一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・大庭美夏女流1級②

2009-12-22 19:45:28 | LPSA金曜サロン
11月6日のLPSA金曜サロン、夜は大庭美夏女流1級の担当だった。
大庭女流1級は「いっつ日記」というブログを開設しており私もブックマークしているが、数ヶ月更新がなかったので、外そうと思っていた。そんな矢先、大庭女流1級が「Twitter」でのつぶやきをブログに転送するという「新手」を編み出し、以後、毎日更新されている。なにげない日常の羅列が主だが、将棋関係の書き込みもあり、おもしろい。現在は楽しみなブログのひとつに戻っている。
話を戻すが、9月11日に松尾香織女流初段との指導対局で大優勢の将棋を敗れて以降、女流棋士とのサイン勝負は6連敗中。大庭女流1級はそれほど勝敗に固執しないので、ここで1勝を稼がないと、もう先がない。私は悲壮な気持ちで、対局に臨んだ。
私の居飛車明示に、大庭女流1級は☖4二銀~☖6二銀~☖4三銀~☖3二金と、なかなか態度を明らかにしない。まるで妹の美樹女流初段と指しているようだ。しかし次の☖7三銀がどうだったか。ここでの棒銀模様は、前手との関連がない気がした。
私は薄くなった5筋に目を付け、5筋に飛車を廻る。棋理に合った指し方だったと思う。それでも大庭女流1級に攻め合いに来られたら難しかったが、本譜は大庭女流1級に消極的な手が出て、私が中央から攻め込み、快勝した。
序盤の☖7三銀ではやはり☖6三銀と上がり、右玉からじっくり待たれていたら、こちらの攻め方も分からなかった。
大庭女流1級の淡泊な指し手に救われ、実に9月4日の対石橋幸緒女流王位(当時)戦以来の、女流棋士からのサイン獲得となった。サイン勝負で1勝することがこんなに大変だとは…と、あらためて感じた1局でもあった。
さて、これでこの日の指導対局は終わり。ところがこの日は、まだ続きがあったのである。
コメント
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