一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

11月25日のLPSA芝浦サロン(後編)・中井広恵、ふくれる

2011-12-04 01:14:56 | LPSA芝浦サロン
「グッ…。今年はしょうがないです。でも来年は、ネ!?」
「……」
しかし中井広恵女流六段は煮え切らない。
「ああ分かった! じゃあ植山先生もいっしょに長崎に行きましょう! それならいいでしょう!?」
どうも面白くないが、中井広恵-植山悦行ラインは鉄壁のようである。
先日中井女流六段が負けた、マイナビ女子オープンの話になる。イヤな予感がする。
「大沢さん、私には懸賞金、懸けてくれないんだもん」
中井女流六段が頬をふくらませる。やっぱり来た。このフレーズは確実に、いままで何回か聞いた。今年の一斉予選対局で、私は何本か懸賞金を懸けたが、中井女流六段のカードは、見て見ぬフリだった。ところが、ほかのLPSA女流棋士のカードにはことごとく懸けたものだから、中井女流六段としては、面白くないのだった。
しかし懸賞金を懸けるのは、どちらが勝つかハラハラするから面白いのであって、常勝の中井女流六段に懸けても面白くない。それに中井女流六段は、十分収入があるではないか。
もっと書けば、私は3年前の本戦で、中井-中村真梨花女流二段戦に4万2千円の懸賞金を懸けているのだ。そこを忘れてもらっては困る。そしてそれに負けてしまった、中井女流六段が悪い。
…と言ったところで、これを読んでいる中井女流六段本人は、納得しないのだろう。
よし、分かった! 今回の「女流最強戦」で、中井女流六段が優勝したら、私(たち)のおごりで、カラオケ&鍋パーティーを開きましょう。
これでいかがだろうか。

料理がどんどん運ばれてくる。現在ダイエット中の、中井女流六段の箸の進み具合を心配したが、ふつうに食事を摂っていたので、安心する。ダイエットは、明日から再開するようだ。
今度は女流名人位戦の話になる。先にも書いたが、中井女流六段は先日の最終戦を落とし、A級から陥落の憂き目を見た。
中井女流六段には夏以降、恋愛相談や将棋合宿など、多方面でお世話になった。だがこのことで中井女流六段の心労が重なり、対局に支障をきたしたのではないかと、私自身、責任を感じていた。
それを質すと、中井女流六段は直ちに否定した。だが、本心は分からない。
もっとも、B級に落ちた中井女流六段だが、おかげ?で夢のカードが実現した。中井女流六段-室谷由紀女流初段戦だ。ああ、中井-室谷戦の観戦記を書きたいと思う。おカネを払ってでも書きたいと思う。それが実現したならば、指し手の解説などは省き、両者の描写のみで、全編を書き上げる自信がある。
やはり席が隣同士だと、ふたりだけの会話が続くものである。今回は、中井女流六段らしからぬ発言もあり、まあ言ってみれば男性棋士全般と中井広恵女流六段自身の違い、というものだったのだが、私だから語ってくれた本音のようにも思え、私にはそれが、うれしかった。
11時30分、名残り惜しいが、お開き。
田町駅まで戻るとFuj氏が、
「きょうは大沢さんに久しぶりに会えたので、うれしかったです」
と言った。何を言ってるのだFuj氏。私は11月20日(日)の大野教室には行かなかったが、その前日は元気に参加して、Fuj氏とも将棋を指したではないか。
Kaz氏といいFuj氏といい、私を慕う人は、本当におかしな人が多い。
中井女流六段、W氏、Kaz氏、Fuj氏、私で京浜東北線に乗る。ここでも楽しい話は続くのだった。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする