一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・大庭美樹女流初段⑥

2010-01-20 00:43:19 | LPSA金曜サロン
昨年11月27日のLPSA金曜サロンは、昼が大庭美樹女流初段、夜が松尾香織女流初段の担当だった。
今年のLPSA指し初め式では余興として、所属棋士にアンケートを取ったものがクイズになったが、その中で「LPSAの中でいちばんお酒が強いと思う人は?」という設問があった。注目の回答は大庭女流初段が9票を集め、船戸陽子女流二段や松尾女流初段を抑え、ぶっちぎりの1位となった。
大庭女流初段が顔色を変えず、しずかに酒を飲む姿が浮かぶ。このタイプが、いちばん酒が強いのだ。
さて大庭女流初段はほぼ毎月金曜サロンの常駐棋士になっており、同サロンではお馴染みである。私はこれが4本目の扇子サインラリーのスタートであり、大庭女流初段との記念すべき10局目の対局でもあった。
戦形は大庭女流初段の四間飛車。指導対局当初は大庭女流初段の右玉に悩まされたが、アマチュア相手に得意戦法で撃破するのは大人気ないと思ったのか、昨年ごろからふつうの振り飛車を採用されることが多くなった。
とはいえ本局の純粋四間飛車も2008年8月8日以来で、久しぶりだった。しかしそこは大庭女流初段、無難な駒組みはせず、いきなり☖4五歩と角交換を迫ってきた。
昨年7月、マイナビ一斉予選対局で敗退して、「これからは自分の指したい手を指す!」と宣言されたと聞いたが、それがこの積極策に繋がっているのかもしれない。
私はそれにお付き合いせず、ふつうに玉を囲った。以下、角交換からねじりあいの将棋が展開されたが、なんとか勝ちを拾うことができた。
大庭女流初段は指導対局中あまり表情を変えないので、形勢判断がむずかしい。だから投了の声を聞くと、いちばんホッとする。つまりそのポーカーフェイスが、大庭女流初段の持ち味ということになる。
指導対局は、アマにいくら負けてもよいのだ。問題は公式戦である。来たる女流名人位戦の対局に、全力を尽くしてください。
コメント (7)
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