
今日は、日本橋の三井記念美術館で開催されている『奈良の古寺と仏像』展に行ってきた。この暑い中だが、結構人は出ていた。でも、じっくり見ることは可能なので、ご心配なく。
本展覧会は、平城遷都1300年祭を機に、奈良の古寺を紹介し、その仏像、仏具を展示する企画だ。それに加えて、奈良の古寺を愛し、多くの歌を残した会津八一さんの歌や、書が展示されている。
奈良のお寺には相当行ったが、仏像は、拝めるとは限らない。しかもお堂の暗いところだと、なかなかよく見えなかったりもする。また、博物館に納められたものも、散り散りになってしまったりする。
この展覧会は、その仏像、仏具を、奈良の古寺という切り口で、集め、展示している。
国宝三点の内、室生寺の御釈迦様は、なかなかこんなに真近では見られない。すごい量感だった。
通常公開されていない仏像も多く、特に、法隆寺、東大寺、西大寺のものは、印象深かった。
東大寺の、五劫思惟阿弥陀如来像は、そのアフロヘアーで有名だが、今回初めて見た。予想以上の迫力(頭)だった。
西大寺のものは、今はない五重塔の中に納められていたと伝えられる四体。様々な博物館に納められているが、今回、一同に会した。
都心からも近いし、奈良に行く時間のない諸氏には、最適の展示会ではなかろうか。
会津八一さんの詩歌も、わかりやすいものが多く、氏が、奈良を愛する気持ちがよく表われていた。

帰りに、日本橋で、人だかりがしていた。デモかなと思ったら、日本橋を洗う催しのようだ。みんなで、ゴシゴシやっている。
帰ってから、ニュースで見たら、今の日本橋が造られて、99年目?の行事だったらしい。百年目は、どうするのか?

消防車も、放水で応援。でもこれは、霧吹きマシンのようだ。これも火消しの道具なのか?それとも、熱中症対策なのか?
サンダーバードにでも出てきそうな優れ物だった。