かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ご開帳

2021年09月20日 | Yokohama ( Japan )
今日は、素晴らしい天気の1日だった。



お彼岸の初日。
近所のお寺(父の代からの菩提寺なのだが)の観音堂の改修記念の、ご開帳があった。
お墓参りの後、お参りしてきた。

いちも拝める本堂の阿弥陀様は、平安時代の源信の作とされるが、室町時代に記録が焼失し、よくはわからない。
水田の中から出現したとされ、確かに御姿は、典型的な平安仏。

お寺の方は、江戸時代に再興され、関東大震災後再建されたのが、現在の本堂。



観音堂も、大震災の後、再建されたが、一昨年の台風で、痛みが激しく、大改修され、今回、お披露目になった。
中の聖観音様は、秘仏で、普段は、江戸時代作の御前立しか拝めないが、扉は、いつも閉じられている。
今回は、43年間、厨子に収まっていた聖観音様のご開帳。
木造ので、黒ずんでいるため、よく表情は見えなかったが、ひじょうに整った端正な印象を受けた。
欄間などは、大正時代の再建時のものがそのまま使われており、再建当時の気合の入れようがうかがえる。
この聖観音像も平安時代後期の春日作と伝えられ、享保年間に、知恩院から賜った由緒のあるものという。

近所に、このような歴史のあるお寺があるということは、誇らしいことだ。
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U2 サイン

2021年09月19日 | The Beatles
今日は、台風明けのゴルフ。
風は強かったが、いい天気で、前半好調だったが、後半崩れた。



U2のサインをゲット。

本当に、コロナ寸前の来日ツアーは凄かったが、本サインは、その前、2018年5月16日の
カリフォニアのInglewood のThe Forumのコンサートの際になされたもの。
とにかく、ツアーでは、最高レベルの動員数を誇るU2。
なかなかサインをゲットするのは難しい。
当日は、豪華、ギターピックセットなどが配られ、サービス精神満点の4人だ。

フルメンバーではないが、左のブルーが、The Edge、右のシルバーがBonoのもの。

さらっとされているが、きれいな逸品。
お宝が、増えた。
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狭間美帆さん

2021年09月18日 | Music



今日は、美術館2つ巡ってから、ブルーノートの予定だったが、予定外の台風接近。
美術館一つは、閉幕寸前で、やむなくキャンセル。
もう一つは、約1週間延期。
夜のブルーノートだけ、決行。
時間指定の入場券は、やはり、面倒。

夜(2nd)のブルーノートは、狭間美帆さん。
大西さんのコンサートで、ゲスト出演された時に一度見たが、狭間さんメインのコンサートは、初めて。
全4公演、soldout。

弦楽器、管楽器、リズムセクションの、計14人のユニットだが、強者揃い。
狭間さんは、指揮とMC。
席が、脇の方だったので、狭間さんの表情が良く見えた。
弦楽器部隊と、ピアノが背中から。
シリアスな時と、朗らかに見える時と、極端。

昨年キャンセルになった東京ジャズ・フェスでは、ハービー・ハンコックの、前に演奏予定だったとのこと。
さぞ無念?
2018年のアルバムが、グラミー候補になって、昨年、受賞会場で、生ビリー・アイリッシュ。
ミーハーだったのか。

曲は、これまでの本メンバーの3枚のアルバムからの、オリジナルが中心だったが、ハービーの処女航海から3曲メドレーと、アンコールで、今年の東京オリンピックに因んで、ロスオリンピックの曲をフィーチャーした2曲が、本ステージ用か。
金沢、大阪と回って来たそうだ。

どうやって、こういうアレンジの発想ができるのか、不思議なぐらいだ。
様々な楽器が絡み合い、メロディが変調していく。
全体で、挑戦的なところと、各ミュージシャンが挑戦的なところが、交錯。
メリハリも効いていて、リズムも変幻自在。
各演奏者の、見せ場も、しっかり。
大した座長さんだ?
今は、デンマーク中心の生活かと思ったが。



エントランスのディスプレイも増えたような気がした。
ストリーミングの宣伝が多い。
足を運ばなくても、楽しめる時代には、なった。
狭間さんの明日のセカンドセットも、ストリーミング配信される。



完璧な演奏を、楽しめた。



ちょうど、新作アルバムが、今日(1stと、2ndの間)届いたとのこと。
もしかすると、日本で、私が、一番最初にゲット(サイン色紙ねらい)したかもしれない。
AMAZONによると、公式には、9/30発売。
演奏は、今日のメンバーではなく、デンマーク・ラジオ・ビッグバンド。
腕は、どうなのかわからないのだが、全て、狭間さんのオリジナル。



帰りの渋谷駅。
湘南新宿ラインからも、相鉄乗り入れてたんだ。
小杉から西谷?
頭、大混乱?

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コロナ禍の世界

2021年09月17日 | Topics

今日は、池上さんの講演を、リモートだが、お聞きする機会があった。
何度か、講演会に足を運んでもいるが、いつも話が上手なので、感心する。
ジャーナリストの取材力、情報収集力が、講演に、有機的に反映されている。

今日は、コロナの話だったが、これまで、感染症が、世界史に大きな影響を与えてきたことに驚いた。
このような切り口での世界史の話をお聞きしたのは初めて(どこかの本の題名で見たことがあるような気もするが)。

まずは、今のコロナ拡大により、近未来が、今になったお話で、デジタル化や、リモートオフィスなど、対応しようとしていたが、できていなかったことが、急に必要に迫られ、できてしまった話。
もちろん、一部は、今後揺り戻しもあるだろうが、そのまま進展する分野も多いだろう。

そして、世界史に与えた感染症の話。

日本の古代史でいえば、たぶん中国から来たと思われる天然痘が、奈良時代に大流行し、聖武天皇が、それを抑えるため、大仏を建てて、お祈りしたという話。
これは、シルクロードが、感染症を広めた好例になる。

江戸末期から、明治初頭に流行ったコレラも、ペリー一行が運んできたコレラ菌によるものと考えられている。
当時の米日航路は、ヨーロッパ、アフリカ、アジア経由だったというから、それこそいろんな病原菌が運ばれて来たことだろう。

実は、ヨーロッパで大流行したペストも、最近の調査で(遺体が、火葬されなかったため、当時のペスト菌の源流を探れる)、雲南省がオリジンであることがわかったのだという。
これもシルクロードを通って、中国の物品と共に、ネズミが運ばれてしまった結果。

そして、このペストの大流行により、それに対し、何の力も発揮できなかった教会の力が失墜。
今の生を大事にするルネサンスの世界へ。
宗教界においても、プロテスタントが生まれ、誰もが、聖書を読める世界が訪れた。
聖書が読めるようになると、純粋な宗教心が育ち、ピューリタンと呼ばれる人たちが、ペストが流行するヨーロッパを逃れ、アメリカ大陸へ渡ることになる。

アメリカの原住民たちは、免疫がないため、次々とペストにかかり亡くなってしまった。
アメリカに渡った清教徒(ピューリタン)たちは、これは、(聖書にある)神が我々に土地を与えてくれたものと勘違いし、どんどん原住民を駆逐し、勢力範囲を広げることになる。
これが、福音書を信ずる福音派で、トランプの根強い支持層になる。
アメリカの基本的な精神に今も根付いている。

一方、中南米に進出したスペインも同様で、絶対的多数の原住民の間で、スペイン軍が持ち込んだ感染症が大流行し、スペインが支配する地域になった。

20世紀初頭のスペイン風邪も同様で、第一次世界大戦中、スペイン風邪が大流行し、両軍とも、戦力を喪失し、戦争終結。
ただし、両軍とも、その感染情報を秘匿。当時、中立国であったスペインのみが、この風邪の情報がオープンになっていたため、スペイン風邪と呼ばれるようになってしまった。
そのため、今は、感染症が発生した場合も、地域名は使わないことになっている。

敗れたドイツに対し、フランスが、過度な賠償を請求し、アメリカが止めようとしたが、ウィルソン大統領が、スペイン風邪に唐黷トいる間に、この賠償が決まり、ナチスの台頭を招き、第二次世界大戦が始まってしまう。

こう見ていくと、世界史の重要な部分は、ほとんどが感染症が引き金になっている。

シェークスピアが描いた世界にも、感染症が影響しており、当時、感染症で劇場がバタバタとクローズ。その間、シェークスピアは、こもって演劇作成に集中して取り組んだという。
ニュートンも、その間都会から逃れ、田舎で、リンゴの実が落ちるのを見て、万有引力の法則を発見。

これらの事例から、池上さんは、今の時期を創造的休暇の時期と、ポジティブに捉えたらどうかと提言する。

知的好奇心が満たされると同時に、現実の生き方を考えさせられる、有意義な講演だった。



先日紹介のアップル・ネックレスのデコレーション完了!

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ザ・ビートルズ A TO Z

2021年09月16日 | The Beatles

今日は、晴れたり曇ったり。
年に二度の庭木の伐採をやったが、毎度毎度たいへん。
でも、近所からの目隠しにもなってるし。
また、週末天気悪そう。
困った。



本書は、原書を持っていたのだが、読み始める前に、翻訳本が出たので、迷わずゲット。

2018年に、コンサートに行き、サインをいただくことができたPeter Asherさんによる、ビートルズ本。
本ツアーの件は、日本版序文でも触れられている。
ポールの許嫁?のお兄さんで、同居までしていたPeterさんの本で、期待して読んだが、期待通りの内容だった。

まずは、元同居者ならではの、インサイダー情報いっぱい。
既に、有名な話もあるし、初めて聞いた話もある。
ビートルズの名曲を、デモすらできる前に聞いた経験談は、彼しかできないものだ。

その後の芸術活動もすごい。
例えば、ジョンとヨーコが出会うきっかけになったヨーコのインディカギャラリーでの個展を企画したのも彼。
その後も、様々なプロデューサー業で成果を上げた。
ダーティマックが出たロックンロールサーカスの撮影現場にもいて、極めて退屈な時間だったという証言も面白い。

音楽家としても、ポールのおかげもあるが、大スターだったし、母がオーボエの先生ということで、音楽の知識も深い。
母は、ジョージマーテインのオーボエの先生だったという話は、初めて知った。
ジョンの魂のMotherの冒頭の鐘の音は、日本の梵鐘の音と思っていたが、教会の音をスロー再生したものという。
楽器の使い方、リズムの理論、ハーモニーの理論等、作り手側からのコメントも面白い。
昨年亡くなったフィルスペクターの実像についての話も興味深い。

ビートルズの最初のアルバムの写真が撮影されたEMIビルが取り壊されたとあるが、リノベだと思っていたのだが、真実は?

極めて多くの情報満載で、一つ一つ確認できたら、面白いだろう。
書きぶりも(翻訳のおかげかもしれないが)、フレンドリーで、ビートルズファンは、マストではないか。

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