かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アンコール再々訪の旅その4 アンコールトム バイヨン寺院②&パプーオン

2013年01月21日 | Cambodia・Myanmar・Laos


第一回廊のレリーフを見た後、第二回廊のレリーフは、パスして、寺院の上に登った。とにかくすごい人。



デバター達も、しっかり残っている。



人間味が感じられる像だ。



四面仏が無数にある。観音菩薩という。



四面仏を下から、見上げたところ。



四面仏の仏塔が、林立している。



クメールの微笑みと呼ばれる仏頭。



修復不能な部分は、瓦礫として放置されている。
修復前は、みなこうだったというが、そこまでひどくはなかたろう?



可愛らしいアプサラのレリーフも、そこかしこに。



回廊も崩壊が進んでいる。



バイヨン寺院近くで、象に乗って観光する人々。私も乗ったことがあるが、高くで、揺れるので、ちょっと怖い。



スターフルーツ。南国の果物で、唯一おいしいと思ったことがない果物だが、ガイドさんもうまくないと言っていたので、みんなそう思っているらしい。
私は、酸っぱすぎると思う。



パプーオン寺院。かつて二回訪れたが、いずれも、フランスチームによる修復工事中で、見ることはできなかった。だから、本寺院は、今回初めて。
立派な寺院だ。
頂部は、当初の姿がわからず、修復されなかったという。
規模の大きさは、ボロブドールを思い起こさせる。
アンコールの地は、トンレサップ湖に向かって、土地が傾いており、崩壊が進む一因になっているとのガイドさんの話。



この空中参道は、200mもある。



参道と、寺院と、池。絵になるではないか。
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私の日本古代史(上)

2013年01月20日 | Books
sun今日は、すばらしい天気。久しぶりのゴルフだった。
生まれて初めて、メンバーになっているクラブの月例会というものに出た。
月例会だと、ルールに厳格なので、完全ホールアウトしなくてはならないし、ハザードに入った時の処理も、慎重に行わなければならないが、ルール本を勉強しておいたこともあり、無難に乗り切った。
前半は、驚異的に調子がよく、このままだと初出場初優勝してしまいそうな勢いだったが、後半、絶不調で、結局何の変哲もないスコアになった。
これから、月例会にもなるべく参加して、ゴルフライフも充実したものにしたいものだ。



昨年末、上田さんの古代史論全2巻が出た。
上田さんの本は、結構読んだが、集大成ということで、早速GET。

まだ上巻しか読了してないが、期待に違わぬしっかりしたバランスのとれた内容になっている。
初級者から、上級者まで、日本の古代史に興味のある人には、幅広く楽しめる内容になっているのではないか。

上巻は、縄文から、倭の五王まで。

そもそも倭とは何かというところから議論があるのだが、主な説を上げつつ、上田さんの考えを、述べる。
”倭”は、汚穢の人を指すという説もあるが、上田さんは、後漢の許慎の「説文解字」にある”順皃、人に従い、委の声”と考えるのが妥当と考える。蔑んだ意味ではないと。
当時、韓国と日本の境界は定かではなかったようだ。

昨年7月、大雨で行けなかった高千穂に、九士布流という名があったが、明らかに朝鮮語からきているという。百済王朝の最後の都は、ソフリ(所夫里)であり、朝鮮語の今のソウルと関連する。

本書を読んで改めて感じるのは、日本古代史を研究する時は、”環日本海的視点からの考察”が有効だということ。
そうすると、北九州、出雲、敦賀、能登などが表玄関で、海路を通じて、吉備、河内、大和に、その流れがつながってくる。日本中心的な考察だと、なかなかわかりにくい。
もう一つ、上田さんの長いキャリアの中で、上田さんの説が、新たな発見により実証されていっているということ。
当たった例だけ挙げているのでなければ、そのヒット率は、見事である。
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アンコール再々訪の旅その3 アンコールトム バイヨン寺院①

2013年01月19日 | Cambodia・Myanmar・Laos


アンコールトムの中心にあるのは、バイヨン寺院。遠くからは、四面仏で覆い尽くされた小山のように見える。



バイヨン寺院は、四面仏もすごいが、そのレリーフはもっとすごい。



彫りは、アンコールワットのものより深く、当時の戦争や、生活の様子がわかって面白い。



渋滞で、時間がかかったため、今回は、戦争のレリーフの部分のみ、観光。



象も登場し、すごい迫力だ。



三層に渡って、戦争の様子が描かれる。



服装や、髪型によって、民族がわかるという。右から攻めるのが、クメール軍で、左から攻めるのが、チャンパ軍。



もちろん主役は、クメール軍で、チャンパ(今のべトナム中部にあった)と戦う様子が
延々と、迫力いっぱいに描かれる。チャンパ軍には、中国風の人もいる。
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オリエントの美術

2013年01月18日 | Culture・Arts



今日は、オリエントの美術展を見に、久しぶりに、出光美術館に行った。
出光美術館と言えば、国宝を含む日本関係の所蔵が中心と思っていたが、何と、数千点のオリエント関連の所蔵があるのだそうだ。

たまたま学芸員の方の説明時間に遭遇し、貴重な話を聞きながら、見ることができた。お客も少なく、20人ぐらいで、本展覧会を企画した人の話を聞きながら、見れるのだから、最高のシチュエーションである。

展示物は、1979年に三鷹に中近東文化センターで常時公開されているそうだが、出光では、34年振りの公開になるそうだ。
展示は、3つに分かれている。文明の誕生(エジプト&メソポタミア)、ローマ時代のガラス、イスラムの美術の3つ。

興味深い作品が並んでおり、学芸員の方の説明で、味わいも2倍。たとえば、アッシリア(今のイラク)で発掘された象牙製品が展示されている。イギリスのマックス・マロワンさんが発掘したものだが、何とのその奥さんは、アガサクリスティで、いっしょに発掘していたのだそうだ。
アガサクリスティは、発掘品をクリーニングして、自分の化粧用クリームで、艶出しをしたいたという。

ガラスの美では、正倉院御物にもあるカットガラスが展示される。表面は、劣化しているが、デザインは、日本で見られるものとまったくいっしょである。
ガラスは、元々透明でなかった話や、最初は、型に塗りつけるように作っていたのが、吹きガラスの工法が発明され、効率的にガラス製品が作れるようになった話や、銀化の話や、興味深い話が続く。

ラスター彩陶器は、輝くような色を放つ陶器だが、イランでは、既に製法は失われ、もっとも精巧なラスター彩は、日本の名工が再現しているのだという。

等々、すばらしい逸品が並んでいるので、オリエントの文化に興味のある人にお勧めしたい。

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アンコール再々訪の旅その2 アンコールトム 南大門

2013年01月17日 | Cambodia・Myanmar・Laos



いよいよ、アンコール再々訪の旅開始。
まずは、アンコール絶頂期の王都であった、アンコールトムへ向かう。
途中、イオンの植樹した公園があった。ジャスコがカンボジアにあるのかな?



遺跡見学パスポートを購入。3日間で、40ドル。10年前と変わらない。
ただ、10年前のパスポートは、持参の写真でパウチッコだったが、今は、アメリカのイミグレーションのようなカメラがあって、次々と顔写真付きのパスポートが印刷される。
このパスポートは、遺跡のポイント毎にチェックされるので、ホールダーに入れて、首からぶら下げておくと、便利。
朝のラッシュアワーで、すごい人。



最初に向かったのが、アンコールの中心だった、アンコールトム。
南大門から入る。
町は、城壁で囲まれているが、5つの門がある。
入口の道路の両脇には、阿修羅(悪魔)と、神々が、ナーガの胴で綱引きをしている像がある。



南大門の上には、四面仏。下には、象の像がある。
今でも、中型バスが通れる巨大な門だが、かつて、象が通れるように、大きな門が作られた。
流石に大渋滞で、歩いて入場。



門を下から見上げてところ。アーチといっても、徐々に石をせり出して作ったアーチであり、大きなアーチは、技術的に作れない。



門を、アンコールトムの中側から見たところ。外側から見た姿と変わらない。

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