殆どの石は花崗岩である。左中央に欠けてしまった石があるのがお判りであろう。
ご存知のように花崗岩は水に弱くもろい性質がある。それを組んでの石室造りにはそれなりの計算(考え、経験則)がなければもたないのである。
昨日川崎町埋蔵文化担当者にお会いして驚くような話が聞けたのである。古代人は我々の創造を遥かに超えていると言って良いのである。我々は重機を利用してこの規模の古墳を築造するのは容易い。ところが古代人は手と足と頭を同時に使っていたのである。機械等無い時代にどのようにして石組みを築き上げていくのか、機械とは言わないまでも素晴しい道具を作り出す。そこに経験則が活かされて来たのであろう。必要は発明の母である。
面白い話(私には)で長くなるから又明日。