一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月16日のLPSAジャンジャンマンデー

2011-05-22 00:37:52 | LPSAマンデーレッスン
5月15日のLPSA日めくり詰め将棋カレンダーは、島井咲緒里女流初段の作品。作意は5手詰だったが、変化はピッタリ7手詰。こちらが作意ではないだろうか。

16日は、LPSA主催の「ジャンジャンマンデー」に出向いた。ジャンジャンマンデーとは、マンデーレッスンSのスピンオフ企画で、持ち時間10分・秒読み30秒の早指しでひたすら将棋を指すというものである。
もちろんマンデーレッスンの講師も参戦する。女流棋士と真剣勝負を味わえるのもこの企画の魅力だ。
午後6時すぎに入室すると、早速対局が始まっていた。
私は大学生と思しき男性と対戦。芝浦サロンでは初めて見る顔だ。LPSAは新規のお客さんを定着させないと、サロンの未来がない。
先手・私の居飛車明示に男性氏が角道を止めたので振り飛車と思いきや、△6二銀と上がったので、相居飛車となった。
右では中倉宏美女流二段が、Tan氏と指している。かすかに石鹸の香りがする。中倉女流二段はマンデーレッスンの講師ではないし、芝浦サロンは船戸陽子女流二段の担当だった。もし中倉女流二段が将棋鍛錬のためにジャンジャンマンデーに参加したのだとしたら、これは大したものだ。
青年氏は雁木に構える。私は果敢に攻め込み角桂交換の駒得になったが、ここから緩み、逆転模様となった。
しかしそこで青年氏が踏み込みを欠き、最後は私の辛勝。将棋は逆転のゲームだとつくづく感じた。
2局目は中倉女流二段との対戦。着席すると、やっぱり石鹸の香りがして、ポワーンといい気持ちになった。
私の先手で▲7六歩△3四歩▲7五歩△6二銀▲7八飛△4二王と進む。ここで▲4八玉が疑問手だった。△8八角成▲同銀△6五角で両成りが受からず、これは一本取られた形である。私は読み筋とばかり▲5五角と打ち▲7四歩と突いたが、苦戦は否めなかった。
左では石橋幸緒女流四段が対局中だったが、自分の将棋はそっちのけで、こちらを注視している。ちょっとバツが悪い。
苦戦ながらも桂得を果たし中盤に入ったが、私が▲2八銀と上がったのが、「こちらに銀を上がる人はいない」(石橋女流四段)という大悪手で、粘った将棋を台無しにした。
私は前手の継続で▲3六歩と突いたが、△8六歩が機敏な手で、シビレた。
▲8六同銀は△8八馬(と角を取る)▲同飛△5五角の飛車銀両取りで先手負け。よって▲8六同歩だが、△8七歩▲7九角と凹まされ、これで負けを覚悟した。
戻って▲2八銀では、▲3八銀~▲4六歩~▲4七銀が正しいルート。これなら先手もまだまだ戦えた。▲3八銀では角を換わって△2八角を気にしたからだが、こんな手なら先手はどうとでもなったのだ。
「しまった…」
私は後悔する。「ヒゲを剃ってくるんだった」
「そっちかい!!」
すかさず石橋女流四段からツッコミが入った。
本譜は中倉女流二段にいいように攻められ、割り打ちを食ったあと、△7六歩と桂取りに突きだされ、いまはこれまでと投了した。
「これで投げると思ってました」
と、再び石橋女流四段。こちらの投げ時まで見透かされている。
ジャンジャンマンデーでは、これで女流棋士に1勝4敗。どうもおもしろくない。
つづいてはミスターどうぶつしょうぎ氏と対戦。初対局と思いきや、これが2局目とのこと。初対局を忘れているということは、私が勝ったのだろう。
将棋はミスター氏のゴキゲン中飛車。中盤、軽快に捌かれて苦戦。ここで▲6四角と打たれたら、さらに防戦一方だったが、本譜は▲4七銀打とひるんでくれたので、こちらが攻めに転じて、最後は私の勝ち。
ミスター氏いわく、前回もこんな展開で、最後は私が逆転勝ちしたという。たしかに相変わらず、私は将棋の造りが雑だ。読みが浅く、腰が入ってない感じ。もっと体調を整えないとダメだ。
最終4局目は某氏との対戦。以前対戦したときは、中盤の入口で銀を丸損し、早々に投了した。今回はもう少しマシな将棋を指さなければならない。
将棋は私の居飛車明示に某氏の四間飛車穴熊。私は玉頭位取りの作戦を採った。
今度は私の左で中倉女流二段が対局している。学校での席替えのとき、不思議と私の周りに同じ女子が来ることがあったが、それに似ている。
船戸陽子女流二段の声が聞こえる。すっかり植木理恵の声に戻っている。
中盤、某氏の△2四歩に▲同歩と取ったのがお手伝いだった。以下△2二飛▲2八飛△2七歩▲同飛△2六歩▲2八飛(△3五銀がいる)△2四飛と捌かれては、一遍にこちらが悪くなってしまった。
しかしこちらも踏ん張って、むずかしい終盤戦に突入する。某氏、△7八銀成。
この局面の一部の駒の配置を以下に記す。
先手・一公:3八飛、5六歩、6三と、6四角、6五銀、7四歩、7六金、7七桂、8五歩、8八玉、9六歩、9九香 持駒:銀、歩…
後手・某氏:1九竜、3三角、5七と、7一金、7八成銀、8一桂、8二銀、8三歩、9一王、9二香、9三歩 持駒:金、桂、香、歩…
ここで私が▲7八同玉と取ったのが大悪手。△9九竜と香を取られ、受けても一手々々なので、ここで私は投了した。▲7八同飛では△6七とで悪いと思ったからだが、そこで▲1九角と竜を取る手がある。以下△7八と▲同玉は局面がサッパリして、先手もまだ戦えそうだ。
ゆえに△6七とでは△6九竜と寄って後手が勝ちだが、某氏は△1九竜がアタリになっていたのをウッカリしていたというし、▲7八同飛ならどう転んでいたか分からなかった。
4局が終わって、きょうの成績は●○●○の2勝2敗。前回と合わせ4勝4敗で、可もなく不可もない、おもしろくも何ともない成績となった。
次回開催は6月20日。ほぼ消化試合だが、気力を振り絞って、何とか参加しようと思っている。
コメント (6)
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