
本来、おはらい町通りを通って、お伊勢参りに行くべきなのだが、お参りをしてから、おはらい町通りを訪れた。たぶん、初めてだ。

岩戸屋さん。天の岩戸で知られる天細女命(お多福)のお面が目印。

このあたりには、古い商家が多く残されている。

すし久さんは、老舗中の老舗。伊勢神宮の古材をリサイクルして建てられたという。

名物のてこね寿司は、郷土料理。漁師が、あらかじめ寿司飯を用意し、とれた魚を醤油に漬けて、手でこねて食べたのが始まりとういう。

その近くに、あの赤福の本店があった。事件当時はたいへんだったろうが、人気は、変わらない。あのお菓子の表面の筋は、五十鈴川の流れを表現したものだという。

その向かい側の一角が、おかげ横丁だ。こちらは、新しくできたエリアだが、建物は、古い建築を移築してきている。いい感じだ。

突き当りに見えるのは、たぶんおかげ座。当時のおはらい町通りの様子が再現されているという。

ふくすけさんの瓦。”伊勢にゆきたい”の文字が見える

キャンドルショップの”灯りの店”の軒先には、〒のマーク。郵便局を移築したのだろう。
厳粛な、お伊勢参りの前後に一服できるすばらしい空間だった