一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

A級順位戦最終局の結果

2012-03-03 12:57:59 | 男性棋戦
きのう2日(金)は、得意先の自社ビルの竣工式があり、着慣れぬスーツを着て、出席してきた。
スーツは久しぶりで、考えてみたら去年のマイナビ女子オープンを観戦するときに着用して以来。そのときよりスーツが少しキツくなっていて、自己嫌悪に陥った。
立食パーティーには5名のコンパニオンがついていた。いずれも凄まじい美人で、10年後の室谷由紀、15センチ背が伸びた岩根忍、15年前の山田久美、という感じだった。やっぱり美人はいい。眼福ありがとうございました。

同じくきのうは、A級順位戦最終局が行われた。
もったいぶらずに結果を書いてしまうと、

○羽生善治王位・棋聖(9勝0敗)-●郷田真隆九段(4勝5敗)
○渡辺明竜王・王座(7勝2敗)-●佐藤康光九段(4勝5敗)
●谷川浩司九段(5勝4敗)-○高橋道雄九段(2勝7敗)
●屋敷伸之九段(5勝4敗)-○三浦弘行八段(5勝4敗)
●久保利明棋王・王将(2勝7敗)-○丸山忠久九段(2勝7敗)

だった。
名人挑戦は1局を残して羽生二冠。このハイレベルなメンバーの中、9戦全勝は信じられない。現在所持しているタイトルはふたつだが、羽生二冠は不惑を過ぎて、いまなお棋力が伸びている気がする。これはどういうことなのだろう。
もはや、ほかの棋士とは香一本手合いが違う気がする。
渡辺竜王は7勝2敗で終了。例年なら挑戦争いに絡んでいるのだが、今期は運がなかった。
降級は、ここまで1勝の高橋九段と丸山九段、2勝の久保二冠の三者の争いだった。
まずは高橋九段が谷川九段に勝って意地を見せ、逆キャンセル待ち。この時点で、順位下位の丸山九段が、最終局の勝敗に関係なく降級となった。
そして久保二冠と丸山九段の鬼勝負は丸山九段が勝ち、負けた久保二冠の降級が決定したのだった。
ここで私が昨年6月1日に発表した、挑戦者と降級者の予想を書けば、
挑戦者…丸山九段
降級者…谷川九段、屋敷九段
だった。
名人2期の丸山九段、そろそろ名人の挑戦になるころだ、と挙げたのだが、まさか降級とは…。昨年秋には竜王戦の挑戦者にもなったから調子は悪くなかったはずだが、順位戦には星が集まらなかったようだ。
いまノッテいる棋士のひとりである、久保二冠の降級も意外。このふたりの降級を当てた人はいるのだろうか。
何しろ、郷田九段と佐藤九段がふつうに負け越すのだ。誰が落ちてもおかしくないのが、A級順位戦である。
降級に予想した谷川九段は、早々と勝ち越しを決めた。理事職に忙殺されている谷川九段に二足の草鞋は厳しいと見ていたが、永世名人の底力を見た。
同じく降級のひとりに予想した屋敷九段は、最終局は敗れたものの、早々と勝ち越しを決め、残留を決めた。
A級の中にも1組と2組があり、屋敷九段にA級の家賃は高いと見ていたのだが、おみそれしました、というしかない。
三浦八段は最終局に勝って、来期の3位を確定させた。負ければ6位だったから、これは大きい勝利だった。
なお今年は、NHK-BSプレミアムの夜の放送が、深夜0時から2時までだった。昨年まではもう少し早い時間から放送していたから、今年は短縮された形である。
チャンネルを合わせたときは4局が終了しており、拍子抜けだったのは否めない。
私は「ニコニコ動画」まで観る気はしないので、NHKだけが頼りである。来年は長時間の放送を望みたい。
コメント (2)
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