看板を立てるための土台を造っている。その様子を少し遠巻きながらも母が見つめている。
ところが未だに看板が出来上がらないのだそうな。こちらでは準備万端整えているにも関わらずだ。この日は天気が良かったのだが明日からは天気が崩れ大雨になる予想なのである。(それは当ってしまったが)その次の日も天候が崩れ雪になるとの予想であった。(それも当ってしまった)と言うことは看板の取り付け、説明板の取り付けも3日後以降になる。
田舎の町の小さな古墳の修復作業は殆ど終わりに近づいた。修復には3ヶ月くらいかかっておりその後半の進捗状況を報せることが出来た。読者諸氏のなかからこの古墳の姿に興味を惹かれて訪れる方が一人でも出てきてもらえば嬉しく思う。それは私だけでなく作業に従事した方々、川崎町の関係者の方々もそうだろうと思う。
この丘陵にはまだ眠っている古墳が多々あるそうだ。我々も此処に通って一つを確認した。町に臨むことはここを発掘し、古墳公園として後世に遺し、新たな文化発祥の地として世間に知らしめ昔の悪いイメージを払拭してもらいたいと望むのである。