きのう28日(月)、東京・浅草「木馬亭(もくばてい)」で行われた「将棋寄席」は盛況のうちに終わった。落語を生で聴くのは初めてだったが、将棋の公開対局同様、やはりライブはよいと感じた次第。
11月13日のLPSA金曜サロンは、昼が山下カズ子女流五段、夜が船戸陽子女流二段の担当だった。
山下女流五段は、女流名人位4期を誇る元強豪。ここ数年の成績はパッとしないが、68歳の関根紀代子女流五段は、第3期マイナビ女子オープンで見事本戦入りを果たした。山下女流五段が老けこむのは早すぎる。もう一花咲かしてもらいたい。
指導対局に入る。平手のサイン勝負だが、この日は山下女流五段がうっかりして、先に「☖3四歩」と指してしまった。これでは本当に関根女流五段である。しかし指し直して私が先に指すのも味がわるいので、そのまま指し続ける。もし記録用紙があるならば、私の初手は「☗―――」となろうか。
将棋は山下女流五段の四間飛車。この日は隣の将棋がおもしろく、そちらを覗きながら指していたら、自分が指す前に、また指された気がした。自分の将棋に集中しなければと、気を引き締める。
将棋は☖4四角(打)☗6六角(打)に山下女流五段が☖5三角と引いたのが弱気な手で、☗2四歩からの飛車先突破が約束されて、ここで私が優位に立った。
しかしまだ形勢はむずかしく、まだまだこれからと思っていた矢先、突然、といった感じで、山下女流五段が投了してしまった。山下女流五段は中盤あたりからヘンな将棋になったことをボヤいており、妙な味があって可笑しかったのだが、三味線ではなかったらしい。
局後、植山悦行手合い係を交えての感想戦では、投了の局面は私が優勢だが、確かに厄介なスジもある、とのことだった。山下女流五段の指し手は、時間が押していたこともあったのだろうが、ちょっと淡泊だったか。もっとも指導対局だから、このくらいでいいと思う。私との対局になると異常な闘志を燃やすほかの女流棋士は、山下女流五段の姿勢を見習って?もらいたい。
ともあれこれで扇子サインは10人目。通常ならこれでコンプリートだが、今回はもうひとりサインが必要である。残りのひとりは、誰だったか。
11月13日のLPSA金曜サロンは、昼が山下カズ子女流五段、夜が船戸陽子女流二段の担当だった。
山下女流五段は、女流名人位4期を誇る元強豪。ここ数年の成績はパッとしないが、68歳の関根紀代子女流五段は、第3期マイナビ女子オープンで見事本戦入りを果たした。山下女流五段が老けこむのは早すぎる。もう一花咲かしてもらいたい。
指導対局に入る。平手のサイン勝負だが、この日は山下女流五段がうっかりして、先に「☖3四歩」と指してしまった。これでは本当に関根女流五段である。しかし指し直して私が先に指すのも味がわるいので、そのまま指し続ける。もし記録用紙があるならば、私の初手は「☗―――」となろうか。
将棋は山下女流五段の四間飛車。この日は隣の将棋がおもしろく、そちらを覗きながら指していたら、自分が指す前に、また指された気がした。自分の将棋に集中しなければと、気を引き締める。
将棋は☖4四角(打)☗6六角(打)に山下女流五段が☖5三角と引いたのが弱気な手で、☗2四歩からの飛車先突破が約束されて、ここで私が優位に立った。
しかしまだ形勢はむずかしく、まだまだこれからと思っていた矢先、突然、といった感じで、山下女流五段が投了してしまった。山下女流五段は中盤あたりからヘンな将棋になったことをボヤいており、妙な味があって可笑しかったのだが、三味線ではなかったらしい。
局後、植山悦行手合い係を交えての感想戦では、投了の局面は私が優勢だが、確かに厄介なスジもある、とのことだった。山下女流五段の指し手は、時間が押していたこともあったのだろうが、ちょっと淡泊だったか。もっとも指導対局だから、このくらいでいいと思う。私との対局になると異常な闘志を燃やすほかの女流棋士は、山下女流五段の姿勢を見習って?もらいたい。
ともあれこれで扇子サインは10人目。通常ならこれでコンプリートだが、今回はもうひとりサインが必要である。残りのひとりは、誰だったか。