かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ぶらりインドその23 ルンビニー

2011年09月23日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
alien今日は、台風でぐちゃぐちゃになってしまった庭を基に戻そうと奮闘したが、道半ばに終わった。連休中に、格好つけられるかな?



涅槃に入ったクシナガラから、80年遡って、ブッダが誕生されたルンビニーに行った。
正直、苦労した。
元々ネパールの中でも、ルンビニーのある地区は、マオイストの強い地域とされ、入国しようとした当日も、マオイストの指導で、イミグレのストが行われていた。
商用以外はOKとされていたが、乗っていた車が商用とされかかり、なかなか入国できなかった。
結局、入国はできたが、その日は、危ないからということで、ホテルでごろごろしただけで、翌日、ストが明けてから、ネパール内をうろちょろした。
ルンビニーには、早朝訪れた。言わずもがなだが、お釈迦様が生まれたところ。
お母様の摩耶夫人が、カピラ城から、出産のため、実家に戻る途中のルンビニーで、サーラ樹に手をかけたところ、右脇からお釈迦様は、誕生されたという。
朝早かったせいか、訪れる人も少なく、聖地にふさわしい落ち着いた佇まいだった。
アジア各国から、瞑想のため訪れている人はいたが、日本人は、私だけだった。
そういえば、ブッダガヤ以降、タージマハールまで、日本人には、全く出会わなかった。

丹下健三さんが、この公園のデザインをしたそうだ。
昔の写真を見ると、遺跡がむき出しになっている。



摩耶堂。
中は、建物の基盤の跡で、その上にお堂が建てられている。
中には、お釈迦様が生まれたところとされるところが特定されており、ルンビニーで、一番神聖な場所となっている。
その脇に、お釈迦様が生まれた様子を刻んだレリーフがあるが、イスラム教徒によってか、顔が削られている。



アショカ王の石柱。この石柱が見つかったことで、この地がブッダの誕生地であることが特定され、もっと言えば、ブッダの存在が、史実であったことが確認されたのだ。
この石柱が見つかるまで、ブッダが実在したかどいうかは、論争になっていたという。

hanadiところで、今朝の大手新聞に、中国が(政府がどの程度からんでいるかは不明だが)、ラサから、カトマンズ経由で、ルンビニまで鉄道を通すことを計画しているという記事が載った。
嘘とは思うが、本当だったら言語道断である。
仏教を弾圧し、チベット人を弾圧し、ダライラマさんを亡命させ、そのまま放置し続ける中国が、何故、仏教の聖地である、ネパール領のルンビニーに、鉄道を通す理屈があるのか?
ネパールにも、中国から亡命したチベット人がたくさん住んでいる。
ネパールへの影響度を増し、インドに対してプレッシャーを与えるための謀略だろうが。
コメント
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