初めて見るその花に、一瞬で心を奪われてしまいました。(大袈裟のようですが、本当なのです…)
花の色といい、咲いてるその花姿といい・・・
この世のものとは思えないような、幻想的な世界がそこにありました。
カタクリの隣に咲いているのだから、たぶん山野草なのでしょう。
うちの庭にもあの青い花が欲しい!!!
でも、転居してきたばかりなのでまだお付き合いも浅いわけだし・・・
今はじっと我慢、我慢。
もう少し親しくなれたら、あの株をほんのすこ~しだけ分けて頂きましょう。
心密かにそう思って眺めていました。
ところがその日の夕方、突然我が家にあの青い花がやってきましたぁ
私があまりにも欲しそうな顔をしながら話したからでしょうか、
娘のお舅さんがお向かいさんから少し頂いてきてくれたのです。
早速シャクナゲの木の下に植えました。
カタクリや春蘭も近くにあるので、この環境ならこの花も育ってくれるでしょう。
植えたばかりの、青い花・・・(4月15日)
↑ 花が汚れちゃってるけど、ホントはとっても素敵な花…
植えたばかりなので、幻想的な世界とはほど遠い感じもしますが・・・
でも、きっと数年後にはこの世のものとは思えないような青い花の群生が見られるでしょう。
この花は、日が当たると上を向いて花が開き、夕暮れには花を閉じてうなだれてしまいます。
少しずつ、花を閉じていきます・・・(4月15日、午後5時32分)
↑ おやすみなさ~い…
もう少し綺麗なお花をUPできれば…と思っていたのですが、一昨日も昨日の朝も雨。
本来のあの美しい青い花を見ていただけないまま、今年のこの花はもうおしまいのようです。
風に揺れる、青い花・・・(今日、4月18日)
↑ 風に吹かれて花びらがゆらゆら揺れて、まるでさよならしてるみたい…
さてさて、可愛らしいこのお花。あなたのお名前は?
ネットで調べたのですがなかなかわからず、今回は名前が判明するまでにかなり手こずりました。
山野草とか…、色とか…、花びらの枚数とか…、検索かけても見つかりません!ちょっとだけ似ているアズマイチゲという花を見つけて、そしてようやくこの可憐な青い花に辿り着きました。
この花の名前は、キクザキイチゲ(菊咲一華)
キクザキイチゲは白花がほとんどで、青花は少ないのだとか・・・
この花の名前の由来は、花が菊に似ていて、一本の茎にひとつの花を咲かせるところから、キクザキイチゲ(菊咲一華)と呼ばれるのだそうです。
キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)とも言うそうですね。
そしてこの花も、スプリング・エフェメラル『春の妖精』と呼ばれる花だそうです。
ここでちょっと、お勉強の時間
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。言葉の意味としては、「春の儚いもの」「春の短い命」程度の感じである。日本語訳としては春植物があるが、それほど定着はしていない。(ウィキペディアより…)
カタクリ、セツブンソウ、福寿草、一輪(二輪)草などが、スプリング・エフェメラルと呼ばれるようです。
キクザキイチゲも、儚い早春のお花なのですね。
スプリング・エフェメラル、素敵な言葉。もっと詳しく知りたい方は検索してみてくださいね。
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もうひとつ、青いお花が我が家にやってきました。
その花の名は『ネモフィラ』。この花は、以前から欲しかった花のひとつです。
先日実家に行ったときに、玄関先でポットに入ったこのネモフィラを発見。
姪の嫁ぎ先のお義母さんが作っているお花で、たくさんあるから持って帰っていいと言います。
それでは…ということで、遠慮なく2ポットだけ頂いてきました。
でも、どうせ遠慮しないのなら、もっとたくさん貰ってくればよかったかなぁ~(…なんて思ってたりして…)
このネモフィラは、春一番に咲くオオイヌノフグリを大きくしたような花。
花の色も形もよく似ていますね。
でも、花びらの枚数が違うし、葉の形が全然違います。
青い色がとっても綺麗な、ネモフィラ・・・
↑ 反り返った花も、また可愛いね…
ネモフィラが二株・・・
↑ やっぱり5株くらい貰ってくればよかったかなぁ…
この花も種がこぼれて、いつの日か辺り一面ブルーに染まる日が来るでしょうか・・・