シェフ。

「インコのめざめ?」「違う違う!インカが目覚めるんだってばっ!」

やれやれ、この辺りからアルコールが効いてきたようですね・・・

 

前菜みっつ目は、《シカ肉コンフィとブルーベリーソース》、

お肉が食べられないお一人には《チーズのハチミツ掛け、オレンジ添え》

 

「シカ肉が臭くなくて美味しい~ ソースも美味しいわぁ~」

ポルトガルワインを煮詰めて、

エシャロット・バター・ブルーベリーで仕上げたソースです」と、シェフ。

無謀にも、女子会ランチにジビエ料理とは・・・でも、完食していただいてよかった♪

「チーズにハチミツというのがとてもいいですね」

これは富士見産の百花ハチミツです」と、シェフ。

「ひゃっかってな~に?」

里山で蜜蜂が色んな花の蜜を吸って集めたハチミツのことです」と、シェフ。

 

魚料理は、《サーモンとスズキのマリネ》

藤木シェフのドレッシングでの味付けです。あれはやっぱり万能ですね」と、シェフ。

「盛り付けがきれい~」

「大きなマッシュルームのスライスもいいわね」

最近はマッシュルームの生食に凝ってる、我が家のシェフですから・・・

 

スープは、《かぼちゃのバターナッツスープ》

「バターナッツって、今流行のかぼちゃでしょ」

「ドロッとしていてお味が濃いですね」

「飲んべえのランチには、このくらいの量がちょうどいいのよ」

まぁ、言いたいこと言ってますねぇ~

その辺のことは充分承知していたシェフ、今回は小さな器に品よく盛られたスープです・・・

 

メインディッシュは、《牛ステーキ》、

お肉が食べられない方には《真鯛とホタテのジャガイモパイヤッソン風焼き》

 

肉の焼き加減はどうしますか?」と、シェフ。

「ミディアムレアで!」と、みんな一斉にお返事。

「まずは何も付けないで、次はお塩だけ、最後にソースを付けて食べてみるわ」

「やわらかくて美味しいお肉~、脂がスーッと融けちゃう!」

「こんなお肉が食べられるなら、安曇野にあるお肉料理のお店に行くことないわね」

とまで言ってくださいました。

メインディッシュも、このサイズのこの量でちょうどよかったようです・・・

「ところでパイヤッソンってなに?」

藁をかぶせたように見えるという意味です」と、シェフ。

たしかに、スライスしたジャガイモをこんがり焼いて乗せた姿は、

藁をかぶせたように見えますね。

「4皿分の肉料理と1皿の魚介料理をどうやって同時に作れるのですか?」

まずある程度肉を焼いて火からおろして、

余熱で火を通している間にもう一品作りました」と、シェフ。

メインディッシュをどうやったら温かいまま同時に出せるか、

これが今回の大きな課題だったようです・・・

 

ここで登場、《チーズの盛り合わせ》

チーズの薫製は、展示会の時に差し入れしていただいた、

友人自家製スモークチーズです」と、シェフ。

食べるのを我慢して今日を待ちました」と、続けてシェフ。

「チーズだ~い好き!」という言葉が飛び交い、

あっという間に半分程になってしまった。

黒こしょうをかけてみようか」と、シェフ。

そうしたら、再びチーズに手が伸びて売れるわ売れる・・・

 

最後はデザート、《手作りプリン》

プリンカップが古くて、プリンのまわりがぼこぼこになってしまった」と、

すまなそうに言うシェフ。

「手作り感があっていいんじゃない」

「プリン専門店をだしてよ~」との言葉に、シェフはもう大感激してました。

 

美味しいワインを飲みながらの女子会は、こうして終了です・・・

 

気が付けばもうおやつの時間、《手作りマドレーヌ》

「実はこのマドレーヌが仕上がるまでに、いっぱい食べさせられたんだよ~」と、

裏話をぶちまける娘。

「マドレーヌ 型からうまく取り出せない…でネット検索したら、

同じ質問がいっぱいあったわ」と、わたし。

みんな苦労してるんですねぇ~

でもちょっと変なのです!

試作品を作った時には何の問題もなくきれいに取り出せたのに、

本番では何度繰り返しても、型にくっついてうまく取り出せないなんて・・・

最後の6個でようやく成功しましたが、

なんてことはなかった!

型にバターを塗った後、ただ小麦粉を振り忘れただけのことでした。

焼き時間や温度を色々と変えながらやっていたから、

小麦粉振るのをコロッと忘れちゃったみたい・・・

そんなこんなのマドレーヌですが、美味しかったですよ~♪

 

 

最後のおやつの時間が終わって解散したのが4時頃だったでしょうか。

その間本当によくおしゃべりしました。

話があっちへ飛んだりこっちへ飛んだり・・・

料理を待つ間も楽しい会話は続きますから、

シェフとしてはマイペースでお料理ができて有り難かったと言ってました。

 

お料理が出されると、食べながらそのお料理の話に花が咲いて、

料理の感想を聞くことができ、色んな褒め言葉も頂戴して、

シェフ冥利に尽きたのではないでしょうか。

この日はいつになくご機嫌なシェフでした・・・

 

本日の記事、文章の多さからもおしゃべり女子会ランチだったことが、

よ~くお分かりいただけるかと・・・

だれか一人の独壇場ではなくて、

みんながおなじくらいおしゃべりするから、

まぁー、賑やかしいこと!

でも本当に楽しいひとときでした

 

前日に少し復活していた喉の痛みが、再びぶり返してしまったことは、

言うまでもありませんね。ついでにタンも熱もぶり返して・・・

前夜に続いてその晩も、良い子のお休みタイム9時には就寝しました。

 

本当に楽しかったエッグ仲間との女子会ランチ、

次回は、来春田植えが済んだ頃にということになってしまいました。

これで春の女子会ランチが二組に? まぁ大変

コメント (18)
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