23日(金)、LPSA芝浦サロンを出た私は、田町から山手線に乗って、駒込で降りた。ジョナサンに入ったのは午後9時20分。ジョナ研が催されて1年半になるが、こんなに遅い入りは初めてだ。
ジョナ研の席に行くと、6人が先着していた。では席の配置とともに紹介する。
壁
Fuj R Kun
Kaz Hon W 一公
Fuj氏とKaz氏は、真剣な顔で対局中。R氏はHon氏相手に、きょう戦った渡部愛ツアー女子プロとの将棋を並べていた。相変わらず、将棋バカ全開である。
Kun氏は愛ちゃんとの将棋を終えるとすぐ駒込に来た。W氏は仕事が立て込んだためハナから芝浦には行かず、直に駒込入りしていた。これはこれで立派な選択である。
みんなすっかり馴染んでいて、私が場違いな感じだ。こりゃオレも駒込に直行すべきだったかと思うが、もう遅い。
私はキャンペーンメニューを頼む。考えてみれば、LPSA駒込サロンや芝浦サロンでは、この時間の食事がふつうだった。
9時40分、Kub氏が来た。Kun氏とR氏の間に座る。Kub氏は芝浦サロンにも顔を出していて、芝浦→駒込のコースはこれで4人になった。
R氏、Hon氏の研究が終わると、今度はKub氏が愛ちゃんとの二枚落ちの将棋を並べ始めた。そのKub氏、通勤中に将棋の勉強をしたいから「iPad」を購入したいらしい。このブログではあまり馴染みのないKub氏、こんなに将棋バカだとは思わなかった。
Kub氏の将棋が終わると、今度はR氏とHon氏が実戦を始めた。対局するのに席料はかからないから当然ともいえるが、席の左半分が沈黙してしまい、異様な感じがする。
残った私たちはジョナ研イベントの日程などを詰めるが、うちひとつは3泊4日を予定しているので、全員の足並みがそろわない。しかしこのイベントだけは実施しないといけない。
R-Hon戦はR氏が勝った。Hon氏はKaz氏に勝つほどの実力者だから、そのHon氏に勝つとはR氏、すごかった。
これでHon氏は退席。Hon氏とはいつかまた語り合おうと思う。
再びKub氏が自分の将棋を並べ、それが終わるとKub氏も退席した。駒込へは交通の便が悪くて来にくい、というKub氏、次に会うのはジョナ研イベントの場になりそうである。
R氏、きょうは将棋会館と芝浦サロンをハシゴしたとのこと。そしてジョナ研である。R氏の将棋熱、ここに極まれり。
Fuj氏とKaz氏の将棋が終わったようだ。どちらが勝ったかは興味がないが、Kaz氏はまだ将棋を指したいようである。請われて私がKaz氏の前に座る。
きょうの私は愛ちゃんといい将棋を指し、まずまずいい気分だったのだが、某氏との2局目に不可解な負け方をして、調子が狂った。江戸の敵を長崎で討ちたいところでもあるのだが、それではジョナ研名物のおしゃべりがなくなってしまう。これってどうなの? というところもある。
振り駒で私の後手。2手目と4手目にかなり迷ったが、ゴキゲン中飛車に構えた。私は基本的に居飛車党なので、ゴキゲン中飛車の採用は、4局目か5局目ぐらいである。
ゴキゲン中飛車は、個人差はあるだろうが、角頭を守らなくてもいいというルーズなところが魅力だと思っている。しかしあまりにもルーズに指しすぎて、作戦負けに陥った。
そのさなか、Kun氏が退席。ひとり、またひとりと散っていくのがジョナ研流である。
横ではR氏とFuj氏が対局を始めている。まだ指すのか。こいつらホントに、バカじゃないの? ひとり残されたW氏は手持ち無沙汰のようだ。
局面、△5二金左が疑問手。5一の飛車が影になったので▲5四歩と伸ばされ、△6三金▲5五銀左△7四歩に▲3五歩と突かれた。これに△同歩は▲同銀△3四歩▲4四銀右で後手つぶれ。しかしほかに指しようもなく、すでに敗勢になっているのに愕然とした。
では数手後の局面を記す。
先手・Kaz氏:1七歩、1九香、2五歩、2九桂、3五歩、4七歩、5五馬、5七金、6七歩、6八銀、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8九桂、9七歩、9九香 持駒:飛、角、歩
後手・一公:1一香、1三歩、2一桂、2三歩、2九竜、3四歩、6一金、6三金、6四歩、7二銀、7四歩、8一桂、8二玉、8三歩、9一香、9三歩 持駒:銀2、桂、歩
(▲5五馬まで)
以下の指し手。△6五桂▲5六金△7三桂▲3一飛△5八銀▲7九金△4七銀不成▲1八角△同竜▲同香△5六銀成▲同馬△2二角▲2一飛成△9九角成▲8八銀△同馬▲同玉△8四香▲3二飛△5一歩▲5二歩 までKaz氏の勝ち。
香車を取らせない▲5五馬引きが味わい深い手だった。私は△6五桂だが堂々と▲5六金と立たれ、▲6五金を防いで△7三桂と跳ねるようではおかしい。
△6五桂では△8六桂と打つ予定だった。しかし▲8六同歩△8七銀▲同玉△6九竜▲7九銀打△7八銀▲同銀△6八竜▲5八歩△7九金▲7七馬の結果は、後手が攻めあぐねている。
本譜、私は△5八銀と迫ったが、冷静に▲7九金とかわされていけない。あとは▲1八角と打たれて、勝負は終わった。
感想戦に入るが、惨敗したこちらは身が入らない。後手のどこが悪かったんだろう、と徐々に遡り、最後は序盤の研究みたいになったので、もう勘弁してくれ、と申し出た。Kaz氏の熱心さには呆れる。
11時半ごろ、Kaz氏が退席。この時間でも私たちは散会しない。ジョナ研は最後の5分間がおもしろいのだ。
私は仕事の悩みを赤裸々に吐露して、みんなに励ましてもらう。しかし私の心は晴れない。
いまの私は、ゆらゆら揺れるバーの上に立っている。いつバランスを崩して転落してもおかしくない状態なのだ。
11時50分、散会。きょうはあっという間に終わってしまった。やっぱりジョナ研は、早いうちに乗りこまなければダメだ。消化不良のジョナ研だった。
ジョナ研の席に行くと、6人が先着していた。では席の配置とともに紹介する。
壁
Fuj R Kun
Kaz Hon W 一公
Fuj氏とKaz氏は、真剣な顔で対局中。R氏はHon氏相手に、きょう戦った渡部愛ツアー女子プロとの将棋を並べていた。相変わらず、将棋バカ全開である。
Kun氏は愛ちゃんとの将棋を終えるとすぐ駒込に来た。W氏は仕事が立て込んだためハナから芝浦には行かず、直に駒込入りしていた。これはこれで立派な選択である。
みんなすっかり馴染んでいて、私が場違いな感じだ。こりゃオレも駒込に直行すべきだったかと思うが、もう遅い。
私はキャンペーンメニューを頼む。考えてみれば、LPSA駒込サロンや芝浦サロンでは、この時間の食事がふつうだった。
9時40分、Kub氏が来た。Kun氏とR氏の間に座る。Kub氏は芝浦サロンにも顔を出していて、芝浦→駒込のコースはこれで4人になった。
R氏、Hon氏の研究が終わると、今度はKub氏が愛ちゃんとの二枚落ちの将棋を並べ始めた。そのKub氏、通勤中に将棋の勉強をしたいから「iPad」を購入したいらしい。このブログではあまり馴染みのないKub氏、こんなに将棋バカだとは思わなかった。
Kub氏の将棋が終わると、今度はR氏とHon氏が実戦を始めた。対局するのに席料はかからないから当然ともいえるが、席の左半分が沈黙してしまい、異様な感じがする。
残った私たちはジョナ研イベントの日程などを詰めるが、うちひとつは3泊4日を予定しているので、全員の足並みがそろわない。しかしこのイベントだけは実施しないといけない。
R-Hon戦はR氏が勝った。Hon氏はKaz氏に勝つほどの実力者だから、そのHon氏に勝つとはR氏、すごかった。
これでHon氏は退席。Hon氏とはいつかまた語り合おうと思う。
再びKub氏が自分の将棋を並べ、それが終わるとKub氏も退席した。駒込へは交通の便が悪くて来にくい、というKub氏、次に会うのはジョナ研イベントの場になりそうである。
R氏、きょうは将棋会館と芝浦サロンをハシゴしたとのこと。そしてジョナ研である。R氏の将棋熱、ここに極まれり。
Fuj氏とKaz氏の将棋が終わったようだ。どちらが勝ったかは興味がないが、Kaz氏はまだ将棋を指したいようである。請われて私がKaz氏の前に座る。
きょうの私は愛ちゃんといい将棋を指し、まずまずいい気分だったのだが、某氏との2局目に不可解な負け方をして、調子が狂った。江戸の敵を長崎で討ちたいところでもあるのだが、それではジョナ研名物のおしゃべりがなくなってしまう。これってどうなの? というところもある。
振り駒で私の後手。2手目と4手目にかなり迷ったが、ゴキゲン中飛車に構えた。私は基本的に居飛車党なので、ゴキゲン中飛車の採用は、4局目か5局目ぐらいである。
ゴキゲン中飛車は、個人差はあるだろうが、角頭を守らなくてもいいというルーズなところが魅力だと思っている。しかしあまりにもルーズに指しすぎて、作戦負けに陥った。
そのさなか、Kun氏が退席。ひとり、またひとりと散っていくのがジョナ研流である。
横ではR氏とFuj氏が対局を始めている。まだ指すのか。こいつらホントに、バカじゃないの? ひとり残されたW氏は手持ち無沙汰のようだ。
局面、△5二金左が疑問手。5一の飛車が影になったので▲5四歩と伸ばされ、△6三金▲5五銀左△7四歩に▲3五歩と突かれた。これに△同歩は▲同銀△3四歩▲4四銀右で後手つぶれ。しかしほかに指しようもなく、すでに敗勢になっているのに愕然とした。
では数手後の局面を記す。
先手・Kaz氏:1七歩、1九香、2五歩、2九桂、3五歩、4七歩、5五馬、5七金、6七歩、6八銀、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8九桂、9七歩、9九香 持駒:飛、角、歩
後手・一公:1一香、1三歩、2一桂、2三歩、2九竜、3四歩、6一金、6三金、6四歩、7二銀、7四歩、8一桂、8二玉、8三歩、9一香、9三歩 持駒:銀2、桂、歩
(▲5五馬まで)
以下の指し手。△6五桂▲5六金△7三桂▲3一飛△5八銀▲7九金△4七銀不成▲1八角△同竜▲同香△5六銀成▲同馬△2二角▲2一飛成△9九角成▲8八銀△同馬▲同玉△8四香▲3二飛△5一歩▲5二歩 までKaz氏の勝ち。
香車を取らせない▲5五馬引きが味わい深い手だった。私は△6五桂だが堂々と▲5六金と立たれ、▲6五金を防いで△7三桂と跳ねるようではおかしい。
△6五桂では△8六桂と打つ予定だった。しかし▲8六同歩△8七銀▲同玉△6九竜▲7九銀打△7八銀▲同銀△6八竜▲5八歩△7九金▲7七馬の結果は、後手が攻めあぐねている。
本譜、私は△5八銀と迫ったが、冷静に▲7九金とかわされていけない。あとは▲1八角と打たれて、勝負は終わった。
感想戦に入るが、惨敗したこちらは身が入らない。後手のどこが悪かったんだろう、と徐々に遡り、最後は序盤の研究みたいになったので、もう勘弁してくれ、と申し出た。Kaz氏の熱心さには呆れる。
11時半ごろ、Kaz氏が退席。この時間でも私たちは散会しない。ジョナ研は最後の5分間がおもしろいのだ。
私は仕事の悩みを赤裸々に吐露して、みんなに励ましてもらう。しかし私の心は晴れない。
いまの私は、ゆらゆら揺れるバーの上に立っている。いつバランスを崩して転落してもおかしくない状態なのだ。
11時50分、散会。きょうはあっという間に終わってしまった。やっぱりジョナ研は、早いうちに乗りこまなければダメだ。消化不良のジョナ研だった。