一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段2

2011-05-27 00:24:07 | LPSA芝浦サロン
以下は中倉宏美女流二段との指導対局の一場面。私の圧倒的優勢だったが…。
上手・宏美女流二段:1一香、1三歩、2二飛、2三歩、5三銀、5七歩、6一金、6四歩、7二銀、7三歩、8一桂、8二王、8三歩、8四馬、9八成香 持駒:香、歩3
下手・一公:1七歩、1九香、2五歩、2六飛、3三馬、3五銀、3七桂、4五歩、5六銀、5九金、6七歩、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8九桂 持駒:金、桂、歩3
(▲3三同角成まで)

昨年12月10日(金)のLPSA芝浦サロンは、前半(午後2時~5時)が中倉彰子女流初段、後半(午後6時~9時)が中倉宏美女流二段の担当だった。
旧LPSA金曜サロンでは1日に2人の女流棋士が担当していたから、今回と同じスタイルだった。料金を比較すると、金曜サロンは1日3,000円だったが、芝浦サロンは3,500円。さらに芝浦サロンは、2人目の女流棋士と対局すると、おかわり料金1,000円が発生する。それだけの出費に見合うと思えば指導対局を仰ぐし、高いと思えば客足は遠のく。会員の反応は正直である。
今回とりあえず私は、追加の1,000円を払って宏美女流二段との指導対局に臨んだ。なお本日はこれが一般対局を含め6局目。いまでは考えられない局数である。
LPSA女流棋士の平手戦指導対局は、大別してふたつに分かれる。公式戦のごとく自分の得意形で指すタイプと、ふだん指さない将棋を試してみるタイプである。宏美女流二段は明らかに前者に属する。棋力が離れているアマとの平手戦でも、公式戦と変わらぬ戦法を採る。私との対局も本気モードだった。
この日の宏美女流二段は、ピンクの上衣に黒のショートパンツ、UGGを履いていた。昨今の宏美女流二段は、ちょっとソソられるコーディネートが多く、この日も会員からヤンヤヤンヤの喝采を浴びていた。
将棋は私の居飛車に、宏美女流二段の三間飛車。もし居飛車穴熊に組めば真部流△6四銀とくるだろう。しかし私は穴熊は指さない。
私は▲5七銀左から▲4六歩と急戦に出る。もし△4二飛なら▲4五歩だが、宏美女流二段は△2二飛。これも宏美システムのひとつである。
私は▲5五歩から▲4五歩と仕掛ける。さらに▲3五歩の突き捨てから▲5六銀と歩を入手し、次の▲3四歩を狙う。実戦もそれが実現して、大いに優勢になった。それが冒頭の局面である。
ここでは完全に温泉気分。以下△6二飛▲1一馬△9六歩▲8六香△9四馬▲8五金、と進んだ。△6二飛に▲1一馬と香得し、ますます快調。しかし最後の▲8五金が、ココセのようなイモ手だった。以前も宏美女流二段とこんな展開になり、やはりイモ金を打ったことがあるが、ちっとも学習していない。だいたい、こんな手を指して幸せになった人はいない。結局私が、バカなのだ。
ここから43手後、宏美女流二段の114手目△7六成香を見て、私は駒を投じた。投了図の駒の配置は下。

上手・宏美女流二段:1三歩、2三歩、5三銀、5五香、6一金、6四飛、7一王、7二銀、7三歩、7六成香、7七角、8一馬、8三歩 持駒:香、歩8
下手・一公:1七歩、1九香、2五歩、2六飛、3五銀、3七桂、4五歩、5六歩、5七玉、5九金、6六歩、6七銀、6九金、8五桂、9三歩、9四桂、9五金 持駒:桂
(△7六成香まで)

冒頭の局面からひとつも動いていない右辺の駒、団子状になっている左辺の駒が見るも無残だ。まったく、ひどい終盤だった。
中倉姉妹に、ともに114手で往復ビンタを喰らってしまったが、ちょっと嬉しい私であった。

将棋ペンクラブ関東交流会まで、あと1日。
コメント (4)
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