一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

ふたつの初日・「ミス熱海梅娘」の美しさ

2010-01-10 23:26:09 | 旅行記・G.W.編
1月9日は清水市代女流名人・女流王位・女流王将の誕生日。1月10日は矢内理絵子女王の誕生日。おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

きょう10日(日)、いま私は大阪・JR新今宮駅近くのビジネスホテルでこのブログを書いている。1泊2,300円の安宿だから多くは期待していなかったが、1階のロビーに無料で使えるパソコンが3台もあった。これは私にブログを書け、という天の声であろう。

「青春18きっぷ」が3日ぶん余っているので、9日(土)は午前11時すぎに、家を出た。
途中の観光は未定だが、とりあえず西へ向かう。とは言っても、この日の宿泊場所は押さえてある。このホテルが今回はちょっと、楽しみなのである。
まずは東海道本線で熱海へ向かう。あらかじめ「みどりの窓口」で「ホリデーグリーン券(750円)」を購入して、グリーン車へ乗った。ケチな私の、ささやかな贅沢である。
熱海を降り、駅上の食堂街で遅い昼食。駅前に「熱海梅園・梅まつり」のポスターが貼ってあり、見るとこの日(9日)が開園日である。
なんでも一番ノリは気分がいい。私はここに行くことに決めた。
伊東線14時13分発の下り電車に乗り、次の来宮で下車。駅を出て、右にてくてく歩いていくと「熱海梅園」である。入場は無料だったので、喜んで入る。しかし肝心の梅はというと、「早梅」がわずかに花をほころばせていた程度で、ほとんどつぼみの状態だった。やはり梅の時期はまだ先のようだ。
それでも、彫刻家・澤田政廣記念美術館や、無料の資料館などを見て、有意義な時間を過ごす。
ベンチで旅行ノートをちょっとつけ、トイレに入り、土産物屋でサービスの梅茶をいただいたりして、出入口に向かう。と、シャレた制服に黒の帽子をかぶった女性が何人かいて、私は「あっ!」と思った。
彼女たちは、「ミス熱海梅娘」であった。彼女らの撮影会があることは知っていたが、入口に掲げられてある「本日のイベント」にその記述がなかったので、軽視していたのだ。
駆け寄ると、何人かいるミスが交代で写真を撮られているところであった。観光客兼カメラ小僧の中には、私が入場したときからその場でたむろしていた人もあった。彼は梅娘の撮影目的でここへ来たものだろう。お疲れ様である。
私も近くにいたスタッフの方に、撮影が無料であることを確認して、さっそく彼女らを撮る。肩から「ミス○○」のタスキをかけている。
私にとって1人目となる梅娘にピントを合わせる。緊張の一瞬だ。ところがファインダーから覗く絵がピンボケである。不審に思いカメラを見ると、「オートフォーカス(AF)」が「マニュアルフォーカス(MF)」になっていたのだ。こ、こんな時になんで…。貴重な梅娘をひとりフイにした。
そのあと気を取り直して撮影を再開したが、結局「ピン」の梅娘は、3人を撮ったところで終了となった。数えてみると、「ミス熱海梅の女王」が1人、「ミス熱海梅娘」が5人いたから、この撮影会が何時から始まっていたかは知らないが、少なくとも私は、最初の2人は撮れなかったことになる。撮った枚数も、1人あたり2、3枚程度。梅も咲いてない寒い日だから、カメラ小僧自体が少なく、3、4人くらいしかいなかった。こういうときは同好の士が大勢いると、群集心理が働いてバシャバシャ撮れるのだが、こんな閑散としていては目立ってしまって、シャッターを押す手も鈍ってしまう。
しかしいまさら悔やんでも詮無いが、梅娘のひとりが、私が高校時代に好きだった女性にちょっと似ていて、彼女を撮れなかったのは悔いが残った。
あのとき旅行ノートをつけていなければ…。トイレに行かなければ…。お茶など買わなければ…。ほんのわずかなロスタイムが、大きな後悔となる。
まあ「ピン」は撮れなかったものの、全員が勢ぞろいしているところを何枚か撮れたので、よしとする。ただ、お客さんを真ん中に置いてシャッターを切ってくれるサービスもしてくたのに、恥ずかしさが前に出て、名乗り出られなかったのは失敗だった。LPSA金曜サロンの誰かなら、喜んで撮ったことだろう。
それにしても、彼女ら梅娘の美しさといったらなかった。ふつう6人もいたら、中には、あれっ? というミスもいるものだが、梅娘は全員が美人だった。宮地真緒や南明奈似の梅娘もいる。本当に粒揃いだ。
彼女らに対抗できる女流棋士を考えてしまう。
まず、坂東香菜子女流2級は当確である。彼女は笑顔がちょっとさびしそうだが、朗らかな笑顔を見せてくれれば、入賞は固い。中村桃子女流1級も欠かせない。彼女は「ミス顔」だ。東京モーターショーなどのコンパニオンをやらせてもピッタリはまる。
熊倉紫野女流初段も挙げておこう。彼女は癒し系ミスとして、人気を集めそうだ。
このブログでお馴染みの山口恵梨子女流1級だが、彼女は現役高校生でもあり、もう1年待ちたい。来年になれば、本人がその気なら、「ミスコン荒らし」となること確実である。
現在の女流棋界では、ミス梅娘に対抗できるのは、残念ながらそのくらいである。
船戸陽子女流二段はどうか? 船戸女流二段は典型的な「モデル顔」なので、国内に数多ある「ミス○○」の冠は似合わない。もっとインターナショナルなミスコンなら、入賞もあり得る。
では中倉宏美女流二段はどうか? 梅娘は洋風の顔立ちの子が多かったので、今回は難しい。「ミス水戸」なら、偕楽園できものを着てそぞろ歩いていたのを見たことがあるので、こちらなら当確であろう。
来宮から熱海へ戻り、そのあとは一路西へ向かう。浜松18時53分着。浜松といえば「うなぎ」である。何店か回ったが、私の想定金額に差があったので、見送る。
定食屋があって、「ハンバーグとエビフライの定食」が790円と、驚くほど安い。店名を確かめず入ったら、「やよい軒」であった。旅先でチェーン店に入ることはよくある。私は地の食事にあまりこだわらない。
浜松19時29分発の新快速に乗る。豊橋20時01分着。ここで本日の最終ランナーである、20時28分の各駅停車に乗り換える。3つ先の駅から5分ほど歩いたところにあるホテルが、この日の宿である。
このホテル、実はこの日が開業日だったのだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする