20日(金)は、LPSA芝浦サロンのあと、駒込ジョナサンに向かった。言うまでもなく、ジョナサン研究会である。最初は何となく集まっていた「ジョナ研」だが、いまでは月に一度の例会が定着しつつある。どうかすると、芝浦サロンより楽しみだ。
午後8時40分ごろ入店すると、店の奥に有志が集まっていた。喫煙者がいるので必然的に奥へ追いやられるのだが、そのほうが都合がいい。
私は「1二」に座る。ほかのメンバーは「2一Kun・2二W・3一Hon・3二R・4一Y・4二Kaz」の各氏。
今回は、駒込ジョナサンのウェイトレス・Tさんの下の名前を聞きだすことが目的だったのだが、すでにW氏が聞き出しており、その名前を教えてもらった。
Kaz氏に、すみません、と謝られる。Kaz氏は先日、このブログにコメントを寄せてくれたのだが、その内容が私の気に障ったと勘違いしたらしい。全然怒ってませんから、と強調しておく。
呼び出しボタンを押すと、Tさんが来た。感激である。
「おお、これはAyakoさん」
私は早速、下の名前を呼ぶ。
「聞いたんですか? 下の名前で呼ばれると恥ずかしいですぅ」
と、Ayakoさんは顔を赤くする。か、かわいい…!!
そうか、女性は下の名前を呼ばれると恥ずかしいのか。
陽子…。
パスタを注文し、傍らで行われている将棋の検討をぼんやりと眺める。指し手はR氏とHon氏。ここに集う有志はみな将棋バカだが、とりわけHon氏は将棋が好きだ。将棋を指しているときのHon氏は、目がらんらんと輝いている。
しばらくするとHon氏とY氏が席を替わり、R・Y両氏が駒を動かす係になった。
題材は、Y氏がネットで指したという実戦譜。棋譜はプリントアウトされており、序・中・終盤の局面が図になっている。その形勢判断を私たちに問うているわけだ。将棋に真摯に取り組むY氏も、Hon氏に劣らず将棋が好きだ。
その将棋は終盤、Y氏に勝ちがあったと思いきや、検討すると、そうでないことが分かった。それで、局面を中盤まで戻す。
ところがここでも、Y氏の形勢が悪い。じゃあ…ということで、さらに序盤に戻る。これじゃ本格的な将棋の研究だ。
この将棋はY氏の後手番で相振り飛車だったのだが、歩を換えて△3四飛引きがどうだったか。△3二飛と深く引く手はなかったか。△4四歩も、飛車の横利きを消して疑問、などなど、ちょっぴりマニアックな意見が出た。
私たちの検討だからいい加減だが、少なくとも芝浦サロンでは、「△3四飛と△4四歩が疑問」などという感想戦にはならない。序盤のどう指しても一局、みたいなところを、真顔で検討している私たちが恐ろしい。
「やっぱり駒込はいいねえ」
と、W氏がしみじみとつぶやいた。
続けてR氏の将棋の検討に入る。R氏はこの日、千駄ヶ谷の「女流棋士スーパーサロン」に行って来たそうだ。講師は安食総子(ふさこ)女流初段。安食女流初段は女流棋界一の癒し系で、昨年の将棋ペンクラブ関東交流会ではゲストでお越しになり、私も間近で見て、一遍にファンになってしまった。R氏も彼女のファンになったことは想像に難くなく、「駒桜」への入会だって、あり得ない話ではない。
そんなあじあじとの指導対局を、みんなでワイワイつっつく。今夜は研究会だから、気軽に何でも言う。私も思いついたことを適当に言う。
「ここは▲4五歩でもいいけど、▲4五銀のほうが攻めに厚みが出ていいんじゃないでしょうか」
「ここは私なら▲5七歩かな。邪魔な成銀を追っ払いたいんで」
などなど。本当にいい加減だが、そのたびにKun氏がウンウンと頷き、賛同してくれたのはうれしかった。
だけどやはり、R氏およびみなさんには申し訳ないことをした。次回はもう少し真剣に、検討に加わりたい。
某氏が注文した生ビールを持って、Tさんが来る。
W氏が、
「いつも将棋指していて、すいませんねえ」
と言うと、
「いいえ。趣味があるのはいいことです」
と、Tさんが返す。さすがに私たちのマドンナTさん、含蓄のあるお言葉である。もはやTさんのいない駒込ジョナサンは考えられない。Tさんにはいつまでも、ここで働いてもらいたいと思う。
Hon氏、Kaz氏、Kun氏と先に帰り、最後は4人で12時近くまで粘って、お開き。今夜もひたすら将棋の研究に没頭し、とても勉強になった。同席した皆さんの熱意には敵わないが、今後もジョナ研には、できる限り出席したい。
午後8時40分ごろ入店すると、店の奥に有志が集まっていた。喫煙者がいるので必然的に奥へ追いやられるのだが、そのほうが都合がいい。
私は「1二」に座る。ほかのメンバーは「2一Kun・2二W・3一Hon・3二R・4一Y・4二Kaz」の各氏。
今回は、駒込ジョナサンのウェイトレス・Tさんの下の名前を聞きだすことが目的だったのだが、すでにW氏が聞き出しており、その名前を教えてもらった。
Kaz氏に、すみません、と謝られる。Kaz氏は先日、このブログにコメントを寄せてくれたのだが、その内容が私の気に障ったと勘違いしたらしい。全然怒ってませんから、と強調しておく。
呼び出しボタンを押すと、Tさんが来た。感激である。
「おお、これはAyakoさん」
私は早速、下の名前を呼ぶ。
「聞いたんですか? 下の名前で呼ばれると恥ずかしいですぅ」
と、Ayakoさんは顔を赤くする。か、かわいい…!!
そうか、女性は下の名前を呼ばれると恥ずかしいのか。
陽子…。
パスタを注文し、傍らで行われている将棋の検討をぼんやりと眺める。指し手はR氏とHon氏。ここに集う有志はみな将棋バカだが、とりわけHon氏は将棋が好きだ。将棋を指しているときのHon氏は、目がらんらんと輝いている。
しばらくするとHon氏とY氏が席を替わり、R・Y両氏が駒を動かす係になった。
題材は、Y氏がネットで指したという実戦譜。棋譜はプリントアウトされており、序・中・終盤の局面が図になっている。その形勢判断を私たちに問うているわけだ。将棋に真摯に取り組むY氏も、Hon氏に劣らず将棋が好きだ。
その将棋は終盤、Y氏に勝ちがあったと思いきや、検討すると、そうでないことが分かった。それで、局面を中盤まで戻す。
ところがここでも、Y氏の形勢が悪い。じゃあ…ということで、さらに序盤に戻る。これじゃ本格的な将棋の研究だ。
この将棋はY氏の後手番で相振り飛車だったのだが、歩を換えて△3四飛引きがどうだったか。△3二飛と深く引く手はなかったか。△4四歩も、飛車の横利きを消して疑問、などなど、ちょっぴりマニアックな意見が出た。
私たちの検討だからいい加減だが、少なくとも芝浦サロンでは、「△3四飛と△4四歩が疑問」などという感想戦にはならない。序盤のどう指しても一局、みたいなところを、真顔で検討している私たちが恐ろしい。
「やっぱり駒込はいいねえ」
と、W氏がしみじみとつぶやいた。
続けてR氏の将棋の検討に入る。R氏はこの日、千駄ヶ谷の「女流棋士スーパーサロン」に行って来たそうだ。講師は安食総子(ふさこ)女流初段。安食女流初段は女流棋界一の癒し系で、昨年の将棋ペンクラブ関東交流会ではゲストでお越しになり、私も間近で見て、一遍にファンになってしまった。R氏も彼女のファンになったことは想像に難くなく、「駒桜」への入会だって、あり得ない話ではない。
そんなあじあじとの指導対局を、みんなでワイワイつっつく。今夜は研究会だから、気軽に何でも言う。私も思いついたことを適当に言う。
「ここは▲4五歩でもいいけど、▲4五銀のほうが攻めに厚みが出ていいんじゃないでしょうか」
「ここは私なら▲5七歩かな。邪魔な成銀を追っ払いたいんで」
などなど。本当にいい加減だが、そのたびにKun氏がウンウンと頷き、賛同してくれたのはうれしかった。
だけどやはり、R氏およびみなさんには申し訳ないことをした。次回はもう少し真剣に、検討に加わりたい。
某氏が注文した生ビールを持って、Tさんが来る。
W氏が、
「いつも将棋指していて、すいませんねえ」
と言うと、
「いいえ。趣味があるのはいいことです」
と、Tさんが返す。さすがに私たちのマドンナTさん、含蓄のあるお言葉である。もはやTさんのいない駒込ジョナサンは考えられない。Tさんにはいつまでも、ここで働いてもらいたいと思う。
Hon氏、Kaz氏、Kun氏と先に帰り、最後は4人で12時近くまで粘って、お開き。今夜もひたすら将棋の研究に没頭し、とても勉強になった。同席した皆さんの熱意には敵わないが、今後もジョナ研には、できる限り出席したい。