一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

1月22日のLPSA金曜サロン・特別編

2010-01-24 00:29:24 | LPSA金曜サロン
22日のLPSA金曜サロンは、昼が中倉彰子女流初段、夜が中倉宏美女流二段の担当だった。私の記憶では、彰子・宏美姉妹の組み合わせは初めて。おふたりの天然ボケぶりはつとに有名で、姉の彰子女流初段が「切れ味鋭いボケ」とすれば、妹の宏美女流二段は「力強いボケ」といったところか。指導対局はもちろんだが、そんなPositive girlsによる夕方からの大盤解説も、大いに楽しみにしていた。
この日は中倉姉妹自身がブログで告知していたこともあり、多くの人出が予想された。私は例によって午後3時すぎに入室したが、早くも12、3人くらいいる。彰子女流初段の人気の高さを示すものである。
金曜サロンの机のレイアウトでは、指導対局以外の一般対局は4面用意されている。しかしすでに満席状態で、この日はそれが最後まで続いた。
4時すぎに、宏美女流二段が見える。きょうは黒系の洋服で、銀縁のメガネをかけている。駒込化学研究所の有能な助手、という感じだ。
4時30分から宏美女流二段の指導対局が始まったあと、5時30分ごろ、ようやく彰子女流初段との指導対局が回ってきた。しかし私のあとに、まだ対局を待っている人が何人もいる。私は何局か教えてもらっているので、やせ我慢をして指導対局の見送りを申し出たのだが、彰子女流初段は「どうぞどうぞ!!」とピュアピュアな笑顔で招いてくれる。な、なんて綺麗なんだ彰子先生!!
私はお言葉に甘えて盤の前にすわる。しかし楽しみにしていた5時30分からの大盤解説は、カットになってしまった。最近、金曜サロンへの来客が着実に伸びており、時間の関係で大盤解説をしないケースもふえてきた。解説はサービス的な意味もあるので、やがて廃止になるかもしれない。
彰子女流初段との対局が早く終わり、私は宏美女流二段の盤の前にスタンバイ。
「あ、負けましたー。そんな手があったんですねー」
と、彰子女流初段の頓狂な声が聞こえる。
宏美女流二段は先日の「1dayトーナンメント・Bins Gate Cup」で苦杯を喫し、相当落ち込んだようである。しかし負けたときの悔しさは忘れず、負けた事実だけ忘れて、来たる次の対局に気持ちを切り替えるべきである。
宏美女流二段との指導対局開始。中盤に入ったころか、彰子女流初段が
「アーッ!?」
と叫ぶ。また何か見落としがあったか。宏美女流二段がボソッとつぶやく。
「まただよ…」
いい味である。実にいい味である。中倉姉妹にはぜひとも大盤解説をしてほしかった。
夜になって、また客が増える。手合い係の植山悦行氏は、どう手合いをつけるものか、頭を抱えている。
けっきょくこの日は、彰子女流初段は7時すぎに上がりとなった。定時は6時までだから、いつもより1時間以上も指導対局に精を出してくれたことになる。不満をもらさず、真剣ながらも美しい表情で黙々と指導対局をこなしてくれた、彰子女流初段の矜持を特筆大書しておきたい。
宏美女流二段も、定時を1時間近くすぎた9時20分ごろに上がり。宏美女流二段もまた、この日は遅くまで指導対局をこなしてくれた。その数、金曜サロン新記録の20人。ちなみに客の総数は、最終的に23人に上った。
それにしても中倉姉妹の人気はすごい。もしこのおふたりがLPSAにいなかったら、LPSAがこの形で存続していただろうか。それほど中倉姉妹の存在は大きいのだと再認識させられた。
宏美女流二段が引き揚げたあとも、まだ客同士の対局は続いていた。それはいいが、私はなにか大きな忘れ物をした気がする。…アッ! 宏美女流二段に、「バイクの大型免許をいつ取ったか」、聞くのを忘れた!!
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする