表面の殆どが芝で覆われていた。側溝も真新しい蓋が取り付けられているのがお判りになると思う。修復事業は8割がたの進捗状況であろう。
珍しく我々以外に見学者が訪れているのかと思いきや川崎町関係者の3人であった。
我々は今回で4週目である。
まだまだ芝貼りは続いている。駐車場を囲む法面もまだ貼られていない。
これから看板、説明板、開口部前門扉に取り掛かるのである。
写真を撮っている私を指して紹介しようとしておられるのはここの修復作業を請け負った建設会社の社長、背中を見せるのは川崎町埋蔵文化課の担当者である。
面白いことにこの公共事業の請負は入札ではなく「くじ引き」だ。しかも「くじ引き」に参加した業者は二社だったということだ。「くじ」を引き当てたのはこの社長である。我々がこうして気持ちよく訪れることが出来るのは社長の「強運」の御蔭である。あー、有難い有難い。又別の遺跡修復事業があるときはその「強運」に期待する。「当ててくれよー」