一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

四たび大野カウンセリング教室に行く

2012-03-19 21:11:19 | プライベート
17日(土)の午後2時半ごろだったか、W氏から電話が入った。きょうは大野教室に来ないの? という問いだ。私は大野教室の常連ではないので、行ったり行かなかったりなのだが、W氏は、きょうはKaz氏も来てるから、と熱心だ。ほう、Kaz氏が参加しているとは珍しい。
現在私は、半ばゴミ屋敷と化した自室の整理中で、前日も午前4時半に就寝したため、ちょっと頭が朦朧としている。しかし友人の誘いは断らないのが私流である。いやメールなら断ったかもしれぬが、電話では断りにくいものである。
とにかく友人の少ない私には、ありがたいお誘いである。いろいろ書いたが、私はよろこんで、行くことにした。といっても出向くのは夜になってから。すなわち今回は「大野カウンセリング教室」である。
同教室は、主宰の大野八一雄先生と食事をともにしながら大いに笑い、大いに語り、ストレスを解消して、あすからの日々を快活に過ごすことを目的とするものである。
雨のなか6時40分ごろに入室すると、何人かの生徒が将棋を指していた。大野先生は将棋の専門家でもあり、カウンセリング教室の前に、将棋教室も開いているのである。
奥の部屋を覗くと、将棋の植山悦行七段が、Kaz氏らに指導対局を行っていた。同教室は5時までなのだが、生徒が熱心なので、毎回延長しているのだ。むろん超過料金はない。
きょう行われた棋王戦第4局は、郷田真隆九段が勝ち、久保利明棋王からタイトルを奪取した。久保棋王、ついに初の「久保九段」になる。憔悴しているW氏を、まともに見られない。
Minamiちゃんが扇子を見せてくれた。中井広恵女流六段の直筆で、「右往左往」としたためられている。「右往左往」は、Minamiちゃんの座右の銘なのだ。
そのあとは、Hon氏-Minamiちゃんの将棋などを観戦しながら、時間の経つのを待つ。
と、7時50分すぎ、対局を終えたKaz氏が退室してしまった。Kaz氏、カウンセリング教室には参加しないようだ。妻帯者は、休日が真の休日にならない。しかし何にしろ、奥さんがいるのは羨ましいことである。

8時すぎ、いよいよ食事に出る。これがカウンセリング教室となる。
参加者は、大野先生、植山七段、W氏、Hon氏、Minamiちゃん、奨励会員M君、Ishi君、私の8人。
Ishi君は初めて見たが、元奨励会員だそう。今回は、彼が某進学高校に受かったので、その報告に訪れたらしい。奨励会を離れても、師匠と弟子の関係は継続する。素晴らしいことである。
彼、Ishi君は将棋より進学の道を採ったわけだが、学業の道に進んでも、将棋はできる。アマ名人やアマ竜王になればプロの公式戦にも出場できるし、そこで活躍すれば、編入試験の道もある。昔と違い奨励会を辞めても、プロへの道は開かれているのだ。
中華料理屋へ入る。4人掛けのテーブル×2で、私のテーブルには大野先生、M君、Ishi君。Ishi君は、3時休みに配られた詰将棋を解き始めた。
食事が終わると、今度は詰将棋集を開いて取り組む。彼は本気で、アマ名人を目指しているようだ。その意気やよし。
ここでM君、Ishi君とはお別れ。私たちはガストへ向かう。
店に入ると、W氏が数枚のスクラッチカードを取りだした。現在ジョナサンではスクラッチキャンペーンを実施中だが、ガストでも同様のキャンペーンを行っているらしい。各人1枚ずつ頂戴し、デザートを頼む。
しばらくすると、
「きょう大沢さんを呼んだのは、合宿とかの日程を決めたかったんだよ」
とW氏がいった。
私たちジョナ研メンバーと大野教室では、春から夏にかけていくつかのイベントを計画している。しかし日程、参加者、一部の宿などが確定しておらず、この先どうなるか分からない。
で、その話を詰めるのかと思いきや、私たちはどうでもいい話で爆笑する。大した内容ではないのだが、なぜか可笑しい。
散会は11時40分ごろ。結局きょうは、イベント関連の話はしなかった。私は何をしに行ったのか分からぬが、大いに笑ったので、健康になった気がした。
駅までのクルマの中でそんなことをいうと、
「笑うと血液が浄化されるっていいますからね」
と大野先生はいった。これぞ大野カウンセリング教室の真髄というべきだろう。
コメント
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