一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第29期女流王位戦予選1回戦の勝敗予想

2017-08-21 00:06:39 | 勝敗予想
第29期女流王位戦の予選1回戦(ぶらさがりの4局を含む)の勝敗予想をする。

1枠
○頼本奈菜女流1級VS●小高佐季子女流3級
○香川愛生女流三段VS●頼本奈菜女流1級
○北尾まどか女流二段VS●島井咲緒里女流二段
○塚田恵梨花女流1級VS●貞升南女流初段
●石高澄恵女流二段VS○渡部愛女流初段

2枠
●武富礼衣女流3級VS○久津知子女流二段
○中村桃子女流初段VS●久津知子女流二段
○高群佐知子女流三段VS●高浜愛子女流2級
●井道千尋女流二段VS○渡辺弥生女流初段
●相川春香女流初段VS○中井広恵女流六段

3枠
●竹俣紅女流初段VS○上川香織女流二段
○室谷由紀女流二段VS●上川香織女流二段
○山田久美女流四段VS●大庭美樹女流初段
○蛸島彰子女流六段VS●野田澤彩乃女流1級
●竹部さゆり女流三段VS○宮宗紫野女流初段

4枠
○石本さくら女流初段VS●藤井奈々女流3級
●室田伊緒女流二段VS○石本さくら女流初段
●カロリーナ・ステチェンスカ女流1級VS○鈴木環那女流二段
●中倉宏美女流二段VS○千葉涼子女流四段
○長沢千和子女流四段VS●山口恵梨子女流二段

5枠
○村田智穂女流二段VS●斎田晴子女流五段
●山口絵美菜女流1級VS○里見咲紀女流初段
○藤田綾女流二段VS●安食総子女流初段
●飯野愛女流1級VS○堀彩乃女流2級

6枠
○清水市代女流六段VS●真田彩子女流二段
●和田あき女流初段VS○上田初美女流三段
○船戸陽子女流二段VS●北村桂香女流初段
●長谷川優貴女流二段VS○中澤沙耶女流初段

予選は持ち時間2時間。これだけあれば相当読める。すなわち上位者と下位者の読みの差異が少なくなる理屈だ。
リーグ入りまで先は長いが、皆様がんばってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死んだ子の歳を数える

2017-08-20 22:01:35 | プライベート
昨日は私が風俗(ヘルス)に行っている夢を見た。
待合室が豪華な旅館の広間で、サラリーマン風の客が何人もいた。
その後私はトイレを所望したのだが、森林のような場所に案内され、これがトイレとは思えず、私は用が足せなかった。

   ◇

死んだ子の歳を数えるようだが、最近後悔していることがある。
かつてのウチの会社の得意先は2社のみ。その比率はほぼ7:3だった。
前者A社がメインだったのだが、ウチで製作している商品は複雑で、いくつものパーツで構成されているものが多かった。しかも納品後の検査も厳しく、言いがかりとしか思えないクレームで、全品回収・再検査という屈辱を味わわされたことが何度もあった。もちろん始末書も書かされた。
対して後者B社は、売り上げは少なかったが、部材が単品で納品できるものが多く、金型も少なくて済んだ。クレームもほとんどなく、仮に不良品があっても口頭注意で終わっていた。
今年1月にオヤジが会社を畳むと言った時、私は技術系がからきしダメだったから、一も二もなく従うしかなかった。
しかし数ヶ月が経って職探しがうまくいかないと、今から会社勤めをするより、ウチでの仕事を一部残して、私ひとりでも会社を継続すればよかったのではないか、と考えるようになった。
具体的にはA社との契約を破棄し、B社の仕事だけで糊口をしのぐのである。売り上げは少なくなるが、私一人だけ食べていければいいのだから、何とかなる。
そもそも今回オヤジには、自分が元気なうちに会社を畳んで、プレス機から何からすべて処分してしまいたい、の思惑があった。それにそもそも、私にプレス機をいじらせたくなかった。こういう仕事で五体満足でいる職人は稀で、指の1本や2本ない人はゴロゴロいる。私にそんなあぶない仕事はさせたくなかったのだ。
だがプレス機の処分は、別に会社を畳まなくても、あらかじめ業者を決めておけばいい。
プレス機のほうは、私は根っからの不器用だから、私がプレス機を動かしたら、いつかは指をやる。事実、数年前に叔父とふたりで金型の取り付けをやっている時、私が金型に指を挟んで、あやうく切断、という事態に陥ったことがあった。こんな事態を見ているから、オヤジが慎重になるのも無理はなかった。
だけど私だって子供じゃないんだから、いざ私だけで金型の取り付けをすることになれば、そこは最大限に注意する。
まあ私の独り立ちにはさらに数年かかるだろうし、A社のみ契約を解除するなど社会的にどうなのかと思う。「オタクは得意先を選り好みするのか」と批判されても反論できない。
だけど私だって食べていかなければならないのだ。就職がむずかしいなら、いままでやっていた仕事を継続したほうが近道ではないか。
だがこれが冒頭に書いた「死んだ子の歳を数える」というやつで、B社の金型は全部返却してしまったから、今さら返してくれとは言えない。それに動力の契約も今月に解除し、機材もすべて撤去してしまった。もう、プレス機は動かない。会社は死んでしまったのだ。

それでも昨夜、この思いをオヤジにぶつけたら、オヤジは血相を変えて怒り、私の主張を一蹴した。
いわく、私ひとりでは金型の取り付けはできない、仮にできたとしてもメンテナンスができない、仮にできたとしてもB社一社だけでは経費もろもろで一人分の給料が出ない、私が指をつぶす可能性を否定できない。そして最後にこう付け加えた。
「オレがホントにお前を一人前にしたかったら、心を鬼にして、頭を張り飛ばして、もっと早くから教育をしていたよ。だけどそこが親の甘さで、できなんだ」
ここまで論破されては、私は黙るしかない。
オヤジを説得するには、私の技術があまりにも未熟だった。それこそ10年前から今日この時が来るのを見越して、もっと勉強しなければならなかったのだ。
あんでるせんのマスターに「10年後の自分を想像しろ」と口を酸っぱくして言われたのに、何も行動しなかった私が悪い。
とにかく徹底的に叩きのめされた一夜だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の北海道旅行2017(8)

2017-08-19 00:05:32 | 旅行記・北海道編
札幌からは再び地下道を通る。リュック脇のペットボトルホルダーには、「ヨーグリーナ」を入れてあるので、いつでも飲める。
15分で大通会場に着いた。氷像はライトアップされており、昼とは違う顔を見せている。やはり色がついたほうがきらびやかだ。
ズルッ!!
移動中、ぬかるみに足を取られ、転びそうになった。
5丁目のトット商店街では、雪のスクリーンに、札幌の街並みの影絵が映し出された。
反対側の台北賓館は、2色でライトアップされている。
忘れないうちに、グッズ売り場で缶バッジ(200円)と雪まつり絵ハガキ(16枚セット500円)を買っておく。迷ったが。絵ハガキは別の店でもう1冊買った。耳鼻科の女先生(もちろん既婚)に差し上げるためだ。まったく、我ながら何をしているんだろう。
7丁目の凱旋門は、フランス国旗の3色でライトアップ。ステージではNatsuki&ブライトが、サッポロゴスペルライブのリハーサルをやっていた。このライブはこのあと午後8時より行われる。
8丁目の奈良・興福寺中金堂はプロジェクションマッピングが行われていた。プロジェクションマッピングはだいぶ定着したが、これは一度プログラミングをしてしまえば、ステージの演者なしに集客が見込める。先の影絵もそうだが、不景気による経費削減において、このシステムは救世主であろう。今後プロジェクションマッピングは、有人イベントの代替としてますます増えると思う。
それにしても喉が渇いた。…あれ? リュックの網にあったヨーグリーナがない!!
あっ、さっきこけそうになった時に、網から飛び出てしまったのか!? まだ一口しか飲んでなかったのに!!
私は今きた道を戻ったが、ヨーグリーナはない。いや仮に見つけたところで、それが私のモノという保証はない。拾う行為は可能だが、飲むのは勇気が要る。
こうなると、猛烈に喉が渇いてきた。しかしここでジュースはバカバカしくて買えないところである。もう少し我慢するしかない。
凱旋門に戻る。8時になって、Natsuki&ブライトのコンサートが始まった。むかしはこの時間に「さよならさっぽろ雪まつり」のコーナーがあり、関係者代表のスピーチやミスさっぽろの引継ぎ式、各丁目の代表者が登場するなど、豪華だった。
それが経費削減のためか消滅し、いまは彼女らのコンサートが雪まつりの締めとなっている。
しかし私は、ヨーグリーナを落としたショックが尾を引いて、ちっともライブを楽しめない。なんでヨーグリーナを一口しか飲まなかったんだ。もっとゴクゴク飲んでおけば…。
そこに自分の将来を重ね合わせると、虚しい気持ちが募ってくる。何だかいろんな種類の後悔が渦巻いて、心ここにあらずだった。
ライブが終わり、最後に「すすきの氷の祭典会場」に向かう。雪まつりは夜も観光タイムなのだ。
氷の祭典といえば、魚を氷に閉じ込める「魚氷」が有名だが、昨年、北九州市のスケートリンクで、リンクに魚を閉じ込めた行為が非人道的とされ、その余波はすすきのも襲った。
でも札幌市民は今年も魚氷の展示に踏み切った。その意気やよしである。
氷像はみんな白でライトアップされているので、いささか単調だ。私はフラッシュなしで撮影しているが、うまく撮れてないと思う。まあ氷像や雪像は、肉眼で見て楽しむのがいちばんだ。
氷の女王(2人)の撮影会があったので、私を入れて撮ってもらう。私は自分が写真に入るのが大嫌いで、旅行写真でも自分のそれは滅多にないが、今回はふらふらと入ってしまった。
撮影後液晶モニターで確認すると、トトロのような巨体をして、ニヤけたハゲの顔があった。だから写真はイヤなのだ。
ちょっと小腹がすいた。すすきの会場の近くに馴染みのそば屋があったのだが、何年か前に移転してしまった。そこを調べていくほど私はヒマではないが、札幌のそばは食べたい。
昨年、中島公園の「福住」で食べたそばも美味かったが、いまからそこに行くのは億劫だ。で、近くに「一心」があったので、入った。
ここは何年か前にオープンしたのだが、なんとなく割高な感じで、いままで入店を躊躇っていたのだ。
店内は簡素な作りで、立ち食いそばっぽくもある。言っちゃあなんだが、小諸そばのほうがよほど雰囲気がある。
ただし値段はしっかりしていて、白そばと黒そばは各600円。ちなみに、あいもりは700円。それで白そばの大盛り(800円)を頼んだ。
そばはもちろん更級で、美味かった。福住よりやや噛みごたえがあるが、そばの香りは高く、のど越しもよく、美味い。800円はちょっと高めだが、出す価値は十分にあると思った。
これにてすすきのを失礼する。今宵の宿は、地下鉄・北24条の近くにある「北海道第一ホテル」(4,000円)である。札幌や千歳付近に拘らなければ、男一人が廉価で泊まれる宿はいくらでもある。
チェックイン後、RadikoでミスDJを聴こうとしたら、区域外で聴けなかった。
そうか、そうだよね…。
翌朝は早いので、早めに就寝した。

翌13日(月)。私は6時前に起きた。今日はもう帰京するだけである。
ホテルから徒歩1分のところにバスターミナルがあり、新千歳空港行きのバスが出ている(約65分、1,030円)。早朝の空港行きで便利なのは、乗り換えなしで空港カウンター前に横づけしてくれるバスである。その意味で、この便の存在は大きかった。
朝6時、私はホテルのロビーでチケットを買い、ターミナルでバスを待った。
これで今年の冬まつり旅行も終わりである。いろいろあったが、楽しかったというべきだろう。また来年もここに来られるよう精進しなければならないが、5月からの職探しは厳しいものになるだろう。
…想像するだに恐ろしい。
(おわり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の北海道旅行2017(7)

2017-08-18 12:32:28 | 旅行記・北海道編
大通会場からは地下道を通って札幌駅に向かう。地下道でも雪まつり関連のイベントが行われているが、じっくり見ている時間がないので、先を急ぐ。
札幌―小樽間はJR北海道で数少ないドル箱路線だから、本数は多い。私は15時58分の区間快速いしかりライナーに乗ることができた。だが列車は満員で、立席を余儀なくされた。
途中、日本海側の荒波を間近に見る。天候が悪い時ほど、公共交通機関のありがたみを感じる。ここを徒歩で行くことを想像すれば、立っていることなど何でもない。
16時35分、南小樽着。ここで下車する。小樽観光は片道でいいので、隣の南小樽で降りるのが正解である。
昨年同様、駅前の急な坂道を降りたが、途中で道を間違えて、ヘンなところに出てしまった。
すぐ軌道修正をして、小樽オルゴール堂の前に出た。大通りはアスファルトがむき出しで、この時期でははじめての経験である。残っている雪もシャーベット状で、もはや異常事態といえる。
小樽運河方面に舵を切る。観光客は大勢いるが、外国人の比率が高い。札幌に近く、シャレた建物、雪、ガラス、洋菓子、グルメ、ワインと、観光要素が詰まっているから当然である。
私も北一硝子などお邪魔したい店舗も多いが、今年はなんだか入る気がしない。お土産を渡す相手もいないのに、店に入ってもしょうがないからだ。今年はそのまま先を行く。
小樽といえば、昨年夕食を摂りに入った食堂が、安くて美味かった。今年もそこに入りたいが、見つからない。私の場合、馴染みの店を見つけると、そこが数年以内につぶれるというジンクスがある。小樽だって例外ではない。
だが辛抱強く歩いたら、その店「万次郎」があった。迷わず入る。
昨年はカツ丼を頼んだが、イカ、サーモン、蒸しウニが載った海鮮丼にも食指が動いた。今年はノータイムでそれとした。
店内は外国人のカップルが多かった。お茶はセルフサービスなので、同じカウンターにいた外国人に身振りで教えてあげる。こういうのを国際交流という。むかしはユースホステルでよくやったが、最近はすっかりその機会がなくなってしまった。
待望の海鮮丼(900円)は、旨いには旨かったが、期待ほどではなかった。ウニにもう少し新鮮味があったらよかったと思うが、蒸しウニだからしょうがないか。
ともあれ満足して、次は小樽運河に直行である。
小樽運河は案の定、多くの観光客でごった返していた。ここは「小樽雪あかりの路」のメイン会場で、運河には200個前後の浮き玉キャンドルが浮いていた。たったこれだけのことで、ただの運河が幻想的に変貌する。
私は撮影するのもままならないが、人の隙間から何枚か撮る。こういう時、撮影に時間を食っている観光客がいるが、ここはスピード第一だ。
歩道にも無数のアイスキャンドルが装飾されている。どこもかしこも撮影スポットで、市民の手作りの賜物だ。小樽雪あかりの人気の秘密、それはこの市民の熱意にある。







小樽駅の途中にある手宮線会場に向かう。手宮線は1880年開業、1962年旅客営業廃止、貨物営業も1985年に廃止された。私はこの翌年小樽に初上陸したが、まだ現役の余韻を残していたものだ。だが廃止から32年、今もイベントの主会場になり、多くの観光客が訪れる。手宮線は幸せな廃線だ。
会場は、今年も多くのアイスキャンドルとオブジェが飾られていた。ここでもそこかしこで記念撮影が行われている。私はひとりさびしくオブジェを撮影するのみ。
昨年に続き、お餅やおイモを焼いてくれている地元民がいる。焼けたものから私たちにくれるのだが、私が受け取ろうとすると、脇から別の手が伸びてそれを持って行ってしまう。
何度か機会はあったが、今年は何ももらえなかった。
雪あかりの路をのんびり歩いていると、今後確実に訪れるであろう苦難の道を、いくらかでも忘れることができた。













大いに満足して、小樽駅に向かう。
途中のアーケード街に、馴染みの蕎麦屋かあったはずなのだが、見当たらなかった。
次の列車は18時30分発の快速エアポート190号だ。私の帰京はあす朝だが、今後会社勤めをしたら今日中に帰京しなければならない。たぶん、このあたりの列車でそのまま新千歳空港まで向かうのだろう。
まだ時間があったので、駅構内を見る。まったく知らなかったが、小樽駅内は綺麗に改装されて、土産物屋やレストランが軒を連ねていた。
エアポート190号には、何とか座ることができた。「ヨーグリーナ」を一口飲む。すっきりした味で、美味かった。
19時02分、札幌着。再び大通会場に向かい、夜の雪まつりの鑑賞である。
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の北海道旅行2017(6)

2017-08-17 12:26:14 | 旅行記・北海道編
札幌資料館に入る。ここでの出展物が毎年楽しみなのだ。
2階に上がると、乞望さんの「ほほえみ地蔵展」があった。今年は二部屋で、昨年もそうだったろうか。作品が増えて、一部屋では足りなくなったのだろう。
乞望さんはいなかったが、しばらく室内を回ったあと、記念にハガキを1枚買う。今年は
「愚痴は心の弱さから 怒りは心の狭さから」
をチョイスしたが、どうか。
今年はレコード鑑賞の部屋がなく、お好みの曲をリクエストできない。まあ最近はミスDJにリクエストしているわけだが、あちらはほとんど希望の曲がかからない。
ゆきみどりさんの部屋があった。ゆきみどりさんは年齢不詳の写真家で、どうやって生活しているのかいまだに分からない。
入室して挨拶。ゆきみどりさんは今年も元気そうだった。対して私は近い将来無職が確定し、頭髪もいちだんとさびしくなった。肥満も徐々に進行しているし、私ばかりが醜く老いている。
今年の室内のレイアウトは落ち着いた感じ。もとより緑の自然をカメラに収めるので、派手さはない。
ここでも記念に1枚ポストカードを買う。400円はちょっと高めだが、これもルーティーンのひとつである。
2階の奥の部屋は、「札幌市小学校こども造形展」。ここは例年学生諸君の作品も展示していたが、一部衣替えをしたようだ。
今年は絵画作品が多く、どれも素晴らしい。ことに本通小学校4年、Ishii Sayuriさんの木版画「八郎」は、小学生とは思えぬ大傑作。しばらく見入ってしまった。
資料館を出ると、大通会場の復路となる。市民の雪像はねこバスや雪ミクなど微笑ましいものが多いが、いかんせん暖冬なので、すでに輪郭がボヤけている。
5丁目の台北賓館ステージではアイドルのミニコンサートをやっていたが、私は先を急ぐ。12時からこの反対側、すなわち「黒柳徹子のトット商店街」大雪像で、陸上自衛隊第11音楽隊コンサートがあるからだ。これも毎年の楽しみである。
コンサートが始まったが、残念。ステージ手前に「トット商店街」の巨大な看板が鎮座していて、ステージがよく見えない。
たとえば花みず木女流オープン戦の解説の大盤は、客の頭で下三段が見えない。それと同じで、ここは客の視線を全然考えていない。自衛隊のコンサートだって演奏姿は重要で、もう少し配慮が欲しかった。
コンサートはいつもながらの見事な演奏だった。



STV広場ではエバラが「じゃがいもキムチ鍋」の試食を行うが、配る前から行列ができていて、私はウンザリである。たとえ無料でも、行列に並ぶロスタイムのほうが大きいので、ここはパスだ。
8丁目のHTB広場に戻る。13時からAKB48・坂口渚沙のミニコンサートがあるのだ。
坂口渚沙が登場し、名曲「会いたかった」でスタート。AKB48入りすると当然ながら、過去の名曲を自分の歌として歌える特典があるわけだ。
ステージは超満員で、写真撮影をしている観光客もいる。ということは撮影可で、これは珍しい。
これは札幌トヨペットプレゼンツ。何曲か歌ったあと、ミニトークとなる。坂口渚沙は旭川市出身ということから、同社のイメージガールをやっているらしかった。
「渚沙のやりたい8(エイト)のこと」で、8つの目標が示された。どうも「8」は坂口渚沙が推しているらしい。8つの中には「さっぽろ雪まつりイベント出演」などいくつか叶ったものもあるが、「トヨタ自動車新車CM出演」は、だいぶハードルが高い。
さらに札幌トヨペットの社長が登場し、会場は妙に盛り上がった。
再び歌の時間になり、女子社員がバックダンサーに加わった。地方都市ならではの演出といえよう。







さて、遅い昼食にする。といっても食事は会場外で摂る。
いろいろ迷っているうちにすすきの会場に着いてしまい、昼の氷像を見た。が、すすきののそれは氷が板状なので、作品が白く見える。夜のライトアップに期待したい。
大通りに市電が走っている。3両連結で、はじめて見た。
別の大通り沿いのビルの2階に寿司屋があり、まだランチタイム可のようだったので、入ってみた。
大将は若く、ホール係に女性もいたが、奥さんだろうか。どこの料理屋でも、夫婦で経営している店は旨い。
ランチにぎりは10カンと15カンがあったが、奮発して15カン(1,500円)を頼む。私としては大出費の部類に入るが(そういえば昨年も札幌の昼はにぎり寿司・1,404円だった)、たまの贅沢はいいだろう。
にぎりはカキ、イクラ、ウニ、甘えび、サーモン、とびっこなど15カンにみそ汁、茶碗蒸し、お新香が付いた。味はもちろん旨く、大満足である。
この店も再訪したいが、来年、私に北海道を訪れる気力が残っているだろうか。
再び大通会場に戻る。初音ミクと赤十字がコラボして、初音ミクのクリアファイルを販売している。午前中に見たブースとは別の店である。
全8種類だが2種類は売り切れていたので、残りの6種類を全部買った。〆て1,200円は安い買い物だろう。
4丁目ではTIGERの試食会をやっていた。マツコ・デラックスがCMでやっている羽釜の炊飯器である。今回は白米を炊いて味見、というわけだ。
列をなしてはいたが、流れがスムーズなので、最後尾につく。ちなみに今日はここまで、青汁3回、コーヒー1回の配給を賜っている。今回初の固形物だ。
白米は一口だったが、甘くて美味い! しかも半分冷めていたのにこの美味さ。驚いた。
釜もいいのだろうが、相当いいお米を使っていたと思う。
さっぽろテレビ塔方面に向かう。2丁目は道新氷の広場。大氷像は「ホエール・ホーム」。小学生の考案によるクジラ型の家らしい。
サントリーの天然水「ヨーグリーナ」を配っていたので、いただく。これはペットボトルの市販品だから、お値打ちだ。あとで喉をうるおそうと思う。
1丁目はJ:COMひろばで、スケートリンクが今年も設えられている。男ひとりでは絶対に入らないところだ。
ミニステージでは3時から、北海道日本ハムファイターズのキャンプ中継。チーム専属と思しきチアリーダー5人に、元日ハムの岩本勉が出演していた。しかしチアは真冬仕様の重装備で、ちょっと残念だった。
さて、ここでまたちょっと移動したい。向かうはもちろん、小樽である。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする