一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

きょう15日は、竜王戦5組・大野八一雄七段×藤倉勇樹四段戦!!

2011-12-15 00:40:55 | 男性棋士
日付変わってきょう15日(木)は、竜王ランキング戦5組・大野八一雄七段×藤倉勇樹四段戦が行われる。
大野七段は先月、苦闘のすえ5組昇級を果たした。感激の余韻も冷めやらぬまま、早くも5組での対局である。
竜王ランキング戦の5組より上は、1回戦が重要である。勝てば昇級(竜王)への希望が継続するが、負けると降級を視野に入れて指さねばならない。まず残留を決めること。竜王戦の1回戦勝利は、順位戦の5勝に匹敵する大勝負なのである。
藤倉四段は甘いマスクのナイスガイで私が応援する棋士のひとりだが、相手が大野七段とあっては、こちらを応援せざるを得ない。
きょう1日、私は東京・将棋会館に思いを馳せる。大野七段には、ぜひとも勝利してほしい。なお、もし勝利を収めても、私のスマホへの、大野七段直々の電話は不要である。大野七段からの勝利の報は、昇級を決めたときのみにいただこう。お楽しみは来年である。
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大野八一雄七段竜王戦5組昇級祝い焼肉大パーティー(中編)・待受

2011-12-15 00:22:21 | プライベート
焼肉屋に入るのにだいぶ難儀したが、それなりの見返りはあって、最後に入った中井広恵女流六段と私は、向かい合わせの席になった。本当は横に座ってくれるのがベストかもしれないが、それではご尊顔を拝めなくなるので、その判断はむずかしい。
さてこの店はW氏が見つけたもの。大野教室から駅までの途中にあり、場所的にも絶好である。店内は狭くもなく広くもない。内装はアッサリしているが、そのぶん、肉の値段が安そうだった。各自の席の配置は以下のとおり。

中井 Ue Kaz
 □  □
一公 大野 Fuj

Kun Is Hon
   □
W R

□は焼台。それぞれが飲み物をオーダーする。私は下戸だが、瓶ビールを1本だけ頼んで、それを大野八一雄七段らと分けることにした。
乾杯の音頭と、昇級の辞を大野七段からいただく。
「今回はこんな祝いの席を設けていただき、ありがとうございます。何度も昇級の一番を落としていたので、このまま上がれないかもと思いましたが、みなさんのお陰で昇級できました。ありがとうございます」
乾杯、となった。
一口飲み、あらためて中井女流六段を見ると、いつもと感じが違う。目がちょっとタレ気味で、三女のMinamiちゃんそっくりである。メイクを変えたわけではないと思うが、何だろう。オーバーの下のブラウスも涼しげで、表は冬到来だが、中井女流六段のまわりは初春のようだった。この数ヶ月、中井女流六段に会うたび思うのだが、中井女流六段はどんどん綺麗になって、どんどん若返っている気がする。
待望の焼肉は、まず牛タンが運ばれてきた。この店はA5ランクの黒毛和牛使用、とのこと。店の案内を鵜呑みにするのは危険だが、たしかに美味そうな肉である。
中井女流六段がトングを使い、肉を焼く。本来ならこれは私の役目なのだが、私はこういう時、何もしない。そもそも女性とふたりで飲みに行くときも、私は自分から店を選んだことはない。私はこういうところで点を稼ぎ損ねる。女性にモテないのも当然なのである。
アツアツの牛タンを、中井女流六段が大野七段と私の取り皿に入れてくれる。きょ、恐縮である。
一口ほおばるとやわらかく、美味だった。これは大野七段のお祝いなのだが、私がいちばんいい思いをしている気がする。
大野七段にあらためてお祝いを述べる。竜王戦の昇級者は毎年20名余で、順位戦の9名と比べて人数が多く、第三者から見るとドラマ性に欠けるうらみがある。それでも大野七段は、この昇級を勝ち取るまで丸1年間、7局も戦ってきたのだ。52歳での昇級も特筆モノで、文字どおり、価値ある昇級といってよい。
その大野七段と私の共通点は、名字と名前に同じ漢字が1字入っている、ということのほかに、「マジメな顔で下ネタを言う」がある。今回はふたりが隣同士の席でもあり、最強の二枚銀、というところだ。極上の下ネタを中井女流六段に披露すると、このふたりバカじゃないのっ!? という顔でコメカミをピクピクさせる中井女流六段がまた、何ともカワイイのだった。
あっちこっちで快活な笑いが起こっている。私もきょうばかりは全てを忘れて、笑う。
中井女流六段がスマホを見ている。きょうは午後8時から、女流最強戦の矢内理絵子女流四段と山口恵梨子女流初段の一戦が行われているのだ。
リアルタイムで中継が行われていればそれを見る。(女流)棋士として当然であろう。きょうはえりこタンのゴキゲン中飛車に、やうたんが左美濃で対抗していた。まあ予想された展開だが、あまりにも予想どおりもどうかと思う。
それにしても中井女流六段が綺麗である。その姿を何とか残せないものだろうか…と思ったら、私にはスマホがあったのだ。
そうだ、これで中井女流六段を撮ろう!!
考えてみれば、このスマホへの初メールも初コールも、中井女流六段だった。初写真も中井女流六段、というのは自然な流れである。
「中井先生、先生をスマホで撮らせてください。そんでそれを待受にしますから」
私が懇願すると、中井女流六段は困惑しながらも、了承してくれた。
といっても撮り方が分からないので、図々しくも中井女流六段に聞く。私のスマホは中井女流六段と同じ機種・同じ色の「中井モデル」だから、こういう時に都合がいい。
中井女流六段に声を掛け、苦闘しながら画面を押す。ああ、カメラ小僧の血が騒ぐ。
と、Kaz氏が
「大沢さん、顔がコワイです」
と言った。バカもん、写真を撮る行為は、撮影者と被写体との闘いなのだ。
知らない間に、4枚ほど撮ったようだ。私は中井女流六段に待受への操作をお願いする。しかし中井女流六段、あまりよく撮れてないと、その4枚をすべて棄ててしまった。な、何をするんだ!?
仕方がないから、撮り直す。あらためてスマホを見つめてもらい、パシャッ。
これが…素晴らしい1枚だった。勝負師とは思えない穏やかな表情で、優しい瞳がまっすぐに私を見つめている。全身からは慈しみのオーラがあふれており、いつまでも観賞していたい、素晴らしいショットだった。
私は思わず大野七段に見せる。
「菩薩のようだねえ」
さすがに七段、うまいことを言う。これなら中井女流六段も文句はないだろう。今度は中井女流六段も納得?したようだった。
中井女流六段が再び、待受画面移行への作業をする。写真を撮らせていただいた上、当人にこんな作業をさせるとは前代未聞。私ほど図々しい中井ファンはほかにいないだろう。
作業が終わり、スマホを見る。いままで殺風景だった初期画面に、中井女流六段の大傑作画像が現れた。
(つづく)
コメント (2)
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