一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

女流王位戦リーグ、船戸陽子女流二段へのエール

2009-12-17 00:13:30 | 女流棋戦
16日(水)、午後9時からはテレビ朝日系の「相棒」を観、同時録画していたTBS系「浅見光彦~最終章~」は、そのあとに観る。ちなみにTBSの浅見光彦役は沢村一樹だが、各局を通じての初代浅見光彦は、その「相棒」で主演の水谷豊が、日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」で演じたのが最初である。
さて「浅見光彦~最終章~」最終回のヒロインは星野真里だった。日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」などに出たときはほとんどしゃべらない彼女だが、演技は確かで、私の好きな女優のひとりである。ところで今後、TBS系で浅見光彦の2時間ドラマをやるとき、配役はどうなっているのだろう。「~最終章~」の意味は? いまだによく分からない。

第20期女流王位戦五番勝負の激闘の余韻が残るなか、16日、早くも第21期女流王位戦リーグが始まった。今期五番勝負の皮切りは、初夏になるのだろうか。
リーグ戦メンバーは以下の通り。

〈紅組〉
1石橋幸緒女流四段
2熊倉紫野女流初段
3中井広恵女流六段
4矢内理絵子女王
4村田智穂女流初段
4貞升 南女流1級

〈白組〉
1上田初美女流二段
2中村真梨花女流二段
3早水千紗女流二段
4船戸陽子女流二段
4甲斐智美女流二段
4岩根 忍女流二段

紅組はタイトル経験者が3人もいる「実力者リーグ」、白組は作ってもできない「女流二段リーグ」といったところか。
ところが11日に、石橋女流四段がLPSA金曜サロンに顔を見せたとき、石橋女流四段が
「紅組と白組をA級とB級に分けるとしたら、どちらにします?」
と訊いてきた。
「そりゃあやっぱり、石橋先生のいるほうが『A級』でしょう」
私は当然のように答える。
「そう思うでしょ? でも、女流名人位戦のA級リーグだと、白組のほうが圧倒的に多いんですよ」
「えっ!?」
これは意外だった。しかしなるほど、数えてみれば、来期の女流名人位戦A級リーグ在籍者は、紅組は石橋女流四段のみ。対して白組は上田女流二段をはじめ、4名もいるのだ。これは白組も立派な「実力者リーグ」である。
それはさておき、これら12名の女流棋士の中で私の最注目は、やはり7期ぶりのリーグ復帰を決めた船戸女流二段である。ファンランキングの1位に燦然と輝く彼女には、当然活躍してもらわなければならない。
ここで注意したいのは、船戸女流二段の気持ちのありようである。もし「リーグ入りできただけで満足」「残留できればよし」というヤワな気持ちでいるようなら、全敗で陥落する。当然、
「女流王位を獲ります」
という意気込みでリーグ戦に臨んでもらいたい。挑戦者決定戦での勝利も、白組優勝も、残留確定も、すべてタイトル獲得までの過程にすぎない。とにかく、最初から足元を見ていてはダメである。目標を高いところに置いて、そこに照準を定めるべきだ。
前述のとおり、白組も実力者が多い。しかし逆に、飛びぬけた強豪もいない、ともいえる。ドサクサに紛れて船戸女流二段が白組優勝する可能性は、十分あるのだ。
金曜サロンの中にも、「船戸女流二段、女流王位挑戦」を熱望している会員がいる。今期に限り、私は中井女流六段も石橋女流四段も、眼中にない。どうでもよい。
まずはきょう17日(木)の、岩根女流二段戦である。岩根女流二段もファンランキングにランクインしているので、個人的にはちょっとアレだが、船戸女流二段は持てる力を全部発揮して、とにかく悔いのない将棋を指してもらいたい。
コメント (8)
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