今日は、ゴルフと、飲み会のダブルヘッダーだったが、両方とも楽しめた。ゴルフの方は、猛暑の対処療法にも慣れてきたし。飲み会は、(相当)昔の仲間に再会できたし。
『ウルトラマンになった男』は、ウルトラマンの着ぐるみをかぶった古谷氏の本だ。
だれが、ウルトラマンの着ぐるみをかぶったかと聞かれて、応えられる人は少ないと思うが、古谷敏氏は、TVの何の番組に活躍したでしょう?と聞かれれば、我々世代は、ウルトラマンと答えられる人が多いのではないか。
それだけ、番組の冒頭の切り絵風タイトルバックは鮮明だったし、そこで表れる古谷敏氏の名前は、しっかりと、我々の脳にインプットされているはずだ。
その古谷氏が、ちょっと前になるが、自伝を出している。
古谷氏し書けない紆余曲折の人生が描かれている。
ウルトラセブンで活躍していた隊員と、ウルトラマンの着ぐるみの中にいた人が一緒だったなど知らなかったし、その後、プロダクション経営をされて....などの話は、全く知らなかった。
本書の一番のポイントは、俳優志望の古谷氏が、顔の出ないウルトラマンの着ぐるみに抜擢された時のことだろう。
その気持ちの葛藤は、想像しても、しきれない。彼も、相当悩んだという。出演するだけでも、相当なやんだろう。ましてや、顔の出ない着ぐるみだ。
でも、彼は、受けることを決断し、ただやるだけではなく、徹底的に練習して、収録に臨んだ。
だから、ウルトラマンはブームになったし、我々の脳裏に、深く刻み込まれることになった。
もし、ふにゃふにゃウルトラマンだったら、すぐにそっぽを向かれていたろう。
古谷さんありがとう。そして、これからもお幸せに。